【2024年】新型ミニバンおすすめ全15車種を紹介! ミニバンの選び方や購入時の注意点も解説
MōTA / 2024年5月2日 18時30分
子育て・アウトドアなどのシーンで便利なミニバンですが、人気ゆえに車種も多く、どれにしたらよいのか迷いますよね。 実際のところミニバンには幅広いラインナップがあり、家族構成や安全性、燃費性能、リセールバリューなど、購入時に考慮しておいたほうが良いポイントがいくつかあります。 この記事では、そんなミニバンの選び方や新型ミニバンをメーカー別でご紹介。 あわせてライフスタイル別におすすめのミニバン、注意点なども解説します。 ※この記事では「現時点で新車が発売されている車種」を新型として扱います。販売開始から3年以上が経過し、モデルチェンジを控えた車種もある点をご了承ください
どの車種にする? ミニバンの選び方とは
子育て中のファミリーや、アウトドアが趣味の家族にとってミニバンは最適なボディタイプです。
しかしミニバンが人気の近年、新型ミニバンは数も多く、どのミニバンを選べばよいか迷いますよね。
そこで、まずはミニバン選びにおいてチェックすべきポイントをご紹介していきます。ポイントは以下の5点です。
・車内の広さ、シートアレンジ
・安全性能
・燃費性能
・コネクテッド、エンターテイメント機能
・リセールバリュー
1つずつ詳しく解説します。
車内の広さ・シートアレンジ
車に乗る全員の快適な移動を最重視するなら、車内の広さ・シートアレンジの柔軟性に注目してミニバンを選ぶのがおすすめです。
ボディサイズ、車内の広さ
ミニバンには複数のボディサイズがあります。基本的にはボディサイズの大きさ=車内の広さです。
車種例 | |
---|---|
コンパクトサイズ |
トヨタ シエンタ、ホンダ フリードなど |
Mサイズ |
トヨタ ノア、日産 セレナなど |
Lサイズ |
トヨタ アルファード、日産 エルグランドなど |
たとえば、子どもが小さいうちはチャイルドシートの設置も必要で、荷物も多くなりがちのため、広いスペースが必要です。
7~8人まで乗車できる3列シートのMサイズやLサイズのミニバンなら誰も窮屈な思いをせずに移動が楽しめるでしょう。
シートアレンジのしやすさ
スライドシートや折り畳めるシートなど、自在にシートがアレンジできるタイプの車種なら、体格や状況にあわせられるため、全員が快適に過ごせます。子どもが成長するにつれ足を伸ばせる広さも求められるようになります。シートの広さが調整できるアレンジ性は長期的に乗りたい人ほど重視しておいた方が良いでしょう。
くわえてシートアレンジは荷室の使い勝手にも影響してきます。
ベビーカーを折りたたまずに載せられるスペースや、おむつや着替えなどかさばりやすい手荷物が積めるスペースの確保はストレスフリーな移動には欠かせません。
このように、人も荷物も多くなりがちなファミリー向けのミニバン選びでは、車内空間を重視して選ぶことをおすすめします。
実際にディーラーなどに足を運び、車内の広さやシートアレンジのしやすさなどを確認してみてください。
安全性能
大切な家族を安心して乗せたい人は安全性能に注目して選ぶことをおすすめします。安全装備次第で、事故で死傷する可能性や事故自体のリスクを減らすことができます。
新型のミニバンには先進的な安全技術が搭載されているモデルが多いので、以下の2つのポイントに着目して選びましょう。
アクティブセーフティ(予防安全)
衝突事故などを未然に防ごうとする技術。
アクティブセーフティの例
衝突被害軽減ブレーキ:歩行者の飛び出しなど衝突を察知し、車が自動的にブレーキを操作し、衝突前に停止あるいは減速させる技術
パッシブセーフティ(衝突安全)
衝突事故が起きた際に、乗員や歩行者の被害を最小限に抑えるための技術。
パッシブセーフティの例
歩行者傷害低減ボディ:歩行者と衝突した際にボディ構造で衝撃を吸収し、乗員や歩行者への被害を軽減
最近では事故を未然に防ぐアクティブセーフティに力を入れているメーカーも多く、様々な機能が日進月歩で進化しています。
大切な家族を乗せる車ですから、万が一に備えておくのは重要なことです。
