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【2024年】燃費のいい車ランキング! ボディタイプ別TOP5とおすすめ車種をそれぞれ紹介

MōTA / 2024年7月31日 12時30分

燃費がいい車

ガソリン価格の高騰が続く中、少しでも車にかかる維持費を抑えたいと考える方は多いのではないでしょうか。そこで注目したいのが、燃費のいい車です。 この記事では、燃費とは何か、燃費のいい車の条件やメリット・デメリット、ボディタイプ別の燃費ランキングTOP5、おすすめ車種を軽自動車からSUVまで幅広くご紹介します。

燃費がいい車

燃費とは? WLTCモードとは?

燃費のいい車をランキングでご紹介する前に、まずは燃費とは何なのか、燃費の数値の意味、カタログに出てくる「WLTCモード燃費」「JC08モード燃費」の違いなどについて解説していきます。

そもそも燃費とは? 数値の意味とは?

燃費とは、燃料消費率のことです。

燃費を表す方法としては、一般的には1L(リットル)の燃料でどれだけの距離を走ることができるかを示す数値で、単位には「km/L」を使います。

例えば、燃費が10km/Lであれば、1Lで10km走ることができるということです。

この数値が大きくなれば、それだけ燃料を効率的に使うことができることを意味します。10km/Lの車と15km/Lの車を比較した場合、15km/Lの車のほうが1Lあたり5kmも多く走れるので、10km/Lの車よりも燃費のいい車です。

「WLTCモード燃費」とは? 「JC08モード燃費」との違い

メーカーのカタログに記載されている燃費の数値をカタログ燃費と言います。現在そこで記載されているのは「WLTCモード燃費」です。

WLTCモード燃費は、「市街地」「郊外」「高速道路」の3つのモードを平均的な使用配分で構成した国際的な燃費測定方法です。日常的に車を使用する場面ごとに、燃費の目安が分かるようになっています。

WLTCモード燃費は、日本独自の燃費測定方法だった「JC08モード燃費」に変わって使われるようになりました。

従来使われていたJC08モード燃費は、より実際の走行条件に近づけた測定方法です。それでも実燃費はJC08モード燃費から約2割程度落とした数値程度になると言われてきました。

そして過去にカタログに表記された数値と実際の燃費の違いが指摘されたことから、2018年10月よりカタログ燃費の測定方法がWLTCモード燃費に統一されました。

燃費のいい車の条件とは?

続いて燃費のいい車の条件について解説していきます。

燃費のいい車には、主に以下の4つの条件があります。

  • ハイブリッド車
  • 二輪駆動車(2WD)
  • ボディが小さい(空気抵抗が小さい)
  • 車重が軽い
  • それぞれの条件が「燃費がいい車である理由」について説明します。

    ハイブリッド車

    ハイブリッド車の代表車種といえばトヨタ プリウス

    ハイブリッド車とは、ガソリンエンジンとモーターの2つの動力を活用し、効率的に使い分けられる車のことです。

    発進はモーターが得意、高速巡行時はガソリンエンジンが得意です。それぞれが得意な部分で使い分けられることで、燃費を向上させる仕組みです。

    また、モーターを使用して走行する際は、駆動用バッテリーのエネルギーを利用し、ガソリンを使わないため燃費が良くなります。

    その駆動用バッテリーは、ガソリンの燃焼エネルギーや、ブレーキ時に発生するエネルギー(回生エネルギー)で充電されるため、エネルギーのロスも防ぐことができます。

    「ガソリンからモーターを充電するので、燃費が悪くなるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、エンジンの燃焼エネルギーは、その全てが走行に活用されているわけではなく、損失もあります。この損失をモーターの充電に活用することで、ハイブリッド車は燃費を向上させています。

    二輪駆動車(2WD)

    車の前軸または後軸の2輪にのみ動力が伝わり、走行する車を二輪駆動車(2WD)と呼びます。

    軽自動車から高級車まで、多くの車が2WDを採用しており、価格帯も安く燃費も良いです。

    四輪駆動車のトヨタ ランドクルーザー250

    一方、四輪駆動車(4WD)は4輪全てに動力が伝わるため、雪道などの悪路走行にも強い特徴がありますが、その分部品が多く重量も重くなるため、燃費が悪くなります。

    先にご紹介したハイブリッド車と2WDの組み合わせでは燃費が良くなりますが、ハイブリッド車の中には、4WDを採用している車もあります。

    燃費の性能は重要ですが、舗装路しか走らないなら2WD、雪道や悪路を走ることが多いならば4WDを選ぶなど、使用環境に合わせて駆動方式を選ぶことをおすすめします。

    ボディが小さい(空気抵抗が小さい)

