【2022年】ホンダ シビックの歴代モデルに試乗して当時を振り返る! 今でも人気のワンダーシビックやグランドシビックなど、初代〜6代目の現在の中古価格も紹介
MōTA / 2022年12月15日 11時0分
ホンダ シビックは初代モデルが1972年に登場しました。2022年で生誕50周年を迎えます。今回、誕生から50周年を記念して歴代モデルの一気乗り試乗会が開催されました。 発売当時を振り返りながら、歴代シビックの歩みを振り返ってみましょう。シビックに3ドアが設定されていた1〜6代目までを取り上げます。1972年から2000年までに生産された最盛期のシビックです。
今のフィットに相当する大衆車として登場した|1代目シビック
■発売:1972年
■試乗グレードと価格:RS/76万5000円(1975年式)
■現在の貨幣価値なら:約192万円
■中古価格:応談
■解説
初代シビックは1972年に発売されました。1973年には希薄燃焼方式のCVCCを追加して、早期に昭和50年排出ガス規制をクリアしています。CVCCは酸化触媒などの後処理装置を使わない画期的なクリーンエンジンでした。
運転席に座ると、タイヤの収まるホイールハウスを避けるために、ペダルが大きく左寄りに装着されています。今運転するとエンジンの回転感覚も粗削りですが、操舵感はダイレクトで一体感があります。
RSの価格は76万5000円(1975年式)で、大卒初任給をベースに今の貨幣価値に換算すると約192万円です。この価格は現行フィットに1.5Lノーマルエンジンを搭載するRSの195万9100円とほぼ同額です。当時のシビックは、今のフィットに相当することが分かります。
初代のイメージを残しつつも個性的なデザインが魅力!|2代目シビック
■発売:1979年
■試乗グレードと価格:カントリー/97万円(1981年式)
■現在の貨幣価値なら:約169万円
■中古価格:不明
■解説
2代目シビックは、開発費用を節約した事情もあり、車両のコンセプトやデザインは初代モデルを踏襲しています。それでも運転姿勢は、初代に比べると自然な印象になりました。
ワンダーシビックとして今でも人気のあるモデル|3代目シビック
■発売:1983年
■試乗グレードと価格:セダンSi/146万5000円(1985年式)
■現在の貨幣価値なら:約220万円
■中古価格:135万円〜298万円
(価格は2022年12月7日現在のデータです)
■解説
2代目シビックでコスト低減を強いられた反動もあり、3代目では多彩な発展を見せました。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)を拡大して、ボディサイズの割に広い室内を確保しています。特に3ドアハッチバックは、スマートな外観で高い人気を得ました。
1984年には1.6LのDOHCエンジンを搭載する3ドアSiが追加され、翌年には4ドアセダンのSiも登場しています。現時点で運転しても、吹き上がりの良さを味わえます。
車の進化が進んだ時代に登場! 幅広い排気量を設定した|4代目シビック
■発売:1987年
■試乗グレードと価格:Si/143万円(1987年式)
■現在の貨幣価値なら:約203万円
■中古価格:138万円~388.3万円
(価格は2022年12月7日現在のデータです)
■解説
4代目シビックが発売された1987年頃は、4輪駆動や4輪操舵など、クルマのメカニズムが急速に進化した時代です。そこでシビックも、次世代の高性能エンジンとして、ハイパー16バルブをベーシックな1.3L、売れ筋の1.5L、1.6Lと、幅広い排気量に採用しています。
最近の車のような操作性とデザインが魅力! 3ドアのシビックハッチバックが印象強い|5代目シビック
■発売:1991年
■試乗グレードと価格:SiR/153万円(1993年式)
■現在の貨幣価値なら:約179万円
■中古価格:145万円~480万円
(価格は2022年12月7日現在のデータです)
■解説
5代目は4代目の延長線上にあるようなボディスタイルですが、ホイールベースはさらに拡大されました。3ドアハッチバックは2570mmに伸ばされ、4ドアは2620mmに達しています。
特にエアコンのスイッチなどは、操作性やデザインが今日に大きく近付きました。カップホルダーなども使いやすいです。シートの座り心地、運転姿勢、操舵感、乗り心地なども現代的になり、今の時点で運転しても違和感は生じません。
中古車は24台確認でき、中古価格は145万円~480万円でした。今でも人気が高いことから、中古車価格も比較的高額となっています。
LEVやシビックタイプRなど多彩なラインナップが特徴|6代目シビック
■発売:1995年
■試乗グレードと価格:フェリオLEV/139万8000円(1997年式)
■現在の貨幣価値なら:約151万円
■中古価格:70万円~398万円
(価格は2022年12月7日現在のデータです)
■解説
6代目は、国内生産の3ドアハッチバックを用意した最終型になります。ホイールベースは3ドアハッチバックも2620mmまで拡大され、全長は4180mmですから、ボディの四隅に4輪が配置される形状となりました。
その一方で、排出ガスのクリーンなLEV(排出ガス規制に則った規格で製造された車)、スポーツモデルのタイプRを追加するなど、6代目シビックは多彩な発展を遂げました。
6代目シビックの中古車は20台確認でき、中古価格は70万円~398万円でした。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:本田技研工業/MOTA編集部】
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