スズキ 新型フロンクスの内装を紹介! 荷室や後部座席の広さ、使い勝手など詳しく解説
MōTA / 2024年7月25日 11時30分
スズキ 新型フロンクスは2024年7月25日に情報が公開された、今秋発売予定のコンパクトSUVです。 本記事では、新型フロンクスの内装をレビュー。シートや荷室の広さ、使い勝手、質感など、内装に関する様々なポイントをカーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが解説します。
新型フロンクスとはどんなクルマ?
新型フロンクスのボディサイズ
全長 | 全幅 | 全高 |
---|---|---|
3995mm |
1765mm |
1550mm |
新型フロンクスはインドで生産されるモデルです。インドでは全長を4m以内に収めると税金が安くなるため、全長が3995mmになりました。
新型フロンクスの全高は1550mmで、SUVの中では低めであることも注目されます。この全高なら立体駐車場でも使いやすいです。全高が1550mm以下になるコンパクトSUVは、レクサス UXやマツダ CX-30など、一部の車種に限られますから、貴重なボディサイズです。
また、新型フロンクスはボディサイズがコンパクトで最小回転半径も4.8mで、全長も4m以下なので、狭い道路の多い日本の道路環境にピッタリです。コンパクトカーに近い感覚で手軽に運転できるSUVと言えるでしょう。
新型フロンクスの内装の特徴
全長の短い5ドアクーペ風のボディでありながら、4名が快適に乗車できる居住性を備えています。特に後席の足元空間は、ボディサイズの割に広いです。
また、新型フロンクスのインパネ周辺は立体的にデザインされ、光沢のあるパネルやステッチ(縫い目)も採用されました。
新型フロンクスの助手席の前側を見ると、インパネは上からブラック/シルバーのパネル/光沢のあるピアノブラック/ボルドー(紫色)に分けられて上質です。
新型フロンクス全体の印象は、同じくインドで生産されるホンダ WR-Vに近いですが、内装に限ると上級のホンダ ヴェゼルに相当します。
新型フロンクスの注目装備
新型フロンクスで注目の装備は以下の5点です。
新型ヴェゼルの注目装備
パドルシフト
左側のパドルを引くとATがシフトダウンして、右側を引くとシフトアップします。
デュアルセンサーブレーキサポートII
自車が右左折する時でも、直進車両や横断歩道上の歩行者などを検知して作動します。
電動パーキングブレーキ
レバー式に比べて、センターコンソール付近をスッキリと見せることができます。
アダプティブクルーズコントロール
パーキングブレーキが電動式なので、追従停車した後、自動的にパーキングブレーキを作動させて停車を続けられます。
アルミホイール
新型フロンクスのインパネ(計器盤)周辺
視認性
新型フロンクスのメーターは適度なサイズで、視認性も優れています。
方位やパワー&トルクなどもメーターパネルに表示できます。インパネ中央のモニター画面も、適度な位置に配置されて見やすいです。
操作性
エアコンのスイッチも高い位置に装着されて操作性が良いです。
質感
新型フロンクスのフロントシート(運転席・助手席)
広さ
新型フロンクスのフロントシートは、身長170cmのドライバーが運転姿勢を調節すると、頭上の空間は握りコブシ1つ少々です。
全高が1550mmに抑えられているので、SUVとしては頭上が狭めですが、窮屈には感じません。日産 ノートなどの5ドアハッチバックと同程度の余裕があります。
座り心地
新型フロンクスのシートサイズは十分に確保され、背もたれは適度に硬く仕上げられました。
座面の後方も硬めで、長距離を移動する時でも疲れにくいです。
ただし座面のサイドサポート(左右の張り出し)は、もう少し硬めに仕上げられると良いでしょう。峠道などでは、体のホールド感が物足りないと感じるかもしれません。
乗降性
新型フロンクスはSUVなので着座位置が適度に高く、乗降性は優れています。
新型フロンクスのリアシート(後部座席)の広さと座り心地
広さ
新型フロンクスは、全長が4m以内のコンパクトSUVとしては車内が広いです。
身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先には、握りコブシ2つ分の余裕があります。
これはボディがひとまわり大きなトヨタ カローラクロスなどに相当します。
全高が低いために、頭上の空間は握りコブシの半分程度ですが、窮屈には感じません。
座り心地
新型フロンクスの後席は少し硬めに感じますが、欧州車風で座り心地にボリューム感があります。
新型フロンクスはインドでは上級の「ネクサブランド」で扱われ、上級車種として4名で乗車するニーズも多いです。そのため、後席はしっかりと造り込まれました。同じくインドで生産されるライバル車のホンダ WR-Vも、後席の座り心地を大切に開発されています。
乗降性
新型フロンクスの後席は、少し高めの着座位置に対して、ドアの開口部の上側が下がっています。
そのために頭を下げて乗り降りする必要があります。
新型フロンクスの荷室の広さと使い勝手
広さ
新型フロンクスは後席の足元空間を広げたので、荷室の奥行きはさほど長くありません。
全高が低めで、天井が後方に向けて下降しているため、SUVの中では荷室が狭めです。それでもホンダ フィットなどのコンパクトな5ドアハッチバックと同程度の積載性は確保しています。
荷物の収納性
しかしヒンジの位置が前寄りなので、リアゲートが開閉時に後ろ側へ張り出しにくく、狭い場所でも荷物を出し入れしやすいです。
新型フロンクスの内装のライバル車との違い、内装の注意点
ライバル車との違い
車内が最も広い車種はWR-Vです。身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間は、WR-Vなら握りコブシ2つ半に達します。
新型フロンクスは2つ分で、ヤリスクロスは1つ半です。
内装の質はフロンクスが最も高く、次がWR-Vで、僅差でヤリスクロスです。
つまり新型フロンクスは、デザイン、内外装の質、居住性のバランスが優れています。
内装の注意点|頭上空間や荷室が狭い
特に後席に乗り降りする時は、天井が低く感じるでしょう。購入時には乗降性を確認しましょう。
新型フロンクスの推奨ユーザー
マンションに住んでいるファミリーなど、コンパクトSUVとしては幅広いユーザーに適しています。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:和田 清志/小林 岳夫】
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