    ボディの大きさは、燃費に大きく関わってきます。

    たとえば、自分が前に進みたいとします。この時、正面から大きな力がかかったらどうでしょうか? 大きな力以上の力を出さなければ、前に進めません。これが空気抵抗の正体です。

    トヨタ ハイエースのように、箱型で背の高い車は、正面からの空気抵抗が大きくなるため燃費が悪くなります, ダイハツ コペンのような、背の低く全幅の小さい車は、正面からの空気抵抗は小さいため燃費は良いです

    トヨタ ハイエースのように、箱型で背の高い車は、正面からの空気抵抗が大きくなるため燃費が悪くなります, ダイハツ コペンのような、背の低く全幅の小さい車は、正面からの空気抵抗は小さいため燃費は良いです

    単純比較ですが、ボディが大きくなると、正面から見た時の面積も大きくなります。背の低いスポーツカーよりも背の高いバンの方が、面積が大きくなります。これにより、正面から空気抵抗という大きな力がかかるため、大きな出力が必要になり、燃料も消費してしまうのです。

    つまり、小さなボディの方が燃費は良くなります。

    車重が軽い

    車の重さも燃費に関わってきます。

    例えば、車重1tの軽自動車と2tの普通車を比べてみましょう。どちらの方がより大きな力がいるかといえば、軽自動車より重い2tの普通車です。

    車重という点だけで比較すれば、重くなればそれだけ出力を大きくしなければいけないため、燃費は劣ることになります。

    軽いことは、燃費のいい車にとって重要な条件なのです。

    燃費を向上させるために、強度を確保しながら軽い素材を用いるなど、各メーカーではさまざまな工夫がなされています。

    燃費がいい車のメリット・デメリット

    続いて、燃費がいい車のメリットとデメリットを整理していきましょう。

    メリット

    ・維持費が安い

    ・税金の優遇がある

    ・給油1回あたりの走行距離が延びる

    × デメリット

    ・車両価格が高い

    ・メンテナンス、バッテリー交換のコストが高い

    ・パワーの不足(ハイブリッドカーではない場合)

    燃費がいい車のメリット

    維持費が安い

    燃費が良くなれば、車の維持費は下がります。特に通勤などで車をよく使う方にとっては、燃費は毎月の出費を抑える上で、非常に重要な要素です。

    車を走らせるためには燃料が必要不可欠ですので、節約は難しいことです。しかし、車自体の燃費が良いと、基本的な部分で維持費を抑えることができます。

    結果として、車を利用する機会も増え、利便性も向上するため、大きな利点と言えるでしょう。

    税金の優遇がある

    燃費のいい車は、自動車を購入したり、譲り受けたりした時に納付する税金(自動車税環境性能割)の税率も低くなります。

    2019年10月に廃止され、自動車税環境性能割が導入されました。

    もともとの自動車取得税は3%でしたが、燃費性能に応じて税率が変わります。普通車は0~3%、軽自動車や営業車は0~2%課税される仕組みとなりました。電気自動車のように、そもそも化石燃料を使わない車は0%です。

    300万円の車を購入した際、税率が1%ならば3万円ですが、税率が3%だと9万円の納税が必要となります。

    このように、燃費のいい車ほど税金の節約になるというメリットがあります。

    給油1回あたりの走行距離が延びる

    燃費が良くなると、1回の給油あたりの走行距離(航続可能距離)が長くなります。

    長距離を乗らない方にとっても、走行距離が長くなったことで給油の機会が減るため、手間や無駄な時間の消費を省けるでしょう。

    このように燃費が向上すれば、走行距離が伸び、時間やお金などの節約につながります。

    燃費がいい車のデメリット

    車両価格が高い

    燃費がいい車には、燃費性能を向上するために高価な素材や大容量のバッテリーが使用されています。また、高性能車ほど複雑な機構を持っています。これが車両価格が高くなる理由です。

    同じ車種でも、ガソリン車と比べると、ハイブリッドカーは低燃費ですが、車両価格が一般的には30万円~60万円ほど高くなります。

    メンテナンス、バッテリー交換のコストが高い

    低燃費の代表格は、やはりハイブリッドカーです。ハイブリッドカーは複雑な機構を持っており、メンテナンス時のコストはシンプルなガソリン車に比べて高くなることがあります。

