トヨタの高級車18選! 価格順のランキングやレクサス、歴代車種も詳しく解説
MōTA / 2024年12月12日 11時0分
トヨタの高級車は、信頼性や耐久性、幅広いモデル展開で世界中から高い評価を受けています。ではトヨタの中で新車価格が高いのはどの車種なのでしょうか? この記事では、トヨタの現行モデルや高級ブランド「レクサス」の現行モデルのランキング、トヨタの歴代の名車、高級車の位置づけ、中古で選ぶ際の注意点を詳しく解説します。
トヨタの現行高級車ランキングトップ10+ハリアー
トヨタは日系メーカーの中でも特に豊富な高級車ラインナップを誇っています。
この記事では、500万円以上の現行モデルを最低価格の高い順にランキング形式でトップ10までご紹介します。なお、新車価格は2024年12月時点のものです。
また、番外編として11番目に取り上げるのは「ハリアー」です。
ハリアーは高級車のイメージが強い一方で、エントリーグレードは300万円台から購入可能な手に入りやすいモデルでもあります。しかし、最上級グレードでは600万円を超える価格設定で、トヨタを代表する人気の高級車としても注目されています。合わせて11モデル紹介します。
【第1位】センチュリー(SUV)
新車価格:2500万円
トヨタ「センチュリー(SUV)」は、伝統とステータスの象徴である「センチュリー」をもとに開発された究極のラグジュアリーSUVです。フロントにはセンチュリーの象徴である鳳凰のエンブレムが輝き、そのデザインは日本建築の伝統と最新技術が融合した贅沢な空間を演出しています。
センチュリー(SUV)には、3.5L V6エンジンと前後2つのモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用。最高出力303kW(412馬力)の力強さと静粛性を兼ね備えた走行性能を実現しています。
リアシートには電動オットマンやマッサージ機能付きシートが備わり、まるでファーストクラスのような快適性を提供します。さらに、リアシートを完全に平らにできる「フルフラットモード」は世界初の機能です。
また、先進安全技術「トヨタセーフティセンス」を標準装備しており、スイッチ操作で駐車をサポートする「トヨタチームメイト」も搭載。さらに、スマートフォンで簡単に駐車操作が可能な「リモートパーク」にも対応しています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
5205×1990×1805mm |
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WLTCモード燃費 |
14.2km/L |
【第2位】センチュリー(セダン)
新車価格:2008万円
センチュリー(セダン)は、日本を代表する最高級車として長年君臨しており、国内外の要人や政府関係者の送迎に使用されるショーファーカーです。2018年にはフルモデルチェンジを行い、デザインと技術が一層洗練されました。
大柄で威厳あるボディには、5.0L V8エンジンが搭載されており、重量感のある車体を滑らかに加速させる高い性能を誇ります。
ソファのように快適なシートや木目調パネル、リアシートオットマンなど、細部にわたって贅沢な仕上がりとなっています。
衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティ」をはじめとする「トヨタセーフティセンス」が標準装備されており、万が一の事故時には、乗員空間を包み込むエアバッグが展開され、安全性が確保されます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
5335×1930×1505mm |
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WLTCモード燃費 |
12.4km/L |
【第3位】クラウン(セダン)
新車価格:730万円〜830万円
16代目となるトヨタ クラウン(セダン)は、2023年に発表された最新モデルで、クラウンシリーズの伝統を継承しながら現代的な進化を遂げています。クラシックなセダンスタイルをもとに、低重心で力強いプロポーションを実現しています。
パワーユニットは2.5Lハイブリッドと最高出力128kW(174馬力)を発生させる燃料電池車(FCEV)の2つが用意されます。FCEVモデルの一充填走行距離は約820km、燃費(WLTCモード燃料電池車)は約148km/kgを実現しました。
新世代のコネクテッドデバイスを活用した事故時の緊急通報システムや、トヨタの予防安全技術「トヨタセーフティセンス」を標準装備し、安全性も高めています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
5030×1890×1475mm |
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WLTCモード燃費 |
18.0km/L |
【第4位】MIRAI
新車価格:726万1000円〜861万円
