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ホンダ 新型フリードの価格は250万8000円〜! 燃費や納期、ボディサイズ、おすすめグレードなどもあわせて解説

MōTA / 2024年6月27日 15時45分

ホンダ 新型フリード(e:HEV AIR EX) ホンダ 新型フリード(e:HEV AIR EX)

ホンダ フリードは、2024年6月28日(金)にフルモデルチェンジが実施され、新型モデルが発売されます。販売店では同年5月10日から予約受注が開始されましたが、人気も高く納期も延びつつあるほどです。 そんな新型フリードについて、この記事では、価格や燃費、ボディサイズ、グレード、グレード別の装備の違い、買い得グレードなどをご紹介します。

ホンダ 新型フリード(e:HEV AIR EX) ホンダ 新型フリード(e:HEV AIR EX)

新型フリードとは?

新型フリード(AIR)の外観 フロントビュー

新型フリード(AIR)の外観 リアビュー

日本国内で最も多く販売されているホンダ車は軽自動車のN-BOXで、2番目がフリードです。

そんな人気の高いフリードの3代目となる新型モデルは、2024年5月上旬に概要が公表され、販売店では2024年5月10日からグレードと価格を明らかにして予約受注を開始。そして同年6月28日より発売となります。

新型フリード(CROSSTAR)の外観 フロントビュー

新型フリード(CROSSTAR)の外観 リアビュー

グレードは、従来の標準ボディに相当する「AIR(エアー)」と、外観をSUV風にアレンジした「CROSSTAR(クロスター)」に大別されます。それぞれに直列4気筒1.5Lのノーマルエンジンと、e:HEV(ハイブリッド)が設定されています。

駆動方式は、各グレードに2WD(FF)と4WDが用意されました。

新型フリードのボディサイズ

新型フリード(AIR EX)の外観 サイドビュー

新型フリードのボディサイズは、全長4,310mm、全幅1,695mm~1,720mm、全高1,755mm(FF)~1,780mm(4WD)、ホイールベース2,740mmです。

AIRとCROSSTARでは、全幅が異なります。AIRの全幅は1,695mm、CROSSTARの全幅は1,720mmです。

また旧型と比較すると新型では全長が伸び、全高も高くなりました。

新型と旧型のボディサイズ比較は以下のとおりです。

新型 旧型
全長

4,310mm

4,265~4,295mm

全幅

1,695~1,720mm

1,695mm

全高

1,755~1,780mm

1,710~1,735mm

ホイールベース

2,740mm

2,740mm

新型フリードのグレード展開と装備の違い

新型フリードの主なグレード展開は「AIR」「AIR EX」「CROSSTAR」の3種類です。また、CROSSTARは「3列シートの6人乗り」と「2列シートの5人乗り」があり、仕様が異なります。

AIR

ホンダセンシングのカメラ

ホンダセンシング(衝突被害軽減ブレーキと運転支援機能)、サイド&カーテンエアバッグ、LEDヘッドライト、電子制御パーキングブレーキ、両側スライドドアの電動機能、撥水・撥油シート生地など。

AIR EX

AIRからの価格アップは18万9200円です。

新型フリード(AIR EX)の内装(インパネ)

AIRの装備に加えて、ブラインドスポットインフォメーション、リアクーラー、コンビシート(上級シート表皮)、本革巻きステアリング&ATレバー、アルミホイールなどが追加されます。

CROSSTAR/6人乗り

外観がSUV風にアレンジされたCROSSTAR。AIR EXからの価格アップは15万9500円です。

新型フリード(CROSSTAR)のフロントバンパー

AIR EXの装備に加えて、CROSSTAR専用の外装パーツ、ルーフレール、LEDフォグライトなどが追加されます。

CROSSTAR/5人乗り

ユーティリティナット(リアゲート)

CROSSTAR/6人乗りと比べた時の変更点は、荷室後部の形状が変更され、ユーティリティナット、ユーティリティボードなども追加で装着されます。その代わりに3列目のシートやリアクーラーは非装着です。

