レクサス 新型GXの価格は1235万円! 日本発売は今秋|内装やサイズなど詳しく解説
MōTA / 2024年4月19日 13時40分
2024年4月19日(金)、レクサスは新型SUV「GX(GX550)」を2024年秋頃に通常販売することを発表しました。 これに先立ち、「GX550“OVERTRAIL+(オーバートレイル プラス)”」の抽選販売が100台限定で開始されます。 当記事では、新型GXのレビューや価格、ボディサイズ、外観、内装、荷室、パワートレイン、悪路走破性などをカーライフ・ジャーナリストの渡辺陽一郎さんが解説します。
レクサスの新型SUV「GX」とは?
そのためトヨタの上級ブランドであるレクサスもSUVを豊富に用意していますが、そこに新型GX(GX550)が加わりました。
レクサス RXやNXは、前輪駆動の乗用車系プラットフォームでした。一方でGXはSUVの原点というべき悪路向けの車種で、基本部分はトヨタ 新型ランドクルーザー250と共通です。
新型GXのレビュー! 良い点、気になる点
外観 | 4.0 |
★★★★☆ |
---|---|---|
内装・居住性 | 4.0 |
★★★★☆ |
走行性能 | 4.0 |
★★★★☆ |
運転のしやすさ | 2.0 |
★★☆☆☆ |
乗り心地 | 3.0 |
★★★☆☆ |
燃費 | 3.0 |
★★★☆☆ |
価格の割安度 | 2.0 |
★★☆☆☆ |
良い点、気になる点まとめ
〇新型GXの良い点
・悪路走破力がきわめて高く、デコボコの激しい場所でも走破できる
・V型6気筒3.5Lツインターボエンジンの搭載で、動力性能にも余裕がある
・内外装が上質で、装備もレクサスらしく充実している
×新型GXの気になる点
・価格は1235万円で、レクサス最上級SUVのLX並みに高価
・全幅は2mなので、狭い裏道や駐車場で気を使う
・最低地上高に余裕がある代わりに床が高く乗降性が悪い
新型GXのボディサイズ
特に全幅は新型GXがLXよりもわずか10mmですがワイドとなります。ホイールベースは2,850mmで同じです。
つまり新たに投入される新型GXは、LXとこれのベースになったランドクルーザー300に近い大きさです。
以下は新型GX、LX、ランドクルーザー300のボディサイズ比較表です。
車種 | 全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|---|
新型GX | 4,970 |
2,000 |
1,925 |
LX | 5,100 |
1,990 |
1,885-1895 |
ランクル300 | 4,950-4,985 |
1,980-1,990 |
1,925 |
寸法はすべてmm
新型GXの外観
LXのフロントマスクは、レクサス車に共通するスピンドル(糸巻状の)グリルを強調して存在感を強めていますが、GXはブラックで荒々しく鋭い、悪路向けSUVとしての印象です。
新型GXの内装、室内の広さ
水平基調のデザインは、視認性や操作性が重視されています。デコボコの激しい悪路を走りながら、メーターの確認や正確な運転操作をする必要があるためです。
悪路を走破する本格的なSUVでありながら、装備もレクサスの水準を保っているでしょう。
身長170cmの大人4名が乗車した時、リアシートに座る乗員の膝先空間は、LXなどと同様で握りコブシ2つ分です。
足元空間に大きな余裕があるわけではないですが、4名で乗車しても長距離を快適に移動できます。
新型GXの荷室
新型GXのパワートレイン、燃費
「GX550“OVERTRAIL+」の燃費はWLTCモード燃費は8.1km/Lです。
LXの通常グレードと"EXECUTIVE"のWLTCモード燃費が8.0km/L、"OFFROAD"が8.1km/Lなので、LXと同等と言えます。
LXも同じタイプのエンジンを搭載しますが、最高出力は415馬力で、最大トルクは650N・mです。新型GXはLXに比べて最高出力が控え目ですが、最大トルクの数値は同じです。
ターボを装着しない自然吸気のガソリンエンジンに当てはめると、最大トルクは6Lの排気量に相当するので、実用回転域の駆動力が高いということです。
このエンジンは、高速道路から悪路まで、さまざまな場面で優れた駆動力を発揮するでしょう。
新型GXの悪路走破性能
舗装路ではボディの傾き方を制御して走行安定性を向上させるのがスタビライザーの役割。しかしスタビライザーは、舗装路では優れた効果を発揮するものの、悪路では走破力を妨げる場合もあります。
そこで電子制御のE-KDSSにより、走行状態に応じた作動をさせるわけです。
新型GXのE-KDSSは機械式と違って電子制御なので、舗装路での直進時にも制御を行います。スタビライザーのニーズが低い場面では、舗装路でもカットして、乗り心地を向上させるのです。
特別仕様車の「GX550“OVERTRAIL+”」の価格は1235万円
通常の販売開始は2024年秋ですが、これに先立って特別仕様車の「GX550“OVERTRAIL+”」の抽選販売が100台限定で開始されます。申し込みはレクサスの販売店で、実施期間は2024年4月19日(金)から5月12日(日)。
特別仕様の「GX550“OVERTRAIL+”」の価格は1235万円。LX(LX600)の標準グレードが1250万円なので、ほぼ同じ価格です。
2024年秋の通常販売のタイミングでは、1150万円くらいで標準グレードを追加する可能性があります。
両車の違いは、GXは最低地上高にも余裕があって悪路指向が強く、LXは内外装の存在感と豪華さを際立たせて都会的に仕上げたことです。
ランドクルーザー250と300の関係にも当てはまることですが、ユーザーから見ると、似通った商品をそろえた印象を受けるかもしれません。
LXが大柄な悪路向けSUVとして存在する以上、新型GXはNXと同等サイズ(全長4,660mm×全幅1,865 mm)の悪路向けとすれば、差別化がしやすかったのではないでしょうか。
全長を4,700mm、全幅を1,850mmくらいに抑えると、価格も850万円前後に収まり、選択しやすくなるでしょう。
購入しやすい状況になれば新型GXの魅力も際立つはず
日本のユーザーに対するトヨタの一番のメリットは公平性です。トヨタブランドは、全国に約4600店舗の販売網があり、全国すべてのユーザーが公平に購入可能。だからこそ販売台数も一番多いです。
ところがレクサスは、約200店舗に限られ、都市部を中心に展開されているため、1県に1店舗しかない地域もあります。
しかもレクサスは海外向けのブランドなので、レクサスの販売総数に占める国内登録台数の割合も、2022年が7%、2023年も11%と少ない状況です。トヨタ全体では2023年は16%なので、レクサスは国内販売比率が低めです。そして受注を停止させる車種も散見されます。
レクサスは、もう少し我々日本のユーザーに、優しいブランドであって欲しい。そうなるとGXの魅力も一層際立つでしょう。
[筆者:渡辺陽一郎/写真:レクサス]
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【2024年】 燃費がいいSUVおすすめ15選! SUVの選び方も合わせて紹介
MōTA / 2024年7月22日 18時0分
-
コンパクトSUVのおすすめ車種はどれ? 室内空間や荷室、燃費など選び方別ランキングTOP3
MōTA / 2024年7月19日 19時0分
-
全長4m以下! 約170万円のトヨタ「小さいSUV」が人気沸騰!? 販売再開した「ライズ」一体どんな人が購入してる?
くるまのニュース / 2024年7月4日 8時40分
-
14年ぶり全面刷新! レクサス「新型“カクカクSUV”」登場! V6ツインターボ×「上質オシャレ内装」がカッコイイ! 国内初投入「新型GX」に大反響
くるまのニュース / 2024年6月30日 20時10分
-
「OPEN COUNTRY A/T III」が新型レクサス『GX』・トヨタ『ランドクルーザー250』の新車装着タイヤに採用
レスポンス / 2024年6月28日 10時0分
ランキング
-
1日本のにんにくは中国産が9割。「国産にんにく」と「中国産にんにく」の違いとは? 3つの産地で比較
オールアバウト / 2024年7月26日 21時5分
-
2マヨネーズにつけて食べると消化酵素が3倍増…キャベツの栄養を爆上げするのは「千切りorかじる」どちらか
プレジデントオンライン / 2024年7月26日 9時15分
-
3イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
ねとらぼ / 2024年7月26日 16時5分
-
4日本人に多い「近視」 子どもは特に要注意、放置すると及ぶ“危険性” 眼科医が解説
オトナンサー / 2024年7月26日 7時10分
-
5「コロナと夏かぜ流行中」何が起きているのか ワクチンを打っている人、打ってない人の違い
東洋経済オンライン / 2024年7月26日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)