    また、ハイブリッドカーにはエンジン始動に欠かせないハイブリッドシステムの電源である補機用バッテリーも備わっています。

    この補機用バッテリーの寿命は3~4年で、ガソリン車に使用されているバッテリーとは異なり、バッテリーが発生させるガスを逃がすといった特殊な機能が備わっているため、割高です。

    ハイブリッド車には、前席や後席の下に駆動用のバッテリーが備わっています(写真のトヨタ プリウスの場合は、後席の下に駆動用バッテリーが配置されています)

    また、駆動用バッテリーはハイブリッド車にとって重要なパーツです。高電圧で大容量が必要なため、高価になっています。スマホのバッテリーと同様に劣化してしまう部品です。劣化によって交換が必要になった場合、車種によっては50万円以上の交換費用が必要になります。

    ただし、現代のハイブリッドカーのバッテリーは寿命がかなり延びていますので、5年から7年程度の乗り換えまでは駆動用バッテリーを交換せずに乗り続けられるでしょう。

    パワーの不足(ハイブリッドカーではない場合)

    車の燃費とパワーは密接な関係があります。

    坂道や発進時に大きな出力が必要な場合は、その分の多くの燃料を消費してエネルギーを得ます。低燃費にしようと思えば、効率を向上させるとともに、投入する燃料をできるだけ少なくします。

    つまり、どうしてもパワー不足を感じる場合が出てくるのです。

    ただし、ハイブリッドカーはモーターの補助によって強力なエネルギーを得られるため、燃費を抑えながらもパワー不足は感じないでしょう。

    ハイブリッドカーでないガソリン車で燃費がいい車の場合は、パワー不足を感じる可能性があることを留意しておきましょう。

    燃費がいい車を選ぶ際のポイント

    燃費のいい車といっても種類はさまざまで、実際に車を探す際はカタログからチェックする方が多いのではないでしょうか?

    しかし、燃費だけを見て選んでしまうと購入後に後悔してしまう可能性も考えられるため、燃費のいい車を選ぶ際に気を付けたいポイントを3つご紹介します。

    燃費がいい車を選ぶ際のポイント

  • 使用環境に合わせたボディタイプ、ボディサイズを選ぶ
  • 普段走行する環境からパワーユニット選ぶ
  • 使用環境に合わせたボディタイプ、ボディサイズを選ぶ

    車を選ぶ際は、車が欲しい理由やどういうシーンで使うのかを明確にしてから選ぶようにしましょう。

    例えば、日常の買い物やちょっとしたお出かけで使用するのであれば、燃費を優先した軽自動車がいいでしょう。

    ホンダ フリード(クロスター5人乗り)の荷室。後席を前方に倒せば大きな荷物を載せることができます

    しかし、同居している家族が多い方やアウトドアが好きな方であれば、荷物や乗車人数が増える分、サイズの大きい車の中で燃費を考慮した車を選ぶ必要があります。

    自身の使用環境を考え、ボディサイズやボディタイプを決めてから燃費のいい車を選ぶことをおすすめします。

    普段走行する環境からパワーユニットを選ぶ

    燃費のいい車を選ぶ際、その車を使用する環境は街中が多いのか、高速を使用する長距離移動が多いのかで、最適なパワーユニットは異なります。

    街中で使用を考えている方は特にハイブリッド車がおすすめです。信号や右左折が多い街中ではストップアンドゴーを繰り返すため、ここで燃費を稼ぐのがハイブリッド車だからです。また、坂道ではモーターがアシストするため、ガソリンの消費を抑えられます。

    一方、高速走行時はパワーが必要かつガソリンエンジンが得意とする部分。エンジンが常に作動し、モーターが活躍する場面が少なめです。

    そのため、長距離の移動メインで使用する場合、ハイブリッド車にもかかわらずガソリン車と燃費の差があまり発生しない可能性もあります。普段の使用環境をよく考えてから、ハイブリッド車とするかガソリン車とするかを選びましょう。

    燃費がいい車ランキング ボディタイプ別TOP5

    ここからは、2024年7月時点で新車として販売されている車の中で、燃費のいい車をボディタイプ別にご紹介します。ランキングは、WLTCモード燃費が最も高いグレードで算出されています。