新型フリードのシート種類と乗車人数の違い

新型フリードのシート配列は、AIRとCROSSTARで異なります。

AIRには3列シートの「6人乗り」と「7人乗り」の2種類、CROSSTARには3列シートの「6人乗り」と2列シートの「5人乗り」の2種類が設定されています。

グレード 2列目のシートタイプ 乗車人数

AIR

セパレート

6人乗り

AIR

ベンチ

7人乗り

CROSSTAR

セパレート

6人乗り

CROSSTAR

ベンチ

5人乗り

AIR

セパレートシート, ベンチシート

セパレートシート, ベンチシート

AIRの6人乗りは、2列目がキャプテンシートと呼ばれるセパレートタイプになり、両側にアームレストが備わります。中央が通路になるために車内の移動もしやすいです。

AIRの7人乗りは、2列目が横長のベンチシートです。2列目に3人が座れることや、子供のオムツを替えなどに便利というメリットがあります。

ベンチシートは前方へコンパクトに畳めるため、3列目の跳ね上げによる格納機能と併用すると、車内の中央から後方を広い荷室に変更できます。

CROSSTAR

セパレートシート

CROSSTARには、2列目がベンチシートの7人乗りはありません。AIRと同様の2列目キャプテンシートの6人乗り、3列目がなく2列目がベンチシートの5人乗りの2種類が用意されます。

5人乗りは、車椅子ごと車内に入れるスロープ仕様とボディの基本部分を共通化されています。そのため、荷室の後部が深く掘り込まれているのが特徴です。

ユーティリティボードが置かれたリアゲートオープンの画像

路面から荷室下端部までの高さは、3列の6/7人乗りは480mmですが、2列シートの5人乗りは335mmと低いです。6/7人乗りも低い部類に入りますが、5人乗りは圧倒的な低さです。高い位置まで持ち上げる必要がないため、重い荷物を積む時も便利です。

そして5人乗りの場合、ユーティリティボードによって、荷室を上下2段に分けて使えます。

CROSSTAR(画像は用品装着車)

後席の背もたれを前側に倒すと、ユーティリティボードとあわせて、2列目以降が平らで広い荷室に変更できます。

これは車中泊にも使いやすく、就寝時には荷物をユーティリティボードの下側に積めるため、外に持ち出す必要もありません。このように5人乗りはキャンプなどにも便利に使えます。

新型フリードの内装についてもっと知りたい方は、内装の解説記事をご参照ください。

新型フリードの価格

新型フリードの車両価格(税込)は250万8000円~343万7500円です。

グレードで分けると、AIRは250万8000円~327万8000円、CROSSTARは281万2700円~343万7500円です。

AIR

AIR

ノーマルエンジン

グレード 駆動方式 乗車定員 価格(税込)
AIR

FF

6人

250万8000円

AIR

4WD

6人

273万9000円

AIR EX

FF

6人

269万7200円

AIR EX

FF

7人

274万1200円

AIR EX

4WD

6人

292万8200円

e:HEV(ハイブリッド)

グレード 駆動方式 乗車定員 価格(税込)
e:HEV AIR

FF

6人

285万7800円

e:HEV AIR

4WD

6人

308万8800円

e:HEV AIR EX

FF

6人

304万7000円

e:HEV AIR EX

FF

7人

309万1000円

e:HEV AIR EX

4WD

6人

327万8000円

CROSSTAR

CROSSTAR

ノーマルエンジン

グレード 駆動方式 乗車定員 価格(税込)
CROSSTAR

FF

5人

281万2700円

CROSSTAR

FF

6人

285万6700円

CROSSTAR

4WD

5人

304万3700円

CROSSTAR

4WD

6人

308万7700円

e:HEV(ハイブリッド)

グレード 駆動方式 乗車定員 価格(税込)
e:HEV CROSSTAR

FF

5人

316万2500円

e:HEV CROSSTAR

FF

6人

320万6500円

e:HEV CROSSTAR

4WD

5人

339万3500円

e:HEV CROSSTAR

4WD

6人

343万7500円

グレード別の価格情報まとめ

・最安値はAIR FF 6人乗りの250万8000円です。

・最高値はe:HEV CROSSTAR 4WD 6人乗りの343万7500円です。

・FFに比べ4WDの方が約20万円高くなります。

・ノーマルエンジンよりe:HEVは約35万円高くなります。

新型フリードの燃費

新型フリードのWLTCモード燃費は14.4km/L~25.6km/Lです。駆動方式で分けると、FF(2WD)は16.3km/L~25.6km/L、4WDは14.4km/L~21.3km/Lとなります。

AIR

AIR

ノーマルエンジン

グレード 駆動方式 乗車定員 燃費
AIR

FF

6人

16.5km/L

AIR

4WD

6人

14.5km/L

AIR EX

FF

6人

16.4km/L

AIR EX

4WD

6人

14.4km/L

AIR EX

FF

7人

16.3km/L

e:HEV(ハイブリッド)