また先行車に自動で追従してくれるアダプティブクルーズコントロール(ACC)など、運転の疲れを軽減する機能も存在しています。これらも事故を予防する上で役に立ってくれるでしょう。
事故を防いだり、普段の運転をサポートしてくれたりする機能も多いため、大切な家族を乗せるミニバンにおいて、安全性能は重要なポイントです。
燃費性能
燃費性能で選ぶことも、家計への負担を配慮する上で重要です。
ミニバンはボディが大きいため重量があり、そのため燃費が弱点だと言われてきました。しかし、新型のミニバンには燃費効率の良いハイブリッドシステムを採用しているモデルも増えています。
ハイブリッド車は車両価格が高めの設定ですが、走行距離が多いならば長期的に見るとコスパが良くなります。
日常的に車を使用するのであれば、燃費が良く家計に優しいハイブリッドエンジンのミニバンを選ぶとよいでしょう。
ただしガソリンエンジンの技術も向上しているため、一昔前のミニバンに比べるとガソリンエンジンの燃費は大幅に向上しています。
そのため、ハイブリッド車一択というわけではなく、自身の年間走行距離から燃料費を計算し、どの程度の燃費性能が必要なのかを検討してみてください。
コネクテッド、エンターテイメント機能
子育てファミリーにとって便利な、コネクテッド機能やエンターテイメント機能を備えたミニバンを選ぶのも良いでしょう。コネクテッド機能
メーカーとネットワークを介して通信するコネクテッドサービスは、自動的に地図データを最新化してくれるので、最短ルートで目的地へ誘導してくれます。
最新の施設情報や渋滞情報まで受信できるので、「カーナビの地図が古くて道に迷った」「子どものトイレが間に合わなかった」などのトラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
また最新の緊急通報システムは、万が一の事故など緊急時、自動的にコールセンターを通じて警察・消防署に通報してくれます。一刻を争う事態に陥った時に大きな助けとなることは間違いありません。
エンターテイメント機能
長距離ドライブにおいて、子どもたちが退屈して騒ぎ出してしまうことはよくあることです。そのためエンターテイメント機能も重要です。
スマホの画面をミラーリングできるナビやリアモニターなどが標準装備されているモデルもあります。
あるいは車内Wi-Fi対応のオプションを選べば、タブレット端末などで動画配信サービスを快適に利用できます。
このようにコネクテッド機能やエンターテイメント機能を搭載した新型ミニバンを選ぶことで、家族全員が快適に移動できる空間を手に入れることができるでしょう。
リセールバリュー
リセールバリューの高いミニバンを選ぶことも賢い戦略です。
リセールバリューとは車の再販価格のことで、中古車となった時にその車に残された価値を表し、「残価率」とも呼ばれています。
全ボディタイプにおける平均的なリセールバリューは、新車登録から3年後で50~60%程度、5年後なら40~50%程度です。
一方でミニバンは人気のボディタイプのため、5年経過時点で60%〜80%というモデルが多くあります。ただしその中でもモデルやボディカラー、装備等によって価値が変わります。
コスパを重視するなら、リセールバリューの高いミニバンをチェックしてモデルを選ぶと良いでしょう。
トヨタの新型ミニバン5車種
ここからは自動車メーカーごとにおすすめのミニバンを紹介します。
まずはトヨタの新型ミニバン5車種です。
・シエンタ
・ノア
・ヴォクシー
・アルファード
・ヴェルファイア
モデル数が多いように見えますが、トヨタ ノアとヴォクシー、トヨタ アルファードとヴェルファイアはそれぞれ兄弟車です。設計・性能は基本的に同じですが、デザインなどの違いがあります。
それぞれ解説していきます。
トヨタ シエンタ
トヨタ シエンタはコンパクトなボディながら両側スライドドアを備え、5人乗り2列シートと7人乗り3列シートの設定があります。また3列目を2列目シートの床下に格納できる使い勝手が人気です。
最小回転半径が5.0mと小さく、ミニバンでありながらコンパクトカーのような操縦性も魅力。
燃費性能(WLTCモード)はハイブリッド車で25.3km/L~28.8km/L、ガソリン車で18.3km/L~18.4km/Lと圧倒的な低燃費を実現しています。