    「軽自動車」燃費ランキングTOP5

    順位 メーカー 車名 WLTCモード燃費

    1位

    スズキ アルト

    27.7km/L

    2位

    スズキ アルトラパン

    26.2km/L

    3位

    スズキ ワゴンR

    25.2km/L

    4位

    スズキ スペーシア

    25.1km/L

    4位

    スズキ ワゴンRスマイル

    25.1km/L

    「コンパクトカー」燃費ランキングTOP5

    順位 メーカー 車名 WLTCモード燃費

    1位

    トヨタ ヤリス

    36.0km/L

    2位

    トヨタ アクア

    35.8km/L

    3位

    ホンダ フィット

    30.2km/L

    4位

    日産 ノート

    28.4km/L

    5位

    スズキ スイフト

    25.4km/L

    ※コンパクトカーとは、コンパクトな乗用車のことです。日本では、全長が4000mm未満、全幅が1700mm未満、エンジン排気量が1000cc~1500cc程度の車を指します。ここではハッチバックタイプを紹介しています。

    「ミニバン」燃費ランキングTOP5

    順位 メーカー 車名 WLTCモード燃費

    1位

    トヨタ シエンタ

    28.8km/L

    2位

    ホンダ フリード

    25.6km/L

    3位

    トヨタ ノア

    23.4km/L

    4位

    トヨタ ヴォクシー

    23.0km/L

    5位

    日産 セレナ

    20.6km/L

    「SUV」燃費ランキングTOP5

    順位 メーカー 車名 WLTCモード燃費

    1位

    トヨタ ヤリスクロス

    30.8km/L

    2位

    トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー

    28.0km/L

    3位

    レクサス LBX

    27.7km/L

    4位

    レクサス UX

    26.3km/L

    5位

    ホンダ ヴェゼル

    26.0km/L

    「セダン」燃費ランキングTOP5

    順位 メーカー 車名 WLTCモード燃費

    1位

    トヨタ プリウス

    32.6km/L

    2位

    トヨタ カローラ

    30.2km/L

    3位

    トヨタ カローラアクシオ

    27.8km/L

    4位

    ホンダ アコード

    23.8km/L

    5位

    レクサス ES

    22.3km/L

    続いて燃費のいい車をボディタイプ別で紹介していきます。

    燃費がいい車「軽自動車」おすすめ3選

    まずは燃費のいい軽自動車3車種を紹介していきます。その後、コンパクトカー、ミニバン、コンパクトSUV、ミドルサイズSUV、セダンの順で、それぞれ紹介していきます。

    スズキ アルト

    スズキ アルト

    WLTCモード燃費

    27.7km/L

    スズキ アルトは、コンパクトなサイズ感で、軽自動車クラスの中で一番の低燃費を誇っています。

    そのサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mmでとてもコンパクト。丸みを帯びたデザインも相まって日常生活に馴染みます。

    最新モデルでは、マイルドハイブリッドシステムが搭載され、燃費効率が圧倒的に向上しました。

    そして、アルトのもう一つの魅力はなんといっても低価格であることです。

    コストを抑えつつ、燃費のいい車に乗りたい方にはピッタリです。

    スズキ ワゴンR

    スズキ ワゴンR

    WLTCモード燃費

    25.2km/L

    スズキ ワゴンRは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,650mmで、ハイトワゴンと言われる少し背の高い軽自動車です。

    アルトと同じくマイルドハイブリッドシステムが搭載され、全高1,550mm以上の軽ワゴンで、一番の燃費性能を誇ります。

    ハイブリッド車に搭載されるモーターではアクセルを踏んだ瞬間から大きなトルクが得られるため、ストップアンドゴーの多い街乗りには特におすすめしたい車の一つです。

    スズキ スペーシア

    スズキ スペーシア

    WLTCモード燃費

    25.1km/L

    スズキ スペーシアは、全高1,700mm以上のスーパーハイトワゴンと呼ばれる人気の高いボディ形状を持つ軽自動車です。

    サイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,785mmで、広々とした車内が特徴。天井が高く乗り降りもしやすいです。