グレード 駆動方式 乗車定員 燃費
AIR

FF

6人

25.6km/L

AIR

4WD

6人

21.3km/L

AIR EX

FF

6人

25.4km/L

AIR EX

4WD

6人

21.2km/L

AIR EX

FF

7人

25.3km/L

CROSSTAR

CROSSTAR

ノーマルエンジン

グレード 駆動方式 乗車定員 燃費
CROSSTAR

FF

5人

16.4km/L

CROSSTAR

FF

6人

16.4km/L

CROSSTAR

4WD

5人

14.4km/L

CROSSTAR

4WD

6人

14.4km/L

e:HEV(ハイブリッド)

グレード 駆動方式 乗車定員 燃費
CROSSTAR

FF

5人

25.5km/L

CROSSTAR

FF

6人

25.3km/L

CROSSTAR

4WD

5人

21.3km/L

CROSSTAR

4WD

6人

21.1km/L

新型フリードのグレードの選び方

デザインやサイズで選ぶ

AIR, CROSSTAR

AIR, CROSSTAR

新型フリードを選ぶ時は、まずAIRかCROSSTARを選択します。

CROSSTARは前述の通り外観がSUV風で、フロントマスクのデザインが異なり、ボディサイドにもガード風のパーツが装着されます。アウトドア風の見た目が好きな人で、7人が乗る必要のない場合はCROSSTARを選ぶのが良いでしょう。

前述のとおりAIRとCROSSTARでは、全幅が異なります。AIRの全幅は1,695mmに収まり5ナンバーサイズ、CROSSTARは1,720mmで3ナンバーサイズです。

CROSSTARでは外装以外の装備も異なり、ルーフレールやLEDフォグライトも追加装着されます。安全&快適装備が似ているAIR EXとCROSSTARの6人乗り同士で価格を比べると、後者が15万9500円高いです。

おすすめの選び方

  • 3列シート車を選ぶならAIR EXがお得
  • 乗車定員に制限がないなら6人乗りの方が割安
  • パワーユニットで迷ったらe:HEV(ハイブリッド)がおすすめ
  • 最も満足度が高いのAIR EX e:HEV
  • アウトドアを楽しむ人にはCROSSTARの5人乗りがおすすめ
  • 3列シート車を選ぶならAIR EXがお得

    AIR EX

    3列シート車を選ぶなら、機能と価格のバランスで考えると、AIRが買い得です。

    AIRには標準仕様もありますが、装備が充実しているAIR EXを推奨します。

    冒頭で記した通り、AIR EXには後方の並走車両を検知して知らせるブラインドスポットインフォメーション、後席の快適性を高めるリアクーラー、上級シート表皮のコンビシート、アルミホイールなどが加わるためです。

    AIR EXのホイール

    AIR EXの価格は標準仕様よりも18万9200円高いですが、AIR EXに加わる装備は21万円相当のため買い得度を高めています。

    乗車定員に制限がないなら6人乗りの方が割安

    6人乗りシート

    AIR EXには、6人乗りに加えて7人乗りもあります。

    ホンダ以外のミニバンでは、2列目がセパレートシートの6人乗りは、ベンチタイプの7人乗りと価格が等しいか、あるいは少し高くなります。

    ところが新型フリードでは、6人乗りの価格が4万4000円安いです。したがって選択に迷った時は、割安な6人乗りを推奨します。

    パワーユニットで迷ったらe:HEV(ハイブリッド)がおすすめ

    e:HEV

    e:HEVはノーマルエンジンより34万9800円高い

    パワーユニットは、ノーマルエンジンとハイブリッドのe:HEVがあります。e:HEVの価格はノーマルエンジンよりも34万9800円高いです。

    フィットなど他のホンダ車のノーマルエンジンとハイブリッドの価格差は、35~40万円が多く、新型フリードの34万9800円は割安です。

    トータルコストや乗り心地を考慮するとe:HEV(ハイブリッド)がお得

    そして売れ筋のAIR EXの場合、ノーマルエンジンのWLTCモード燃費は16.4km/L、e:HEVは25.4km/Lです(いずれも2WDの6人乗り)。

    レギュラーガソリン価格が1L当たり160円とすれば、1km当たりの走行コストはノーマルエンジンが9.8円、e:HEVは6.3円で、価格差を燃料代の節約で取り戻せるのは9~10万kmを走った頃です。

