2022年はEV(電気自動車)の年! 「今年の1台」は日産 サクラ/三菱 eKクロス EVに、輸入車ではヒョンデ IONIQ 5に決定【2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー】
MōTA / 2022年12月9日 18時0分
2022年12月8日(木)、自動車評論家や文化人を始めとした総勢60名が今年の1台を選ぶイベント「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が開催され、EV(電気自動車)の日産 サクラ/三菱 eKクロス EVが見事「2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー」のイヤーカー(大賞)に選ばれました。また、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーには、こちらも同じくEVであるヒョンデ IONIQ 5(アイオニックファイブ)が選ばれ、脱炭素社会が叫ばれる昨今、2022年は「EV元年」であることが改めて示された形となりました。
「今年の1台」に輝いた日産 サクラ/三菱 eKクロス EVとは
日産 サクラ/三菱 eKクロス EVは、43年の日本カー・オブ・ザ・イヤーの歴史の中で、軽自動車としては史上初となるイヤーカーに輝きました。また、バッテリーEVとしては第32回 2011-2012 日本カー・オブ・ザ・イヤーの日産 リーフに続く受賞となります。そんな日産 サクラ/三菱 eKクロス EVは、100%電気で走る新型の軽EV。コンパクトなボディでありながら、通勤や買い物などの日常的なドライブに十分な航続距離180km(WLTCモード)を実現。軽自動車とコンパクトカーユーザーの約8割は1日あたりの走行距離が50km以下(三菱調べ)であることから、大半のユーザーは2日以上充電せずに走行できる計算です。
さらに、ガソリン車の軽ハイトワゴン日産 デイズ/三菱 eKクロスと同等の広々とした快適な室内空間と使い勝手の良さはそのままに、EVならではの滑らかで力強い走り、圧倒的な静粛性と上質な乗り心地が魅力なモデルです。
日産 サクラは3グレード展開で、価格(税込)は233万3100〜294万300円。三菱 eKクロス EVは2グレード展開で239万8000円〜293万2600円。
現実的な価格や日本が抱える社会的課題解決への可能性を評価|日産 サクラ/三菱 eKクロス EVの授賞理由
2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した日産 サクラ/三菱 eKクロス EVの授賞理由は、「日本独自の軽自動車規格を採用し、現実的な車両価格でバッテリーEVを所有するハードルを下げ、日本でのバッテリーEV普及の可能性を高めた。また本格的な脱炭素時代を前に、減少するガソリンスタンドや公共交通などの衰退も予想される状況で、軽自動車+バッテリーEVという組み合わせは、高齢者を含めた多くの人の移動の自由を担保するだけでなく、社会的課題解決への可能性を示している。さらに、走行性能についてもハンドリングと動力性能が従来の軽自動車を凌駕しているという声が多く集まった。安全装備も360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を搭載し、高級車並みの運転支援機能を装備している点も評価された」としています。インポート・カー・オブ・ザ・イヤーにはヒョンデ IONIQ 5が輝く
また、日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーが国産車だった場合、輸入車で最も得票が多かった1台が選出される「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」では、ヒョンデのEVであるIONIQ 5が受賞しました。これまで欧米の自動車メーカーが受賞することが常だった同賞で、ヒョンデはアジアメーカーで初となる「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」受賞メーカーとなりました。初代フォルクスワーゲン ゴルフ、アルファロメオ アルフェッタGT、いすゞ 117クーペなど数多くの名車をデザインした、カーデザイナーの巨匠ジョルジェット・ジウジアーロ氏による1974年型ポニーコンセプトをオマージュしたモデルとして登場したヒョンデ IONIQ 5。
ヒョンデの過去と現在、そして未来を繋ぐ「Timeless value、時間を超えた価値」というコンセプトから誕生。さらに、サステナブルかつ革新的な機能の搭載や広い空間性を実現したことで、新しいEVエクスペリエンスを提供します。
IONIQ 5は現在、4つのグレードが用意されており、最もベーシックなグレードが58kwh、それ以外のグレードには72.6kwhの駆動用バッテリーが搭載され、航続距離は498km~618kmというスペックを持ちます。価格(税込)は479万円〜589万円。
実用的な航続距離や卓越した動力性能、充実した快適装備や安全装備などを評価|ヒョンデ IONIQ 5の授賞理由
2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤーでインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したヒョンデ IONIQ 5の授賞理由は、「革新的なエクステリア/インテリアデザインとともにバッテリーEVとして、498km~618km(WLTCモード)という実用的な航続距離や卓越した動力性能のほか、充実した快適装備や安全装備、V2Hや室内/外V2Lにも対応している点などが評価された。さらに、ステアリングのパドルシフトレバーで回生制動量を変更できる点も、走りの楽しさを高めてくれるポイントとして指摘する声が多かった」としています。2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー最終結果
最終選考の対象車と、最終選考での順位および得票点数は以下のとおり。1位:日産 サクラ/三菱 eKクロス EV(399点)
2位:ホンダ シビックe:HEV/シビック タイプR(320点)
3位:トヨタ クラウン(236点)
4位:マツダ CX-60 e-SKYACTIV D 3.3(141点)
5位:日産 エクストレイル(84点)
6位:ヒョンデ IONIQ 5(75点)
7位:日産 フェアレディZ(72点)
8位:ルノー アルカナ(70点)
9位:BMW iX(45点)
10位:ランドローバー レンジローバー(30点)
11位:スズキ アルト(28点)
2022-2023 日本カー・オブ・ザ・イヤー 各特別賞
また、各特別賞が以下のモデルに贈られました。
■デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーBMW iX
■テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー
日産エクストレイル
■パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー
ホンダ シビックe:HEV/シビック タイプR
■K CARオブ・ザ・イヤー
日産 サクラ/三菱 eKクロス EV
[筆者:MOTA編集部 カメラマン:MOTA編集部/日本カー・オブ・ザ・イヤー]
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