トヨタ ヤリスクロスの内装や価格、おすすめグレードなどを紹介
MōTA / 2022年12月27日 11時0分
トヨタのコンパクトSUVで人気の高い「ヤリスクロス」。競争率の高いコンパクトSUVというカテゴリーで最も売れているクルマです。 当記事では、ヤリスクロスの価格や外観、内装、荷室、燃費、おすすめグレードなどをご紹介します。
ヤリスクロスとは?
トヨタ ヤリスクロスは、2020年8月31日に発売が開始されたトヨタのコンパクトSUVです。2022年8月8日に一部改良が施されています。通常のSUVはオフロードに特化しているため、サイズが大きくなる傾向があります。しかしヤリスクロスはトヨタ ヤリスをベースに開発されており、ボディサイズが小さく小回りが利きやすいコンパクトSUVです。
SUVらしい力強さと、ヤリス譲りの軽快な走りを兼ね備えており、街乗りからレジャーまで幅広く活躍します。
ヤリスクロスのおすすめポイント
スタイリッシュなデザイン
ヤリスクロスの外観デザインは、欧州のコンパクトSUVに近いです。シトロエン一族のDSオートモビル DS3クロスバック、プジョー 2008、あるいはボルボ XC40などに通じる、塊感の強いボディ形状です。
またフェンダー付近はレクサス UXにも似ており、流行りのSUVの形状を巧みに取り込んでいます。
広い室内空間
ヤリスクロスの室内空間は室内長1845mm×室内幅1430mm×室内高1205mmです。コンパクトサイズでありながらゆとりのある空間が特徴です。リアシートに大人が座ったときでも、膝回りの空間にゆとりがあります。頭上のスペースにもゆとりがあるので圧迫感も少ないです。
もちろん、ミドルサイズSUVであればさらに空間は広がりますが、日々4人乗車をしないようであればヤリスクロスも十分な広さを確保していると言えるでしょう。
多彩なグレード設定
ヤリスクロスは2022年の一部改良でZ”Adventure”とGR SPORTの2グレードが追加され、ガソリンとハイブリッド含め10グレード、2WDと4WDが設定されているので全20モデルがラインナップされています。価格や燃費もモデルによって異なるので、ユーザーの使い勝手に合わせてグレードを選択することができます。
低燃費
ヤリスクロスの燃費で特筆すべきはやはりハイブリッドです。ハイブリッドの上級グレードのX(2WD)であればWLTCモード30.8km/Lを記録します。街だけでなく高速道路を頻繁に使用する人なら、さらに燃費の良さを実感できることでしょう。
充実した安全装備
ヤリスクロスにはトヨタの先進安全安心技術「トヨタセーフティセンス」が標準装備されます。
内容としてはプリクラッシュセーフティ(衝突軽減ブレーキ)、レーントレーシングアシスト(車線逸脱防止)、レーダークルーズコントロール(追従機能)、オートマチックハイビーム(ハイビームとロービームの自動切り換え)、ロードサインアシスト(標識の見逃し防止)の機能です。
ヤリスクロスのボディサイズ
全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
---|---|---|---|
4,180~4,200mm |
1,765mm |
1,580~1,590mm |
2,560mm |
ヤリスクロスのボディサイズは全長4,180~4,200mm、全高1,765mm、全幅1,580~1,590mm。ホイールベースは2,560mm、最小回転半径は5.3mです。
ヤリスクロスの外観
ヤリスクロスの外観(エクステリア)はヤリスの名前を冠していますが、ヤリスとは異なる独自モデルの風格があります。
ヤリスはコンパクトハッチらしいキリッとした顔つきが特徴的ですが、ヤリスクロスは癒やし系の部類。街に馴染む優しさをあわせて持っています。 対してリアビューはヤリスにも、そしてどこかハリアーにも似た強さがあり、トレンド感もしっかり取り入れています。ヤリスクロスの内装
ヤリスクロスの内装(インテリア)はシンプルで機能的なデザインです。
運転中に触れるスイッチ類やメーター、センターディスプレイは、比較的高い位置にレイアウトされているので、運転中の視線移動が少なく済みます。 ヤリスクロスのリアシートに大人が座ったときでも、膝回りの空間にゆとりがあります。頭上のスペースにもゆとりがあるので圧迫感も少ないです。大人4人が乗車する機会が多いと少し手狭に感じるかもしれませんが、たまに使用する分には困らないだけの広さが確保されています。
ヤリスクロスの荷室
ヤリスクロスの荷室はリアシート利用時で、荷室長820mm、荷室幅1,400mm、荷室高732mm(デッキボード上段時)~850mm(デッキボード下段時)です。 6:4分割アジャスタブルデッキボードが備わっており、載せる荷物に応じて荷室床面の高さを2段階に調節できます。 リアシートは4:2:4分割可倒式のため、リアシートの中央だけを倒すことも可能。長尺物を積んでも、大人4人が乗車可能です。ヤリスクロスのパワートレイン
ヤリスクロスのパワートレインは、1.5L ダイナミックフォースエンジン(直列3気筒1.5L直噴エンジン)と、1.5L ハイブリッドシステムの2種類が用意されています。ヤリスクロスの価格
ヤリスクロスの新車価格は190万7000円~315万6000円です。
以下はグレード/パワートレイン/駆動方式別の価格です。
グレード/パワートレイン/駆動方式 | 価格(税込) |
---|---|
X ガソリン 1.5L CVT 2WD |
190万7000円 |
X ガソリン 1.5L CVT 4WD |
213万8000円 |
G ガソリン 1.5L CVT 2WD |
215万円 |
G ガソリン 1.5L CVT 4WD |
238万1000円 |
Z ガソリン 1.5L CVT 2WD |
243万5000円 |
Z ガソリン 1.5L CVT 4WD |