    実際はハイブリッドは購入時に納める税額も安いため、もう少し短い距離で取り戻せます。

    損得勘定で考えると、1年間の走行距離が1万5000km以上であれば6年以内に取り戻せますが、走る距離がさらに短いユーザーでもe:HEVを選ぶ価値はあるでしょう。

    e:HEVでは、エンジンは発電、駆動はモーターが受け持つため、加速フィーリングや静粛性でもノーマルエンジンに比べて有利になるからです。

    e:HEVは多人数乗車の際にノーマルエンジンより少し窮屈になる

    その代わりe:HEVには欠点もあります。

    それは2列目シートに座った乗員の足が、1列目の下側に収まりにくいことです。これはe:HEVシステムの一部を1列目シートの下側に収めているためです。したがってe:HEVで2列目に快適に座るには、スライド位置を少し後方へ寄せねばなりません。

    4人以内で乗車する時なら問題ありませんが、多人数乗車では2列目と3列目で足元空間を分け合う必要があるため、e:HEVはノーマルエンジンよりも窮屈になります。

    最も満足度が高いのAIR EX e:HEV

    上記に挙げたポイントを踏まえてフリードの買い得グレードを挙げるなら、満足度が総合的に最も高いのはAIR EX e:HEV(304万7000円/6人乗り)です。

    予算をもう少し安く抑えたり、多人数乗車時の居住性を追求するなら、AIR EXのノーマルエンジン(269万7200円/6人乗り)を推奨します。

    アウトドアを楽しむ人にはCROSSTARの5人乗りがおすすめ

    多人数乗車の機会がなく、多量の荷物を積んだり車中泊を楽しむためにミニバンを買いたいユーザーには、CROSSTARで2列シートの5人乗りが最適です。

    3列目のシートは装着されませんが、車内の後部が掘り込まれており、床も低く設定されているので、荷物の積載に適しています。

    さらにCROSSTARの2列シート仕様は、荷室に棚を吊る時や、用品類を装着する時に便利なユーティリティナットやサイドパネルも備えられています。

    荷物なども載せやすい

    5人乗りは6人乗りよりお買い得

    CROSSTARの5人乗りは、これらの多彩な機能を装着していながら、6人乗りよりも4万4000円安いです。ちなみに先代型では、5人乗りの価格が6人乗りよりも高く設定されていました。

    新型では、5人乗りになるとリアクーラーが省かれるものの、買い得度を高めています。したがってCROSSTARを買うなら、AIRでは選べない5人乗りを推奨します。

    おすすめのパワーユニットはe:HEV

    CROSSTARの5人乗りでベストなパワーユニットは、低燃費で走りも上質なe:HEVです。

    ノーマルエンジンと比べた時の価格アップは、AIR EXと同じく34万9800円で、3列シート仕様と異なり、e:HEVでも居住性に不利はありません。

    予算が足りない時は、CROSSTARにノーマルエンジンを搭載した5人乗りを選ぶと良いでしょう。

    新型フリードのグレード選びまとめ

  • 3列シートならAIR EX(6人乗り)のe:HEV
  • 足元空間の広さや低価格にこだわるならノーマルエンジン
  • 車中泊などアウトドアを楽しむならCROSSTARe:HEVの5人乗り
  • グレード選びの結論をいえば、3列シートならAIR EX(6人乗り)のe:HEVがベストで、足元空間の広さや低価格にこだわるならノーマルエンジンです。

    車中泊などに適した5人乗りの2列シートであれば、CROSSTARe:HEVがベストで、予算を抑えたいならノーマルエンジンです。

    今後の展開として、5ナンバーサイズの2列シートを求めるユーザーのために、AIRの5人乗りが追加される可能性もあります。

    「5人乗りは車中泊のイメージだからSUV風のCROSSTAR」という発想は少々短絡的で、販売店も「AIRの5人乗りを希望するお客様もおられます」と述べています。

    新型フリードの納期

    販売店に納期を尋ねると「予約受注の段階で注文すれば2024年の7月頃までに納車できそうですが、6月の正式発表以降に注文すると12月頃になるでしょう」とのことです。

    早めに納車されたいでしょうが、納期が遅れてもしっかりと試乗して購入することをおすすめします。

    特に3列シートの場合、ハイブリッドとノーマルエンジンで、先に述べた多人数乗車時の居住性と走りの違いを比べ、ご自身のライフスタイルに適したグレードを選択することで、失敗のない購入ができるでしょう。

    【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:茂呂 幸正】

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