【2024年】日産 ノートの価格や内装、おすすめグレードまで最新情報をお届け|上質な内外装で万能なコンパクトカーだ
MōTA / 2023年2月13日 10時0分
日産 ノートは2020年に2代目モデルが登場しました。ノートのグレードは大きく分けてSとXの2グレードが設定されていますが、2023年2月現在Sグレードは受注停止中で、選べるのはXグレードのみとなっています。 そんなノートの価格や内装、スペックやおすすめグレードなどをカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが詳しく解説します。
ノートのおすすめポイント
1. ハイブリッドは動力性能に余裕があり、加速は滑らかで静か
2. 水平基調のボディは視界が良く、最小回転半径も4.9mに収まる
3. 内外装は上質で居住性も優れ、実用性に加えて趣味性も高い
ノートのレビュー・評価
総合評価 4.0 ★★★★☆
外観 |
4.0 |
★★★★☆ |
内装 |
4.0 |
★★★★☆ |
走行性能 |
4.0 |
★★★★☆ |
運転しやすさ |
5.0 |
★★★★★ |
乗り心地 |
3.0 |
★★★☆☆ |
価格の割安度・燃費・維持費 |
3.0 |
★★★☆☆ |
5段階評価の解説
外観
フロントマスクは緻密なデザインで、コンパクトカーとしては見栄えが上質です。水平基調のボディサイドも見飽きない印象です。内装
液晶タイプの7インチディスプレイなど、メーター周辺は上質で見やすいです。
前席の座り心地も優れています。
走行性能
動力性能に余裕があり、操舵感も鈍さを感じさせません。
走行安定性を含めて、コンパクトカーでは走りのバランスが優れています。
運転のしやすさ
前方と斜め前側の視界は良好です。ボディ後端のピラー(柱)は少し太く、後方視界は平均的です。
小回りの利きは満足できます。
乗り心地
乗り心地は路上の細かなデコボコを伝えやすいです。
特に舗装の荒れた街中を時速40km以下で走ると、乗り心地に違和感が生じます。
価格の割安度/燃費/維持費
上級のXグレードの価格は221万1000円です。LEDヘッドランプは7万7000円、運転支援のプロパイロットは16万3900円といったセットオプションです。
総合評価の解説
ハイブリッド専用車で、ノーマルエンジンはありません。しかも2022年9月からベーシックなSグレードの受注を停止しており、2023年2月上旬に買えるのは、Xグレードと4WDのX・FOURグレードのみです。そしてノートでは、XグレードでもLEDヘッドランプや運転支援機能がオプション設定ですから、これらを含めた合計額は、後述するように高くなります。
内外装は上質で、視認性や操作性も良いです。
ハイブリッドのe-POWERは動力性能に余裕があり、静粛性も満足できます。乗り心地は硬めですが、ステアリング操作に対する反応が正確で、下り坂のカーブも安定しています。スポーティな走りを味わえます。
注意したいのは、ノートの派生車種でノートより上級に位置するノートオーラが、機能や装備の割に価格を抑えたことです。ノートにオプション装備を多く加える時は、ノートオーラも検討しましょう。
ノートではSグレードを選んで装備をシンプルに抑えると、ノートオーラとは異なる低価格のメリットが生まれます。ただし前述の通り2023年2月上旬時点でSグレードは選べません。良かった点
1. 運転のしやすいサイズと、上級クラスの上質感を融合2. e-POWERでは、駆動はモーターが担当するので滑らかで力強い
3. 後輪を専用のモーターで駆動する4WDも用意されている
気になった点
1. ハイブリッドのe-POWERのみで、ノーマルエンジンは設定がない
2. 後席に不満はないが、先代型に比べて足元が少し狭い
3. 街中では乗り心地が硬めに感じられる
ノートの基本スペック・価格表
グレード |
エンジン |
トランスミッション |
駆動方式 |
価格(税込) |
S |
1.2Lハイブリッドエンジン(HR12DE-EM47) |
ー |
2WD |
203万3900円 |
X |
1.2Lハイブリッドエンジン(HR12DE-EM47) |
ー |
2WD |
221万1000円 |
S FOUR |
1.2Lハイブリッドエンジン(HR12DE-EM47-MM48) |
ー |
4WD |
229万2400円 |
X FOUR |