トヨタ MIRAIは、世界初の量産型高級セダンとして登場したFCEVです。トヨタ独自の燃料電池技術とハイブリッド技術を組み合わせ、次世代のモビリティを象徴するモデルとなっています。流線型のボディと低重心でワイドなスタイルにより、広々とした室内空間が確保されています。内装は高品質な仕上げが施され、静粛性にも優れたラグジュアリーな快適さを提供しています。
水素を燃料として発電するモーターは静かな走行と力強い加速を実現し、グレードによって異なりますが、一度の水素充填で800km以上の走行が可能です。
すべてのグレードに「トヨタセーフティセンス」が標準装備されていますが、グレードによって装備内容に違いがあることに注意が必要です。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4975×1885×1470mm |
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WLTCモード燃費 |
146〜152km/kg |
【第5位】ヴェルファイア
新車価格:655万円〜892万円
トヨタ ヴェルファイアは、高級ミニバンの代表的存在で、贅沢さと実用性を兼ね備えた7人乗りモデルです。姉妹車であるアルファードと共に、高い人気を誇っています。外観は横に広がるフロントグリルが特徴的で、トヨタ アルファードよりもアグレッシブなデザインが魅力です。
内装には木目調パネルや大きなキャプテンシートが備えられ、高級クルーザーのような快適さを提供します。移動が特別な時間に変わることでしょう。
衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティ」のほか、車体周囲のセンサーやカメラを活用した先進機能により、駐車や歩行者の多い道路でも安全に運転できる環境が整っています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4995×1850×1945mm |
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WLTCモード燃費 |
10.2〜17.7km/L |
【第6位】クラウン(スポーツ)
新車価格:590万円〜765万円
トヨタ クラウン(スポーツ)は、クラウンの伝統を受け継ぎつつ、斬新なクロスオーバーデザインを取り入れた新世代の高級車です。クラウン(スポーツ)は、セダンの快適性、SUVの実用性、そしてスポーティな走行性能を融合させています。外観はスポーティな躍動感と高級車の上質さを両立させており、内装は先進的なコックピットとラグジュアリーな空間が魅力です。
パワーユニットは、2.5Lハイブリッドと、2.5Lプラグインハイブリッドシステムの2つを用意し、高出力モーターによる安定した操縦性と爽快な加速を実現。さらに、低燃費も特徴です。
「トヨタセーフティセンス」を標準装備しており、駐車支援システム「トヨタチームメイト」やスマートフォンを使った遠隔操作による「リモートパーク」により、安心で便利な運転をサポートします。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4720×1880×1565〜1570mm |
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WLTCモード燃費 |
20.3〜21.3km/L |
【第7位】bZ4X
新車価格:550万円〜650万円
トヨタ bZ4Xは、SUVタイプの電気自動車(EV)であり、環境性能と走行性能を両立させた未来志向のモデルです。発売当初はサブスクリプションサービス「KINTO」のみで提供されていましたが、現在ではトヨタの販売店でも購入可能です。
EVらしいスタイリッシュな外観が特徴で、フロントグリルのないシンプルなフェイスラインと空力性能を追求したボディが目を引きます。
バッテリーを最適に配置することで低重心設計を実現し、安定した走行性能を提供します。また、フラットな床面による足元の広さや、EV特有の静粛性が快適な室内空間を生み出しています。
「トヨタセーフティセンス」を標準装備しており、駐車支援機能「トヨタチームメイト」や、スマートフォンを使って遠隔操作で駐車や出庫ができる「リモートパーク」も搭載されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4690×1860×1650mm |
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WLTCモード(一充電走行距離) |
540〜567km |
【第8位】アルファード
新車価格:540万円〜872万円
トヨタ アルファードは、ヴェルファイアと並ぶトヨタの代表的な高級ミニバンで、上質な乗り心地と充実した装備により、快適でラグジュアリーな移動空間を提供します。柔らかなデザインが特徴で、特にそのスタイリングが好まれる方に人気です。大柄で存在感のあるボディに、ラウンジのような豪華な内装を組み合わせた特別感のある一台で、縦方向に伸びたフロントグリルが特徴的です。