    また、スペーシアにはマイルドハイブリッドシステムが搭載されており、全高1,700mm以上のスーパーハイトワゴンで最も優れた燃費性能を誇っています。

    燃費がいい車「コンパクトカー」おすすめ3選

    トヨタ ヤリス

    トヨタ ヤリス

    WLTCモード燃費

    36.0km/L

    2023年に国道交通省が発表した低燃費ランキングのトップを飾ったのは、トヨタ ヤリスでした。

    WLTCモード燃費は36.0km/Lという驚異的な数値で、軽自動車のトップであるスズキ アルトやマツダ キャロルの27.7km/Lよりもはるかに低燃費です。

    ハッチバックとして日常使用にも便利であり、さまざまなグレードも用意されています。

    ハイブリッドだけでなく、ガソリンエンジンでも低燃費を実現している楽しい車です。

    ホンダ フィット

    ホンダ フィット

    WLTCモード燃費

    30.2km/L

    ホンダ フィットの最も燃費性能が高いBASICグレードのハイブリッド仕様(e:HEV BASIC FF)は30km/L以上です。また、ガソリンエンジンでも16.0~18.7km/Lという低燃費を実現しています。

    快適な乗り心地という部分にこだわっており、骨盤を安定させ疲れにくさにこだわった「ボディースタビライジングシート」を装備するなど快適性を向上させてきました。

    リアシートも厚みがあり、ごつごつした感じがありません。安全性能もハイレベルなことから、ファミリーで使用する人にはぴったりでしょう。

    日産 ノート

    日産 ノート

    WLTCモード燃費

    28.4km/L

    日産 ノートは、従来モデルから低燃費にこだわっているコンパクトカーです。

    ガソリンエンジンで発電し、大出力のモーターのみで駆動するパワーユニット「e-POWER」が特徴。モーター駆動の特性により、素早くスムーズな発進とパワフルな加速、登り坂をグングン上っていく力強さが魅力です。

    日産独特の手法で低燃費を実現しながら、楽しさも失っていない車です。

    燃費がいい車「ミニバン」おすすめ3選

    トヨタ シエンタ

    トヨタ シエンタ

    WLTCモード燃費

    28.8km/L

    トヨタ シエンタは、全長4,260mm×全幅1,695mm×全高1,695mmと比較的コンパクトなミニバンです。運転しやすいサイズ感でありながら、5人乗りと7人乗りが選択できます。

    また、座席の前後間隔も広く、室内の高さも1,300mmとゆとりのある室内空間を備えています。

    シエンタはガソリンモデルとハイブリッドモデルの両方を展開しており、ミニバンの中でもトップの燃費性能を誇っています。

    ハイブリッドモデルのエントリーグレード「X」は5人乗りで28.8km/Lを実現し、ガソリンモデルでも5人乗りで18.4km/Lの低燃費を実現しています。

    ホンダ フリード

    ホンダ フリード

    WLTCモード燃費

    25.6km/L

    コンパクトなミニバンでありながら、3列シートでも快適なのがホンダ フリードです。

    ボディは小さく見えますが、車内空間はかなり広く感じられます。また、取り回しにくいミニバンの中でも、小回りが利くため、日本の道路事情を考慮すると扱いやすいミニバンです。

    ハイブリッドの設定もありますし、燃費のいいガソリンエンジンも搭載されています。燃費が優れているだけでなく、トルクもあるため、7人乗りでも快適な運転が可能です。

    トヨタ ノア/ヴォクシー

    トヨタ ノア

    トヨタ ノア

    WLTCモード燃費

    23.4km/L

    トヨタ ノアは、コストパフォーマンスに優れ、使いやすさを兼ね備えたミニバンです。

    全長4,695mm×全幅1,730mm×全高1,895mmのサイズ感は、多くの人や荷物を十分に載せられる設計となっており、7人乗りと8人乗りがあります。

    さらに、駐車場での駐車支援や高速道路での運転をサポートする機能も備わっているため、運転に自信のない方でも安心して運転できます。

    現在新車として販売されているモデルは2022年に登場しており、最新のハイブリッドシステムで優れた燃費性能を実現しています。

    燃費が良く、運転のしやすさを重視する方に特におすすめです。

    トヨタ ヴォクシー

    トヨタ ヴォクシー

    WLTCモード燃費

    23.0km/L

    トヨタ ノアの姉妹車であるトヨタ ヴォクシーは、ファミリーでの移動が多い方や個性的なデザインが好きな方におすすめの車です。

    ノアとは姉妹車で基本構造は統一となり、サイズ感や内装もほとんど同じです。ノアとヴォクシーの大きな違いはフロントフェイスやグレード数です。

    グレード数はノアの方が豊富ですが、ヴォクシーには他のミニバンにはない、ワイドで新鮮な外観デザインが魅力です。ノアと同様のハイブリッドシステムが採用されており、高い燃費性能を実現しています。

