スバル 新型フォレスターの予想価格は330万円〜! 日本発売は2025年以降? フルモデルチェンジで何が変わる?
MōTA / 2023年11月30日 13時0分
北米のオートショーで発表され、2024年には北米や欧州での発売が予想されているスバル 新型フォレスター。 当記事では、日本で2025年以降に発売予定の新型フォレスターの予想価格やボディサイズ、内装などフルモデルチェンジでの変更点をカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが解説します。
スバル フォレスターは2025年以降にフルモデルチェンジを行う
スバルは水平対向4気筒エンジンと、独自の4WDシステムを特徴とするメーカーです。車種の数は多くありませんが、上質で走行性能の優れたクルマづくりをしています。スバル車の愛好家も多く、そのユーザーを「スバリスト」と呼ばれています。
スバルには特徴である4WDシステムを生かすため、車種数の割にSUVタイプが豊富に用意されてます。例えばレガシィアウトバック、フォレスター、レヴォーグレイバック、クロストレックです。
日本での発売予定は1年以上先?
販売店も「新型フォレスターの情報はメーカーから聞いておらず、国内発売は2025年以降でしょう。現行型の受注も行っており、今の納期は3か月くらいです」とのことです。
新型フォレスターのボディサイズ
フルインナーフレーム構造なども踏襲した上で、構造用接着剤の使用箇所を拡大させるなど、ボディやサスペンションの取り付け剛性をさらに高めます。
新型フォレスターのホイールベース(前輪と後輪の間隔)も、現行型のレヴォーグやインプレッサ、さらに現行フォレスターなどと等しい2670mmになる可能性が高いです。
新型フォレスターのボディサイズを予想すると、全長は4690mm、全幅は1850mm、全高は1750mm、ホイールベースは2670mmとなるでしょう。最小回転半径も現行型の5.4mを踏襲するか、5.5mに拡大される程度ではないでしょうか。
新型フォレスターの外観
グリルはワイド化され、横一文字の長い装飾もフロントマスクの右端から左端まで装着されます。
これはレヴォーグレイバックやクロストレックにも使われるスバルのデザイン手法ですが、新型フォレスターの造形はさらに大胆で、トヨタ ランドクルーザー(300系)に似た印象も受けます。
もともとフォレスターは、前輪駆動をベースにしたプラットフォームを使いながら、悪路向けSUVに近い雰囲気が表現されていました。新型ではその傾向が一層強まります。
新型フォレスターの内装
インパネの中央には、11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイが装着されます。縦長のデザインなので、カーナビの地図画面を表示した時には、進行方向を広く見せられます。
ATレバーはオーソドックスなレバー式で、従来のスバル車から乗り替えたユーザーでも馴染みやすいです。
新型フォレスターのシート
新型フォレスターのエンジン
ちなみに現行フォレスターは、2Lのe-BOXERと、レヴォーグと同様の1.8Lターボが搭載されています。ターボは実用回転域の駆動力が高く、燃費効率も優れています。それでも今後のフォレスターに求められる環境性能の向上を考えると、燃費を改善したe-BOXERやハイブリッドが搭載されるでしょう。
新型フォレスターの走行性能と乗り心地
スバルでは、レヴォーグレイバックが乗り心地を大幅に向上させており、新型フォレスターでも快適性を高めます。
これを受けてレヴォーグは、SUV仕様のレイバックを投入して乗り心地を向上させました。今後はフォレスターの快適性も高める方向となるでしょう。
そうなるとカーブを曲がる時のボディの傾き方は小さくありませんが、挙動の変化が穏やかに進んで後輪の接地性も高く、安心感が強まります。
例えば安定性が損なわれやすい峠道の下りカーブや横風の強い高速道路でも、優れた走りを味わえます。
また重心の高いボディによる少し大きな挙動変化もコントロールしやすく仕上げられるため、低重心のレヴォーグなどとはひと味違う操る楽しさも生まれます。
新型フォレスターの安全装備
最新の機能ではクルーズコントロールを作動させている時、前方で急な割り込みがあった場合でも、素早く反応することができます。
アイサイトはステレオカメラに加えて広角の単眼カメラも装着され、視野を拡大するなど安全性能を向上させます。
以上のように、レヴォーグレイバックなどに採用される安全装備が新型フォレスターにも採用されるでしょう。
新型フォレスターの予想価格
安全装備が充実して、なおかつ原材料費なども高まっている分だけ値上げも実施されますが、価格が大幅に高まることはありません。SUVは競争の激しいカテゴリーになるので、大幅な値上げをしてしまうと購入検討から外れてしまうためです。
新型フォレスターの予想価格帯をライバル車と比べると、トヨタ 新型RAV4の2Lノーマルエンジンを搭載する4WD、ホンダ 新型ZR-Vの1.5Lターボを搭載する4WD、マツダ 新型CX-5に2.2Lクリーンディーゼルターボを搭載する4WDなどと同程度です。
これらの車種が激しい競争を展開することとなるでしょう。
新型フォレスターへの期待
価格はミドルサイズSUVの中心的な位置付けとなりそうです。
派手に大改修というわけではありませんが、商品力を着実に向上させるスバルらしいフルモデルチェンジが行われます。期待される新型車なので、北米市場からあまり遅れず、1年以内の時間差で日本にも投入して欲しいモデルです。
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【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:SUBARU】
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