1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

【2024年】ダイハツ タント/タントカスタムの価格や内装、納期などを紹介

MōTA / 2023年3月4日 10時0分

ダイハツ 新型タント

ダイハツのスーパーハイトワゴン「タント」。2022年には流行りのSUVテイストを盛り込んだ新モデル「ファンクロス」を追加し、注目を集めています。 軽自動車の中でも特に人気のあるタントの価格や内装、スペックやおすすめグレードなどをカーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが詳しく解説します。

ダイハツ 新型タント

タントのおすすめポイント

・左側の前後のドアを両方ともに開くと開口幅が1490mmに広がる

・後席の座り心地が先代型に比べて改善され、4名が快適に乗車できる

・後席を格納すると容量の大きな荷室にできる

タントのレビュー・評価

総合評価 4.0 ★★★★☆

外観

3.0

★★★☆☆

内装

4.0

★★★★☆

走行性能

3.0

★★★☆☆

運転のしやすさ

5.0

★★★★★

乗り心地

3.0

★★★☆☆

価格の割安度・燃費・維持費

4.0

★★★★☆

5段階採点の解説

外観

スーパーハイトワゴンの定番的なデザインです。ファンクロスは、SUV風のパーツを装着することで、外観を個性的に仕上げました。

内装

インパネなどの内装は実用重視のデザインです。頭上が広く、後席はスライド位置を後端に寄せると、足元空間が大幅に広がります。

走行性能

ノーマルエンジンは、車両重量に対して駆動力が不足しています。走行安定性は、スーパーハイトワゴンでは優れた部類に入ります。

運転のしやすさ

水平基調のボディは四隅の位置が分かりやすく、視界も良いです。最小回転半径は、売れ筋の14インチタイヤ装着車なら4.4mに収まります。

乗り心地

走行安定性を向上させた代わりに乗り心地は硬めです。路上の細かなデコボコを伝えやすく、段差を乗り越えた時も硬さを感じます。

価格の割安度/燃費/維持費

軽自動車のスーパーハイトワゴンは競争が激しく、タントも価格が割安です。標準ボディのXは実用装備を充実させて150万7000円です。

総合評価の解説

左側は中央のピラー(柱)をスライドドアに内蔵させたため(ミラクルオープンドア)、前述の通りワイドに開きます。子育て世代のユーザーは、ベビーカーを抱えた状態で乗車できます。

車内が広いため、助手席を予め前側へスライドさせておくと、子供をチャイルドシートに座らせる作業も車内で行えます。そのまま降車せずに、運転席まで移動できます。また高齢者も、広い開口部により、体をよじらずに乗り降りできます。

荷室のアレンジには注意しましょう。2022年のマイナーチェンジ前は後席の背もたれを前側に倒すと、座面も下がり、簡単に床の低い荷室に変更できました。

それがマイナーチェンジ後は、後席の背もたれが前側へ倒れるだけです。荷室に変更した時の床の位置が、100mmくらい高まりました。この影響で荷室高が不足しています。

その代わり車内後端に備わるデッキボードを高い位置にセットすると、倒した後席の背面と繋がり、広くて平らな荷室になります。デッキボードの下側は、アンダーボックスとして小物類を収納できます。

車内の広さは同じスーパーハイトワゴンでタントのライバルであるホンダ N-BOXなどと同様に広いですが、タントの使い勝手には、前述のような個性があります。ほかの車種との比較も含め、ご自分の使い方に合っているかを確認して選びましょう。

良かった点

・全高が1700mmを超える軽自動車の中では走行安定性が優れている

・居住性と乗降性が良く、子育て世代に向けた機能も多彩

・標準ボディとスポーティなカスタム、SUV風のファンクロスも選べる

気になった点

・シートアレンジが簡素化され、後席を格納した時の荷室高が減った

・時速40km以下で街中を走ると、乗り心地の粗さを感じる

・ノーマルエンジンは、登坂路でパワー不足になりやすい

タントの基本スペック・価格表

グレード

駆動方式

エンジン

トランスミッション

価格(税込)

タント

L

2WD

660cc NA(自然吸気エンジン)

CVT

138万6000円

4WD

151万2500円

X

2WD

154万円

4WD

166万1000円

Xターボ

2WD

660cc ターボエンジン

165万円

4WD

177万1000円

タントカスタム

カスタムX

2WD

660cc NA(自然吸気エンジン)

178万2000円

4WD

190万3000円

カスタムRS

2WD

660cc ターボエンジン

187万円

4WD

199万1000円

タントファンクロス

ファンクロス

2WD

660cc NA(自然吸気エンジン)