    燃費がいい車「コンパクトSUV」おすすめ3選

    続いて、幅広い世代から人気の高いコンパクトサイズの国産SUVとミドルサイズの国産SUVのおすすめ3車種をそれぞれご紹介します。

    トヨタ ヤリスクロス

    トヨタ ヤリスクロス

    WLTCモード燃費

    30.8km/L

    トヨタ ヤリスクロスは、コンパクトSUVの中でも特に人気のある車です。

    サイズは全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mmとコンパクトでありながら、洗練されたデザインと広々とした使い勝手の良い内装が人気を集めています。

    2020年に登場したヤリスクロスは新世代のハイブリッドシステムを搭載し、ハイブリッド車としてトップクラスの低燃費を実現しています。

    小回りが利くコンパクトなボディと充実した安全装備で、コンパクトSUVの魅力が詰まった車です。

    トヨタ ライズ/ダイハツ ロッキー

    左からダイハツ ロッキー、トヨタ ライズ

    WLTCモード燃費

    28.0km/L

    トヨタ ライズとダイハツ ロッキーは姉妹車です。ダイハツが生産するロッキーをOEM供給し、トヨタがライズという名前で販売しているため、形や基本的な性能は同じです。

    サイズは全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mmです。コンパクトなボディですが、スクエア型で力強さを感じさせるデザインとなっています。

    焼却室内に高速の渦を発生させるシステムで、熱効率最大40%を可能にしているため、低燃費が実現しています。

    レクサス LBX

    レクサス LBX

    WLTCモード燃費

    27.7km/L

    レクサス LBXは、高級感のあるデザインが特徴のコンパクトSUVです。グレードはユーザーの好みに合わせた3タイプから選ぶことができます。

    サイズは全長4,190mm×全幅1,825mm×全高1,545mmと、通常の高級車と比較してかなりコンパクトです。

    これまでにレクサスが培った技術をLBXのハイブリッドシステムに組み込み、燃費性能を向上させています。

    燃費がいい車「ミドルサイズSUV」おすすめ3選

    トヨタ カローラクロス

    トヨタ カローラクロス

    WLTCモード燃費

    26.4km/L

    トヨタ カローラクロスは、日常使いはもちろん、アウトドアにもおすすめのSUVです。

    サイズは全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mmとなっており、リアシートを外すことで自転車も収納可能など、奥行きのある荷室が特徴です。

    また、ハイブリッドならではのスムーズな加速とモーターの出力を向上させたことにより、優れた燃費性能と心地よい走りを両立しています。

    レクサス UX

    レクサス UX

    WLTCモード燃費

    26.3km/L

    レクサス UXは、洗練されたデザインと優れた走行性能を備えた高級SUVです。サイズは全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mmで、日本の道路状況に適したサイズです。

    新開発の小型で軽量なリチウムイオン電池とモーターを搭載し、高効率化を図ることでパワーと燃費の性能を両立しています。

    さらに、日常の走行に使用される低中速域でのアクセルチューニングやアクセル全開性能の向上などにより、心地よい加速感が得られるシティ派SUVとなっています。

    トヨタ ハリアー

    トヨタ ハリアー

    WLTCモード燃費

    22.3km/L

    トヨタ ハリアーは、高級感溢れる内装とシャープでスタイリッシュな外観デザインを持つSUVです。ハリアーの最大の魅力は、ハイブリッドに加えてプラグインハイブリッドも展開している点です。

    プラグインハイブリッドは、充電スタンドなどで外部充電も行えるモデルです。充電用コンセントでバッテリーを充電しておけば、電気だけで走れる距離が増え、WLTCモードで燃費20.5km/Lの低燃費を実現します。

    通常のハイブリッド車も燃費性能に優れているため、生活スタイルに合わせて選びましょう。

    燃費がいい車「セダン」おすすめ3選

    トヨタ プリウス

    トヨタ プリウス

    WLTCモード燃費

    32.6km/L

    セダンの中でも低燃費の代表格といえば、ハイブリッド車という市場をけん引してきたトヨタ プリウスであることは間違いありません。

    スタイリッシュなデザインだけでなく、スポーティーな走りも実現できることにより、多くのユーザーから支持を受けています。

    WLTCモード燃費は32.6km/Lを実現するなど、セダンの中でも別格の低燃費性能を実現しています。ハイブリッドゆえに低燃費と思われやすいプリウスですが、流線型の独特なフォルムがもたらす効果によって、優れた空力特性を持っています。