前後左右で独立して温度を調整できる「フルオートエアコン」を採用しており、運転席からリアシートまで全員が快適に過ごせる仕様になっています。
衝突被害軽減ブレーキ「プリクラッシュセーフティ」のほか、ボディ各所に障害物センサーやカメラを搭載しており、車庫入れや混雑した道路での運転も安心して行えます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4995×1850×1935mm |
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WLTCモード燃費 |
10.3〜17.7km/L |
【第9位】ランドクルーザー250
新車価格:520万円〜735万円
トヨタ ランドクルーザー250は、世界的に評価されている本格オフローダー「ランドクルーザー」の中心的なモデルです。原点回帰をテーマに、「質実剛健で実用性と信頼性を備え、ユーザーの生活を支える車」というコンセプトで開発されました。ランドクルーザーシリーズの優れた悪路走破性を維持しつつ、ランドクルーザー初の電動パワーステアリングを採用することで、オフロードでもオンロードでも扱いやすい走行性能を実現しています。
エンジンは2.8Lクリーンディーゼルターボと2.7Lガソリンの2種類が設定されており、いずれもトルセンLSD付きのセンターデフを備えたフルタイム4WDを採用し、高い駆動性能を誇ります。
全車に「トヨタセーフティセンス」が標準装備されており、高速道路や渋滞時の運転負荷を軽減する「アドバンストドライブ」など、先進的な運転支援機能も搭載されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4925×1940〜1980×1925〜1935mm |
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WLTCモード燃費 |
7.5〜11.0km/L |
【第10位】ランドクルーザー300
新車価格:510万円〜800万円
トヨタ ランドクルーザー300は、ランドクルーザーシリーズのフラッグシップモデルであり、世界を代表する本格オフローダーです。高い走破性能を持ちながら、街乗りでも快適で優雅な乗り心地を提供します。外観は、大型グリルと水平基調のボディラインが特徴的で、威厳と耐久性を強調しています。
エンジンは、3.5Lガソリンターボと3.3Lディーゼルターボの2種類をラインアップしています。ガソリンモデルは7人乗り仕様が選べる一方、ディーゼルモデルは5人乗り仕様に限定されています。
全車に「トヨタセーフティセンス」が標準装備されており、さらに歴代モデルで初めて指紋認証機能を搭載することで、盗難対策が大幅に強化されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4950〜4985×1980〜1990×1925mm |
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WLTCモード燃費 |
7.9〜9.7km/L |
【番外編】ハリアー
新車価格:312万8000円〜620万円
高級車のイメージが強いトヨタ ハリアーですが、ランキングTOP10入りはしていません。とはいえ、Web検索で「トヨタ 高級車」と入力すると候補に挙がる車種のため、読者の方も気になる車種のはずでしょう。そこで、番外編としてご紹介していきます。ハリアーは1997年12月に登場した都市型プレミアムSUVの先駆けです。高級車としての地位を確立しつつ、比較的手頃な価格で購入できるため、幅広い層に人気があります。
外観はスタイリッシュで力強いクーペフォルムが特徴です。また、馬の鞍をイメージした個性的なセンターコンソールや、トヨタ初採用の調光ガラスによる電動シェード付きパノラマルーフが、室内空間を心地よく上質に演出しています。
ガソリン車、ハイブリッド、プラグインハイブリッドの3タイプが用意されており、プラグインハイブリッドモデルは4WD専用設計となっています。
緊急時に自動通報する新世代コネクテッドシステムや「トヨタセーフティセンス」が全車に標準装備されており、これによって安全性と利便性を高いレベルで実現しています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4740×1855×1660mm |
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WLTCモード燃費 |
14.7〜22.3km/L |
レクサスの現行高級車ランキングトップ7
レクサスは欧米の高級車ブランドに匹敵する品質と性能を持ったトヨタの高級車ブランドです。
ここでは、日本で買えるレクサスの現行高級車を最低価格の高い順にランキング化して7モデルご紹介します。なお、新車価格は2024年12月時点のものです。
【第1位】LM
新車価格:1500万円〜2000万円
レクサス LMは、レクサス初の本格的な高級ミニバンです。トヨタのアルファードやヴェルファイアで培われた技術と知見を活かし、快適性と信頼性を極めた一台として高く評価されています。