172万1500円

4WD

184万2500円

ファンクロスターボ

2WD

660cc ターボエンジン

180万9500円

4WD

193万500円

タントのボディサイズ

全長

全幅

全高

ホイールベース

タント/タントカスタム 2WD

3395mm

1475mm

1755mm

2460mm

タント/タントカスタム 4WD

1775mm

タントファンクロス 2WD

1785mm

タントファンクロス 4WD

1805mm

タントの燃費

WLTCモード

市街地モード

郊外モード

高速道路モード

NA 2WD

22.7km/L

20.9km/L

24.3km/L

22.6km/L

NA 4WD

21.4km/L

19.5km/L

22.6km/L

21.6km/L

ターボ 2WD

21.2km/L

19.5km/L

22.6km/L

21.1km/L

ターボ 4WD

19.6km/L

18.0km/L

20.8km/L

19.6km/L

タントの発売日と納期の目安

現行モデルのタントは2019年7月9日に発売されました。

2022年10月3日には従来のタント、タントカスタムの一部改良と、SUVテイストを盛り込んだ「タントファンクロス」が新たに登場しました。

納期と今後のモデルチェンジ予想

納期は比較的短く、3〜4か月に収まります。発売が2019年で、2022年にはシートアレンジまで変更を受けたため、当分の間は現在の状態を保って販売を続けます。

今後、特別仕様車の追加などは行いますが、規模の大きな変更は行いません。

最近の売れ行き&人気度

2019年に発売された現行型は、先代型に比べて売れ行きが低調でしたが、2022年の改良で持ち直しました。軽自動車では2位の売れ行きで、今後も現在の販売水準を保つと思われます。

タントのリセールバリュー

リセールバリューの5段階採点:3点

タントは売れ筋の軽自動車ですから、中古車市場の流通台数も多いです。希少性が生じることはなく、数年後の売却額が際立って高まることもありません。

しかし定番の実用的な軽自動車ですから、中古車の需要も多く、リセールバリューに不満が生じることもないです。

タントのおすすめグレード

おすすめグレード:標準ボディのX(150万7000円/2WD)

機能と価格のバランスでは、標準ボディのXグレードが最も割安です。衝突被害軽減ブレーキや左側スライドドアの電動機能などを標準装着して、価格を150万7000円に抑えました。

登坂路を試乗してパワー不足を感じた時は、Xターボグレードも検討します。価格は11万円高いですが、最大トルクはノーマルエンジンの1.7倍に増えて、WLTCモード燃費は7%しか悪化しません。ターボも高効率です。

なお納期の遅延に対応して、アイドリングストップ非装着車も設定しましたが、価格が下がることはありません。

ライバル車との比較

一番のライバル車はホンダ N-BOXです。タントに比べてインパネ周辺の質感が高く、前席の座り心地も快適です。エンジンなどのノイズはタントよりも小さく、街中での乗り心地も優れています。

その代わりスライドドアは一般的なタイプで、タントの左側のようなワイドな開口幅は得られません。後席の座り心地は、N-BOXは柔軟性が乏しく、タントが快適です。車内の移動性もタントが優れています。

さらにタントは操舵に対する反応が素直で、走行安定性も上まわります。つまり両車は一長一短で、N-BOXは上質感や付加価値が魅力です。タントは実用性に重点を置いて開発されています。

タントのカラーバリエーション

タント

ボディカラー

備考

2トーン

ホワイト×アイスグリーン

オプション価格5万5000円

ホワイト×サンドベージュメタリック

オプション価格5万5000円

モノトーン

アイスグリーン

サンドベージュメタリック

シャイニングホワイトパール

オプション価格2万7500円

ホワイト

ブラックマイカメタリック

ブライトシルバーメタリック

レーザーブルークリスタルシャイン

オプション価格2万7500円

ファイアークォーツレッドメタリック

プラムブラウンクリスタルマイカ

オプション価格2万7500円

タントカスタム

ボディカラー

備考

2トーン

ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール

オプション価格6万6000円

ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック

オプション価格5万5000円

モノトーン

シャイニングホワイトパール

オプション価格2万7500円

ブラックマイカメタリック

クロムグレーメタリック

クールバイオレットクリスタルシャイン

オプション価格2万7500円

ターコイズブルーマイカメタリック

レーザーブルークリスタルシャイン

オプション価格2万7500円

ファイアークォーツレッドメタリック

タントファンクロス

ボディカラー

備考

2トーン

ブラックマイカメタリック×レイクブルーメタリック

オプション価格5万5000円

ブラックマイカメタリック×サンドベージュメタリック

オプション価格5万5000円

ブラックマイカメタリック×フォレストカーキメタリック

オプション価格5万5000円

ブラックマイカメタリック×コンパーノレッド

オプション価格6万6000円

ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール

オプション価格6万6000円

モノトーン

レイクブルーメタリック

サンドベージュメタリック

フォレストカーキメタリック

コンパーノレッド

オプション価格2万7500円

シャイニングホワイトパール

オプション価格2万7500円

ブラックマイカメタリック

クロムグレーメタリック

レーザーブルークリスタルシャイン

オプション価格2万7500円

タントを販売店で試乗するときのポイント

タントの特徴は、ミラクルオープンドア(左側面のワイドな開口部)、車内の移動のしやすさなどです。そこを確認しましょう。また後席を格納した時の荷室高、荷室を平らにするデッキボードの使い勝手もチェックします。豊富に装着された収納設備なども見ておきましょう。

試乗を開始したら、できれば路面の荒れた場所を時速40km以下で走り、乗り心地の粗さや突き上げ感を確かめます。登り坂も走り、パワー不足を感じたら、ターボエンジン搭載車も試乗しましょう。

【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:小林 岳夫/茂呂 幸正】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください