ノア・ヴォクシーの納期遅延で困っている方必見! 納期の早い代わりのミニバン
MōTA / 2024年8月19日 15時0分
ミニバンの人気が続いていますが、新車購入を検討する中で、気になるのが納期ですよね。特に人気の高いトヨタのノアやヴォクシーは、納期が遅延しているケースが多く、購入を諦めざるを得ない方もいるかもしれません。 本記事では、そんな状況下で、どのようなミニバンを選べば良いのか、具体的な代替車種とおすすめグレード、納期を待ってもノア・ヴォクシーを買うべき人をご紹介します。
トヨタ ノア・ヴォクシーの受注状況・納期
トヨタ ノア・ヴォクシーについて、複数の販売店へ調査を実施したところ「販売会社に割り当てられた2024年の生産枠を使い切り、今は受注を停止しています。受注の再開は2024年の末か2025年の初頭でしょう」という返答が多いです。
すべての販売会社に尋ねたわけではありませんが、購入は実質的に困難でしょう。
ノアは、定額制カーリースのKINTOを使えば納期が短縮できます。おおよそ6〜7か月で納車されますが、残価を支払って買い取ることはできません。
最長で7年の契約期間を満了すると、車両を返却しなければならないため、乗り換える前提の人にはおすすめです。
ただしKINTOの場合、走行距離や使い方に関する制約も多く、これに沿わないと返却時に精算が生じます。常に借りていることを考えながら使う必要があります。
ヴォクシーは、2024年8月上旬時点で、KINTOの取り扱いも停止しています。
ノア・ヴォクシーが買えずに困っている方で、ミニバンをできるだけ早く欲しいと考えている人に向け、ノア/ヴォクシーの代わりの車をご紹介していきましょう。
車内を広々使いたいなら「日産 セレナ」
ノア・ヴォクシー | セレナ | |
---|---|---|
全長 | 4695mm |
4690〜4765mm |
全幅 | 1730mm |
1695〜1715mm |
全高 | 1895~1925mm |
1870~1885mm |
ホイールベース | 2850mm |
2870mm |
ノア・ヴォクシーの代わりの車としておすすめの1車種目は、日産 セレナです。同車はノア・ヴォクシーや同サイズのホンダ ステップワゴンに比べて、車内が広くシートアレンジも多彩です。
身長170cmの大人6名が乗車し、2列目に座る乗員の膝先空間を握りコブシ2つ分に調節した場合で、車内の広さを比較してみましょう。3列目の膝先空間は、ノア・ヴォクシーが握りコブシ1つ半、ステップワゴンは2つ分、セレナは2つ半とミドルサイズミニバンの中で最も広いです。セレナでは、ノア・ヴォクシーやステップワゴンに比べて3列目シートの座面も奥行寸法が長いため、多人数乗車時の快適性も上まわります。
さらにセレナはシートアレンジも多彩です。
2列目シートの中央部分にある収納スペースはスライド可能です。この可動式の収納スペースを1列目の間までスライドさせられます。収納スペースを前方にスライドさせた状態であれば、2列目の中央が通路になり、車内の移動もしやすいです。この機能は3列目の乗員が2列目のスライドドアから乗り降りする時も便利です。
リアゲートは上側だけの開閉も可能ですから、縦列駐車をしているような狭い場所でも、荷物を出し入れしやすいです。販売店によるとセレナの納期は約2か月なので、購入しやすいと言えるでしょう。
運転が楽しく荷室も広い「ホンダ ステップワゴン」
ノア・ヴォクシー | ステップワゴン | |
---|---|---|
全長 | 4695mm |
4800〜4830mm |
全幅 | 1730mm |
1750mm |
全高 | 1895~1925mm |
1840~1855mm |
ホイールベース | 2850mm |
2890mm |
ハイブリッドのe:HEVは、エンジンを使った発電力とモーターの駆動力に余裕があり、ノア・ヴォクシーやセレナに比べると動力性能が高いです。ステアリング操作に対する車両の反応も正確で、運転感覚が上質に感じられるでしょう。
また、カーブを曲がる時や車線を変える時の安定性も優れ、乗り心地も粗さが抑えられており重厚感もあります。
荷室については、3列目シートが床下に格納され、スッキリとした広い空間になります。その代わり3列目の座面は、床下格納のために奥行寸法が短めで、大腿部に違和感が生じる場合もあるので注意しましょう。荷室の使い勝手はミニバンによって一長一短です。販売店によるとステップワゴンの納期は2〜3か月なので、購入しやすいです。
日産 セレナとホンダ ステップワゴンのおすすめグレード
続いて、日産 セレナ、ホンダ ステップワゴンに興味を持った方に向け、おすすめグレードをそれぞれ紹介します。機能と価格のバランスで最も買い得なものを選んでいます。
おすすめグレード
日産 セレナのおすすめグレード
セレナのおすすめグレードは「e-POWERハイウェイスターV(368万6100円)」です。日産独自のパワートレインであるe-POWERは低燃費で、なおかつ2Lのノーマルガソリンエンジンに比べて走りも上質です。さらに、ハイウェイスターはエアロパーツやアルミホイールを割安に装着しています。
また、セレナの場合、ノア・ヴォクシーやステップワゴンと異なる点は、5ナンバーサイズ(全長4700mm×全幅1700mm×全高2000mm以下)に抑えたグレードも用意されていることです。
セレナの中でもできるだけコンパクトなサイズが欲しい場合は、5ナンバーサイズの「e-POWER XV(349万9100円)」がおすすめです。
ホンダ ステップワゴンのおすすめグレード
ステップワゴンは、現行型へフルモデルチェンジした際に、外観がシンプルな雰囲気となりました。シンプルなデザインが好きな方にとっては装飾の少ない「エアー」グレードを選びたくなるでしょう。しかし、エアーグレードにはオプションに制約があります。
後方の並走車両を知らせる安全装備のブラインドスポットインフォメーションやシートヒーター、2列目シートのオットマンなど、人気の高い装備がエアーグレードだとオプションでも装着できません。
そこでおすすめグレードは、外観の存在感が高く、ハイブリッドシステムを搭載する「e:HEVスパーダ(385万円)」でしょう。上記に挙げた装備も装着することができるため、機能面でも他のモデルと遜色ありません。
ノア・ヴォクシーを選ぶべき人は? ノア・ヴォクシーの魅力を紹介
ノア・ヴォクシーはトヨタのミドルサイズミニバンです。広々とした室内空間と多様なシートアレンジが特徴で、ファミリー層を中心に人気を集めています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4695mm×1730mm×1895~1925mm |
---|---|
乗車人数 | 7人~8人 |
燃費(WLTCモード) | 14.3~23.4km/L |
トヨタ ノア・ヴォクシーの外観の違い
姉妹車であるノアとヴォクシー。両車は主に外観が異なります。ノアはシンプルかつ上品なデザインで、ファミリー層に人気です。ヴォクシーはメッキパーツを効果的に用いた魅力的なクールな顔立ちが特徴です。
トヨタ ノア・ヴォクシーの内装の特徴
広い室内空間と自由自在なシートアレンジで、様々な使い方に対応しています。
シートを収納して広い荷室を確保したり、2列目シートをスライドさせて足元を広くしたりすることができる上、それぞれが力をかけずに簡単な操作で動かせる点も魅力です。
トヨタ ノア・ヴォクシーの使い勝手がよい装備
ノア・ヴォクシーは、先進機能を含めて、使い勝手の良さが魅力です。
例えば3列目のシートを格納する場合、レバーを引くと自動的に持ち上がり、サイドウィンドウ側へ押すと自動的にロックします。
ほかの車種と違ってストラップで固定する必要もなく、片手で操作できます。リアゲートを任意の角度で停止させ、狭い場所で荷物を出し入れすることも可能です。
さらに渋滞時にステアリングホイールから手を離しても運転支援が続くことや、スマートフォンを使って車外から車庫入れの操作をできる先進機能など、便利な機能を搭載。それらがノア・ヴォクシーであれば割安な価格で幅広いグレードにオプション装着できます。
このほかノア・ヴォクシーのハイブリッドには、災害時にも役立つ100V/1500Wの電源コンセントも、グレードに応じて標準装着かメーカーオプションとして用意されます。 電源コンセントはセレナのe-POWERでは同様の機能をオプション装着できますが、ステップワゴンには設定されません。先進装備が欲しいならノア・ヴォクシーの受注再開を待つべき!
このようにノア・ヴォクシーには、他のミドルサイズミニバンとは違った魅力があります。
3列目シートを出し入れする機会が多い方や運転支援機能、自動車庫入れ機能などが欲しい場合にはノア・ヴォクシーの受注再開を待つという選択も良いでしょう。
販売店によると「受注の再開は2024年の末か2025年の初頭でしょう」とのことなので、受注が再開されたらすぐに案内がもらえるよう、販売店と連絡を取っておくのも有効です。
トヨタ ノア・ヴォクシーのおすすめグレード
ノア・ヴォクシーのおすすめグレードは「ノア ハイブリッドS-Z(367万円)」です。ヴォクシーよりもノアの価格が割安で、さらにノーマルガソリンエンジンよりもハイブリッド、標準ボディよりもエアロ仕様が買い得な設定になります。
ハイブリッドのエアロ仕様は、数年後の下取査定でも有利です。
そしてS-Zグレードであれば、ノア・ヴォクシーの特徴とされる先進装備が充実しています。
まとめ
今回は、ノア・ヴォクシーの代わりの車として日産 セレナとホンダ ステップワゴンをご紹介しました。
セレナは居住性やシートアレンジに重点を置いており、ステップワゴンは走りや乗り心地に重点を置いています。
一方、ノア・ヴォクシーには、他の車種にはない特徴として、さまざまな装備が充実しています。
そのため、ノア・ヴォクシーならではの機能や使い勝手を求める人にとっては、それ以外の車を選ぶのは難しいかもしれません。
それでも、ノア・ヴォクシーの納期が長くなりそうな今、その代わりとして他の選択肢を一度は考慮し、試乗をして比較検討してみるのがおすすめです。
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