トヨタ ノア
トヨタ ノアは低くフラットなフロアに加え、広いスライドドアのおかげで2列目以降の乗り降りがしやすい設計になっています。後席を折りたたんで広い荷室にしたり、2列目シートを後ろにスライドさせて足元を広くとったり、全面フラットのベッド状にしたり、自由自在なシートアレンジも人気の理由です。
車両や歩行者を検知して衝突回避を支援する衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュブレーキ」も装備されているため安心です。
ハイブリッドグレードを選べば燃費性能が高いため、維持費を下げることができます。
トヨタ ヴォクシー
トヨタ ヴォクシーと兄弟車であるトヨタ ノアとの違いは、メッキパーツを効果的に用いた魅力的でクールな顔立ちにあります。トヨタ ノア同様に広い室内空間と自由自在なシートアレンジで、様々な使い方に対応させることができます。
シートを畳んで広い荷室を確保したり、2列目シートをスライドさせて足元を広くしたりすることができ、操作には力が要らず簡単。
トヨタ ノアと同じく燃費の優れたハイブリッドモデルもラインナップするほか、衝突被害軽減ブレーキが装備されていることも人気の理由です。
トヨタ アルファード
トヨタ アルファードの最大の魅力は迫力満点の大柄なボディに、ラウンジのように高級感の溢れる内装を組み合わせ、特別感のあるデザインにあります。兄弟車であるトヨタ ヴェルファイアとの違いは縦方向に長いフロントグリルのデザインなどです。
また安全性能にも定評があり、前方からの衝突を防ぐ「プリクラッシュブレーキ」のほか、ボディ各所に障害物センサーやカメラを搭載し、大柄のボディながら車庫入れや歩行者の多い道路の走行でも安心です。
トヨタ ヴェルファイア
トヨタ ヴェルファイアは兄弟車であるトヨタ アルファード同様、高級感の溢れる室内空間が魅力です。トヨタ アルファードとの違いは、横方向に広いフロントグリルがアグレッシブな顔つきになっている点にあります。
フルフラットの車内は木目調パネルや大振りなキャプテンシートで彩られ、高級クルーザーのようなゴージャスさが味わえます。
トヨタ アルファードと同じく、大柄なボディでも運転しやすいよう、死角を補うカメラやセンサーをボディ各所に搭載されているため、狭い道での運転も安心です。
ホンダの新型ミニバン3車種
ホンダの新型ミニバンは3車種がラインナップされています。
コンパクトなフリード、広々としたMサイズミニバンのステップワゴン、そして最上級のオデッセイです。
ホンダ フリード
フリードは全長が抑えられたコンパクトなボディで小回りも利くため、狭い道でも運転しやすい点が特徴です。車内は天井が高く広さも十分で、大人数でも快適に移動することができます。
2列目のシートは、左右独立の2人掛けと、3人掛けのベンチシートから選択することができ、シートは折りたたみ、スライドも可能となっているため、大きな荷物の運搬や車中泊にも便利です。
安全性能ではミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた安全運転支援システム「Honda SENSING」も装備。衝突軽減ブレーキや、車線を検知してはみ出さないよう支援する「路外逸脱抑制機能」などの機能が搭載されています。
2024年にはモデルチェンジも控えているようですが、現行モデルも他の最新モデルに劣らず十分な性能を持っています。
ホンダ ステップワゴン
ホンダ ステップワゴンは家族思いの設計が際立つミニバンとして人気です。2022年5月に発表された新型では前世代で特徴的だった「わくわくゲート」が廃止されましたが、「SPADA(スパーダ)」グレードでは開く角度を任意に設定できる「パワーテールゲート」が搭載されています。
2列目のシートは7人乗り・8人乗りで仕様が異なっており、7人乗りの場合は独立型のキャプテンシート、8人乗りの場合は6:4分割のベンチシートです。
キャプテンシートを選択した場合は、前後左右に幅広く動かせるため、乗る人が快適と思える姿勢を自在に取ることができます。
ホンダ オデッセイ
ホンダ オデッセイは2021年に一度は生産終了となったものの、2023年12月にプレミアムモデルとして販売が再開されました。高級志向が強いデザインで室内は3列目までゆったりとした作りです。
2列目はゆとりあるキャプテンシートが備わっており、3列目は床下に収納が可能です。
乗員の快適性を重視したい、荷物を多く載せたい、ときどき多人数が乗るような4人家族などにおすすめです。
日産の新型ミニバン2車種
日産の新型ミニバンはMサイズのセレナ、Lサイズのエルグランドの2車種がラインナップされています。
日産 セレナ
日産 セレナは高速道路でアクセル、ブレーキ、ハンドル操作をアシストしてくれる「プロパイロット」を搭載。長時間ドライブや渋滞時の運転など、ドライバーの負担を軽減してくれる点が魅力です。e-POWERモデルはエンジンを発電にのみに利用し、力強いモーターを動力源にしているため低燃費です。また、アクセルオフ時に強い回生ブレーキが効くため、アクセルのオン/オフだけで容易に速度調節ができます。
シートアレンジが多彩であることに加え、テールゲートが上半分だけ開閉できる「ハーフバックドア」が採用されています。狭い駐車場でも荷室の開け閉めが容易なので、アウトドアや買い物などの際の使い勝手は抜群です。
日産 エルグランド
Lサイズミニバンの日産 エルグランドは室内空間のゆとりが魅力で、どこに座ってもゆったり乗ることができます。2列目だけでなく3列目のシート形状にもこだわっており、6~7人での長距離ドライブでも疲れにくい快適さがあります。
シートアレンジも多彩で3列目のシートを折りたたむと荷室も広く使うことができます。
日産自慢の運転支援システムや安全装備も充実しており、安全かつゆとりのあるドライブがしたい方におすすめです。
スズキ、三菱の新型ミニバン2車種
トヨタ、ホンダ、日産以外の自動車メーカーからもミニバンは販売されています。
ここでは代表的な2台としてスズキ ランディと三菱 デリカD:5をご紹介します。
スズキ ランディ
スズキ ランディはトヨタ ノア・ヴォクシーのOEMモデル(兄弟車)です。セカンドシートのロングスライドによる多彩なシートアレンジが可能で、広く自由度の高い室内空間を実現する3列シートが魅力。
両側のスライドドアには、リモートキーを身につけていればフロントドア下のセンサー部に足先をかざすだけで開閉ができる「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」や、バックドアを開閉途中の位置に止めることができる「フリーストップバックドア」が採用され、買い物などの日常シーンで使い勝手のよい装備が充実しています。
また車両や歩行者、自転車(いずれも昼夜)、自動二輪車(昼のみ)を直進時、交差点右左折時に検知する「プリクラッシュセーフティ」など、先進安全技術も搭載されているため、高い安全性能を誇ります。
三菱 デリカD:5
アウトドア好きに大人気の三菱 デリカD:5はトルクの厚いディーゼルターボエンジンや足回りの設定などにより悪路走破性が高い点が魅力です。全車4WDではあるものの、一般道などを走る時には2WDに切り替えができるため、悪路での高い走破力と低燃費走行を両立することができます。
大型メッキグリルやアングルが大きい個性的なデザインは、他の人と差をつけたい方には最適と言えるでしょう。
家族でキャンプなどによく行くアウトドア派のファミリーにピッタリの車です。
輸入車メーカーの新型ミニバン3選
日本車メーカーに多いワンボックス型のミニバンではなく、個性的なデザインを好む人には輸入車メーカーのミニバンがおすすめです。
ここでは輸入車の新型ミニバンであるプジョー リフターロング、ルノー カングー、フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランの3車種をご紹介します。
プジョー リフターロング
プジョー リフターロングは3列シート7人乗りのロングモデルで、2列シート5人乗りのリフターがベース車です。3列シートを最後端までスライドさせた状態でも、荷物を搭載できる荷室スペースが確保されています。またシートアレンジ次第で約3メートルの長尺物が搭載可能です。
パワートレインは1.5Lディーゼルターボと8速ATを組み合わせ、荷物を搭載した上り坂でもパワフルな走りが期待できます。
ミニバンでありながら、乗り味や見た目にこだわりたい方におすすめの車種と言えます。
ルノー カングー
ルノー カングーはもともと商用車として設計された5人乗りバンです。本国であるフランスでは郵便配達車として活躍しており、プロも認める高い積載性能と実用性を併せ持っています。
テールゲートが観音開きになる「ダブルバックドア」となっているため、狭い場所での積み下ろしも楽々です。
荷室に仕切りがついているので荷物の収納がしやすく、キャンプなどのアウトドアでたくさんの道具を積みたい人におすすめです。
どこか愛らしい柔和な顔つきやポップなボディカラーからは、商用車のような無骨さを感じさせず、さまざまな人に愛される一台となっています。
フォルクスワーゲ ゴルフトゥーラン
フォルクスワーゲン ゴルフトゥーランは全長4,535~4,540mm、全幅1,830mm、全高1,670mmという使い勝手の良いボディサイズながら、見た目以上に広々とした室内空間が魅力です。シートアレンジも柔軟で、乗せる荷物に合わせてシートを動かしやすい作りとなっています。
ミニバンではいまどき珍しいヒンジドア形式ですが、3列目への乗り降りが簡単にできるイージーエントリー機能もあり、乗り降りも難しくありません。
またテールゲートには自動開閉機能がついているため、荷物などで両手がふさがった状態でもテールゲートに触れることなく開けることができるので、買い物時などに便利です。
※ 同じ買取店から異なる電話番号で連絡がくる場合があります。
※ 一部実車の確認が必要な場合があります。
ライフスタイル別おすすめ新型ミニバン
新型ミニバン選びで失敗しないために、ライフスタイル合わせたモデルを選ばなければなりません。
家族構成や車の使い方の違いによって最適なモデルが違うため、自身のライフスタイルにマッチする一台を選びましょう。
どのモデルがどのようなライフスタイルに適しているか、それぞれ具体例を上げて紹介します。
4人家族向けコンパクトミニバン
4人家族に向いているのは、コンパクトながらも十分な車内空間が確保できるコンパクトミニバンです。
おすすめモデルはトヨタ シエンタやホンダ フリード。
このサイズは街中でも運転がしやすく駐車スペースを選ばないため、日常の買い出しから週末のお出かけにも便利な大きさです。ほどよくコンパクトなため燃費性能が良いのも嬉しいポイント。3列シートモデルを選べば、6人以上のお出かけにも対応できます。トヨタ シエンタやホンダ フリードの3列目は収納もできるため、普段の移動は家族4人だけという使い方にもピッタリです。
5人以上の家族向け大型ミニバン
5人以上の家族に向いているのはM〜Lサイズミニバンと呼ばれる大型ミニバンです。
トヨタ ノア・ヴォクシー、日産 セレナ、ホンダ ステップワゴンなどがおすすめ。
このサイズであれば3列目が標準装備となっているため、5人以上でもゆったりと快適に移動ができます。また長距離の移動でも疲れにくい快適な乗り心地や、大量の荷物も楽に積むことができる広い荷室も備わっています。
家族旅行や友人とのレジャーなど、アクティブな家族には特に相性の良いボディタイプです。
高級志向であれば、最上級モデルのトヨタ アルファード・ヴェルファイアやホンダ オデッセイ、日産 エルグランドなども検討してみてはいかがでしょうか?アウトドア利用が多い家族向けミニバン
アウトドア利用が多い家族であれば、悪路の走行に強い性能や積載性の高いミニバンがおすすめです。
特にアウトドア好きの間で人気のミニバンは三菱 デリカD:5。
過酷な環境に強いSUVのような走破性と、ミニバンの居住性を併せ持つモデルです。キャンプ場や運動場など、舗装されていないエリアを走ることの多いアウトドア好きにはこのモデルをおすすめします。
他のミニバンもシートをすべて倒してフルフラットにできるため、車中泊したいファミリーに人気です。
シートの倒し方や寝心地はモデルごとに違いがあるため、一度お近くの販売店でチェックしてみてはいかがでしょうか?
このようにライフスタイルに合わせたミニバンを選ぶことで、家族全員が満足するカーライフを実現できるでしょう。
しかしミニバンを購入する際には注意点が2つあります。次に解説します。
新型ミニバンを購入する時の注意点
新型ミニバンを購入する時には、家族にとって最適な選択をするための注意点が2つあります。
・燃費性能と購入費用のバランスを考える
・発生する維持費を想定しておく
これらのポイントを踏まえることで賢いミニバン車選びができるでしょう。
1つずつ解説していきます。
燃費性能と購入費用のバランスを考える
新型ミニバンを選ぶ際には、燃費性能の良さと購入費用のバランスを考えることが重要です。
ハイブリッド車の燃費性能はガソリン車よりも高いですが、購入費用も高くなります。
しかし走行する距離によっては、その初期投資分を回収することが可能です。
一般的なミニバンの情報をもとにシミュレーションしてみました。
前提条件 |
---|
年間10,000km走行 |
計算式 |
■ガソリン車の年間燃料費 |
■ハイブリッド車の年間燃料費 |
差額 |
ハイブリッド車の年間燃料費-ガソリン車の年間燃料費=1年間の燃料費の差額 |
ハイブリッド車のほうがガソリン車よりも年間6万3750円ほど燃料代が安いと試算できます。
つまり5年間乗り続けると30万円ほど差が開くということ。
この差額と、検討しているモデル・グレードの価格に照らし合わせて、損得のバランスを検討してみましょう。
ただし走行距離によってこの金額は大きく変わるため、車の使い方に合わせてご自身でもシミュレーションすることをおすすめします。
発生する維持費を想定しておく
新型ミニバン選びで後悔しないためには、購入した後に発生する維持費も想定しておかなければなりません。
維持費には、ガソリン代の他にも次のようなものがあります。
・自動車税
・自動車保険(任意保険)
・点検、車検費用
・メンテナンス費用
・タイヤなどの消耗品費用
・高速、有料道路通行料
・駐車場代(居住環境による)
大型ミニバンの大排気量エンジンの場合、自動車税や重量税(車検費用に含まれる)がコンパクトミニバンよりも高くなります。また、大きな車ほどタイヤやバッテリーのサイズが大きくなり、消耗品の価格も高くなります。
「ミニバンならどれも同じ」と考えず、モデルごとの維持費の違いを理解して車選びをすることで想定外の費用発生を避けましょう。
まとめ
メーカー別新型ミニバン情報と後悔しない選び方のコツを解説してきました。
・家族構成とライフスタイルを考える
必要な広さや使い勝手をライフスタイルに合わせて選ぶ
・安全性能と燃費性能をチェック
家族を守るための安全性能や家計の負担を減らすための燃費性能を中長期的に考える
・最新技術とリセールバリューを検討
現在の快適性はもちろん将来のことも考えて選ぶ
・購入時の注意点を念頭に置く
購入費用と維持費のバランスをしっかりシミュレーションする
これらのコツを押さえれば、自分や家族にピッタリの新型ミニバンが選べることでしょう。
【筆者:文生伊(あおい)/撮影:茂呂 幸正/小林 岳夫/島村 栄二】
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