1.2Lハイブリッドエンジン(HR12DE-EM47-MM48) |
ー |
4WD |
246万9500円 |
ノートのボディサイズ
全長 |
全幅 |
全高 |
ホイールベース |
|
ノート |
4045mm |
1695mm |
1520mm |
2580mm |
ノートの燃費
WLTCモード |
市街地モード |
郊外モード |
高速道路モード |
|
2WD |
28.4km/L |
28.0km/L |
30.7km/L |
27.2km/L |
4WD |
23.8km/L |
23.1km/L |
25.8km/L |
22.9km/L |
ノートの発売日と納期の目安
現行モデルの3代目ノートは2020年12月23日に発売されました。ノートの納期と今後のモデルチェンジ予想
販売店によると「ノートの納期は約6か月で、すぐに納車できる在庫車もあります」とのことです。
登場したのは2020年ですから、当分の間はフルモデルチェンジしません。注目されるのは受注を停止したSグレードの復活です。
Sグレードは203万9300円で、プロパイロットなどを装着しなければ、カーナビを備えても総額を220万円少々に抑えられます。
ノートの最近の売れ行き&人気度
2022年におけるノート(ノートオーラを含まない)の登録台数は、1か月平均で約5600台でした。日産の最多販売車種で、トヨタのアクアに近い売れ行きです。
ノートは今後も現在の売れ行きを保つでしょう。
ノートのリセールバリュー
ノートを数年後に売却する時の価値
リセールバリューの5段階採点:4点
ノートは設計が比較的新しいハイブリッド専用車で、内外装も上質に仕上げたため、前述のように販売は好調です。従って数年後に売却する時の条件も、コンパクトカーの中では優れた部類に入ります。
ノートのおすすめグレード
おすすめグレード:X(221万1000円/2WD)
ノート Xグレードの価格は、ハイブリッドでは割安ですが、運転支援機能のプロパイロットやLEDヘッドランプは標準装着されません。
メーカーオプションで用意され、その価格も含めた車両価格との合計額は約245万円です。カーナビまで含めると総額は約273万円に達します。
ライバル車との比較
ノートのライバル車は、価格帯も考慮するとトヨタ ヤリスハイブリッドG(214万5000円)、ホンダ フィットe:HEVホーム(217万5800円)になります。トヨタ アクアはノートオーラのライバル車です。
ヤリスに比べると、ノートは後席の居住空間に余裕があり、内装も上質です。乗り心地も上まわります。従って上質感で選ぶならノート、機敏な運転感覚や優れた燃費性能を重視するならヤリスです。
フィットと比べてもノートは内装が上質ですが、乗り心地は同程度かフィットが勝ります。後席の広さ、シートアレンジもフィットが充実しており、ノートにとっては強敵です。
ノートのカラーバリエーション
ボディカラー |
カラーコード |
|
2トーン |
サーフグリーン×ダークメタルグレー |
#XKZ |
ビビッドブルー×スーパーブラック |
#XEH |
|
オペラモーブ×スーパブラック |
#XGQ |
|
モノトーン |
ガーネットレッド |
#NBF |
サンライズカッパー |
#CBC |
|
サーフグリーン |
#FAE |
|
ステルスグレー |
#KBY |
|
スーパーブラック |
#KH3 |
|
バーガンディー |
#NBQ |
|
オーロラフレアブルーパール |
#RAY |
|
ダークメタルグレー |
#KAD |
|
ピュアホワイトパール |
#QAC |
|
オペラモーブ |
#NBZ |
|
ブリリアントシルバー |
#K23 |
ノートを販売店で試乗するときのポイント
ノートは乗り心地が少し硬いので、舗装の荒い街中を時速40km以下で走り、不満を感じないか確認します。登坂路ではアクセルペダルを踏み増して、3気筒エンジン特有のノイズを確かめましょう。先代型から乗り替える時は、後席の広さもチェックします。
その一方で、ノートの特徴とされる上質な内外装、e-POWERの滑らかな加速、車庫入れや縦列駐車のしやすさなども試します。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:島村 栄二/茂呂 幸正】
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