266万6000円 |
Z “Adventure” ガソリン 1.5L CVT 2WD |
255万1000円 |
Z “Adventure” ガソリン 1.5L CVT 4WD |
278万2000円 |
GR SPORT ガソリン 1.5L CVT 2WD |
257万1000円 |
X ハイブリッド 1.5L 2WD |
229万5000円 |
X ハイブリッド 1.5L 4WD |
252万6000円 |
G ハイブリッド 1.5L 2WD |
252万4000円 |
G ハイブリッド 1.5L 4WD |
275万5000円 |
Z ハイブリッド 1.5L 2WD |
280万9000円 |
Z ハイブリッド 1.5L 4WD |
304万円 |
Z “Adventure” ハイブリッド 1.5L 2WD |
292万5000円 |
Z “Adventure” ハイブリッド 1.5L 4WD |
315万6000円 |
GR SPORT ハイブリッド 1.5L 2WD |
295万4000円 |
(※)価格は2024年4月時点のもの
ヤリスクロスの燃費
ヤリスクロスの燃費は17.1km/L~30.8km/Lです。
以下はグレード/パワートレイン/駆動方式別の価格です。
グレード/パワートレイン/駆動方式 | 燃費(WLTC) |
---|---|
X ハイブリッド 1.5L 2WD |
30.8km/L |
G ハイブリッド 1.5L 2WD |
30.2km/L |
X ハイブリッド 1.5L 4WD |
28.7km/L |
G ハイブリッド 1.5L 4WD |
28.1km/L |
Z ハイブリッド 1.5L 2WD |
27.8km/L |
Z “Adventure” ハイブリッド 1.5L 2WD |
27.8km/L |
Z ハイブリッド 1.5L 4WD |
26.0km/L |
Z “Adventure” ハイブリッド 1.5L 4WD |
26.0km/L |
GR SPORT ハイブリッド 1.5L 2WD |
25.0km/L |
X ガソリン 1.5L CVT 2WD |
19.8km/L |
G ガソリン 1.5L CVT 2WD |
19.4km/L |
X ガソリン 1.5L CVT 4WD |
18.4km/L |
Z ガソリン 1.5L CVT 2WD |
18.3km/L |
Z “Adventure” ガソリン 1.5L CVT 2WD |
18.3km/L |
G ガソリン 1.5L CVT 4WD |
18.1km/L |
GR SPORT ガソリン 1.5L CVT 2WD |
17.6km/L |
Z ガソリン 1.5L CVT 4WD |
17.1km/L |
Z “Adventure” ガソリン 1.5L CVT 4WD |
17.1km/L |
(※)燃費は2024年4月時点のもの
ヤリスクロスのカラーバリエーション
カラー名 | |
---|---|
モノトーン |
プラチナホワイトパールマイカ |
シルバーメタリック |
|
マッシブグレー |
|
ブラックマイカ |
|
センシュアルレッドマイカ |
|
ベージュ |
|
グレイッシュブルー |
|
ツートーン |
ブラックマイカ×マッシブグレー |
ブラックマイカ×プラチナホワイトパールマイカ |
|
ブラックマイカ×センシュアルレッドマイカ |
|
ブラックマイカ×ベージュ |
ヤリスクロスのおすすめグレード:Z ハイブリッド
ヤリスクロスには2022年8月8日に一部改良を経て、「Z”Adventure”」と「GR SPORT」が用意されています。
Z”Adventure”はアグレッシブなスタイルが特徴、GR SPORTは走りを追求したそれぞれ個性的なモデルです。
その中でおすすめしたいのが、上記よりも安価な「Z ハイブリッド 2WD(280万9000円)」です。
「Z ハイブリッド」はその下のグレードの「G ハイブリッド」と比べると、価格差は約28万円あります。
「G ハイブリッド」に比べて装備面ではプロジェクター式フルLEDヘッドランプやシートヒーターが運転席と助手席に備えられ、合成皮革+ツィード調ファブリック(ブラウン)が設定されます。
いずれも高級感のある装備となるので、価格差以上の満足度が得られるのではないでしょうか。
また、ハイブリッドなので燃費もWLTCモードで27.8km/Lと高く、使い勝手の良いモデルです。
おすすめグレード |
ハイブリッドZ |
---|---|
新車価格 |
280万9000円 |
WLTCモード燃費 |
27.8km/L |
(※)上記は2024年4月時点のもの
ヤリスクロスのレビュー・評価
外観 |
4.6 |
★★★★★ |
---|---|---|
内装 |
2.9 |
★★★☆☆ |
走行性 |
3.7 |
★★★★☆ |
運転しやすさ |
4.0 |
★★★★☆ |
乗り心地 |
3.5 |
★★★★☆ |
燃費・維持費 |
4.1 |
★★★★☆ |
総合評価 |
3.8 |
★★★★☆ |
良い点、気になる点まとめ
〇ヤリスクロスの良い点
ヤリスクロスの外観デザインは非常に評価が高いです。また、コンパクトクラスでは珍しい高めのアイポイントにより視界がとても良く、車両感覚が掴みやすいため非常に運転しやすいです。
×ヤリスクロスの気になる点
ヤリスクロスは内装について言及する声が多かったです。ヤリス同様でシンプルなので、どうしても外観に比べてチープに見えてしまいます。
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【筆者:MOTA編集部 カメラマン:トヨタ自動車/MOTA編集部】
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