    ホンダ アコード

    ホンダ アコード

    WLTCモード燃費

    23.8km/L

    ホンダは低燃費だけでなく、爽快な走行性能の両立も目指しているメーカーです。その集大成ともいえるのが、長い歴史を誇るミドルサイズセダンのホンダ アコードです。

    「新世代スポーツ e: HEV」を搭載しています。レスポンスのよいスポーティーな走行性能を楽しめながら、エンジンとモーターの絶妙な協調制御によって低燃費と優れた静粛性を実現しています。

    国内初採用の全方位安全運転支援システム「Honda SENSING360(ホンダセンシング360)」など、先進機能を多数搭載しています。

    レクサス ES(ES300h)

    レクサス ES

    WLTCモード燃費

    22.3km/L

    レクサスの中でもハイブリッド専用車になっているのが、レクサス ESです。

    WLTCモード燃費では22.3km/Lと他の低燃費車と比較して、とび抜けた印象はありません。平均的な数値だと思われるかもしれません。

    しかし、プレミアムセダンとして高次元の乗り心地、静粛性、走行性能、そしてゆとりのある室内空間を実現しているモデルです。

    そんな高級車が20km/Lを超えるような低燃費を実現しているというのは驚きでしょう。高級感、乗り心地などを求めながら、燃費のいい車を探している方にはおすすめの1台です。

    燃費のいい車に関するよくある質問

    カタログ燃費と実燃費が異なる理由は何ですか?

    カタログ燃費とは、上記の走行モードごとに最も条件が整った状態で計測された燃費のことです。

    そのため、実際の車の状態や使用状況によって燃費は大きく変化します。

    燃費の良さだけで車を選んでも良い?

    車を選ぶポイントはいくつもあります。

    当然、燃費は維持費に直結するため、とても大事な要素です。ですが、車は用途にあっていることがもっとも重要です。

    ファミリー仕様なら、人数分だけのシートが必要です。仕事で使うなら、ラゲッジスペースも確保できないといけないでしょう。都市部であれば、小さな車のほうが何かと便利です。

    肝心なのは用途にあっていることです。優先順位を間違わないようにし、最終決定の一つの情報として燃費性能を選ぶことが、後悔しない選択につながります。

    燃費を向上させる3つのコツ

    今回ご紹介した燃費がいい車に乗ったとしても、車の状態や使い方次第では燃費が悪くなる場合があります。

    燃費のいい状態で保つためには、以下の3つを心がけましょう。

    燃費を向上させる3つのコツ

  • 定期的なメンテナンスを心がける
  • アクセル・ブレーキ操作は緩やかに行う
  • 不要な荷物は載せない
  • 定期的なメンテナンスを心がける

    定期的なメンテナンスを怠ると、部品が劣化し、パワーが正しくエンジンに伝わらなくなるため、結果的に燃費が悪くなります。

    メンテナンスで特に注意したいのは消耗品です。

    消耗品とは主にエンジンオイルやタイヤのことで、おおよその交換目安を以下の表に示しています。メーカーや車種、使い方によっても交換時期は異なるため、ご自身の車の使い方に合わせて、交換時期をきちんと把握しておきましょう。

    消耗品 交換目安

    エンジンオイル

    走行距離3,000km~5,000kmまたは3ヶ月~6ヶ月

    タイヤ

    2~3年に1回

    アクセル・ブレーキ操作は緩やかに行う

    急発進や急加速することでエンジンの回転数が上がり、結果的に燃料を多く使用してしまうため、燃費が悪化します。

    アクセルやブレーキの操作は緩やかに行い、余裕を持った運転を心がけましょう。

    不要な荷物は載せない

    一般財団法人省エネルギーセンターの調査には、排気量2Lのセダンで重量が増加した場合、どれだけ燃費が悪化するかというデータがあります。

    そのデータによると「110kg増加した場合、一般道で燃費は3.4%落ちる」という結果になりました。

    つまり、余計なものが増えると燃費は落ちるため、常に不要なものは降ろす癖をつけるといいでしょう。

    まとめ

    今回は燃費のいい車の選び方やそれぞれのボディタイプ別に燃費のいい車をご紹介しました。

    車を選ぶ際はまず使用用途を明確にし、その上で普段の走行環境や用途から燃費効率を考え、自分に合った車を探してみましょう。

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