レクサスの象徴である大型スピンドルグリルと、箱型ながら優雅さを感じさせるボディラインが特徴です。リアシートをゆったりと使える4人乗りモデルも選べ、贅沢な移動空間を提供します。
「交通事故死傷者ゼロ」を目指した「レクサスセーフティシステム+」が標準装備されています。
高速道路での運転をサポートする「アドバンストドライブ」(渋滞時支援)や、ボタン操作だけで駐車を支援する「アドバンスドパーク」など、安心して運転できる先進機能が充実しています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
5125×1890×1955mm |
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WLTCモード燃費 |
13.5〜13.8km/L |
【第2位】LC
新車価格:1400万円〜1550万円
レクサス LCは、美しいデザインと運転の楽しさを極めたラグジュアリークーペです。かつてコンセプトカーとして注目を集めたLF-LCの挑戦的なデザインを、市販車として可能な限り実現しています。外観はエレガントなクーペフォルムが目を引くだけでなく、ゴルフバッグが収納可能なトランクスペースを備え、優れた空間効率を実現しています。
V6エンジンに2基のモーターを組み合わせた「マルチステージハイブリッドシステム」と、5.0L V8自然吸気エンジンの2タイプをラインナップしており、それぞれ異なる魅力の走りを楽しむことができます。
また、LCにも「レクサスセーフティシステム+」が標準装備されており、安心してドライブを楽しめる先進安全技術が搭載されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4770×1920×1345〜1350mm |
---|---|
WLTCモード燃費 |
8.0〜14.4km/L |
【第3位】LX
新車価格:1250万円〜1800万円
レクサス LXは、トヨタのランドクルーザーをベースにしたラグジュアリーSUVで、豪華な内装と最先端の技術を融合させた高級感が特徴です。3.5L V6ツインターボエンジンを搭載し、強力な走行性能を誇ります。
オフロード性能を持ちながらも、エアサスペンションや多機能シートにより、オンロードでの快適な乗り心地も確保されています。
LXにも「レクサスセーフティシステム+」を標準装備し、安全性にも優れた配慮がなされています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
5110×1990×1885〜1895mm |
---|---|
WLTCモード燃費 |
8.0〜8.1km/L |
【第4位】GX
新車価格:1235万円
レクサス GXは、オフロードでもオンロードでも、レクサスならではの洗練された走りを楽しめる本格的なクロスカントリーモデルです。「ザ・プレミアム・オフローダー」をコンセプトに開発され、限定100台の抽選販売が行われましたが、2024年12月時点ですでに抽選は終了しています。
外観は、角ばったボディラインが力強さを演出する一方で、レクサス伝統のスピンドルグリルが上品さも兼ね備えています。
搭載されるエンジンは、最高出力353馬力、最大トルク650N・mを発揮する3.5L V6ツインターボです。トランスミッションには、滑らかで効率的な電子制御10速ATを採用し、力強い加速と快適な走行を実現しています。
GXにも「レクサスセーフティシステム+」が標準装備されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4970×2000×1925mm |
---|---|
WLTCモード燃費 |
8.1km/L |
【第5位】LS
新車価格:1094万円〜1799万円
レクサス LSは、レクサスブランドの象徴ともいえる高級セダンで、究極の快適性と最先端技術を備えたフラッグシップモデルです。圧倒的な存在感を放つフロントマスクと滑らかなシルエットが特徴で、リアシートのリクライニングシートは極上のリラックス空間を提供します。
エンジンラインナップには、3.5L V6ハイブリッドと3.5L V6ツインターボの2種類を用意。高度なサスペンションシステムにより、静粛性と快適性を両立しています。
LSにも「レクサスセーフティシステム+」が標準装備されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
5235×1900×1450〜1460mm |
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WLTCモード燃費 |
9.5〜13.6km/L |
【第6位】RC F
新車価格:1058万円〜1455万円
レクサス RC Fは、公道からサーキットまで幅広く楽しめる高性能スポーツクーペで、“F”シリーズならではのレース直系のDNAを持つ特別なモデルです。洗練されたデザインと圧倒的な走行性能を兼ね備えており、スポーツカー好きに人気の一台です。
外観はワイドでローなシルエット、筋肉質なフェンダーが印象的で、4本出しマフラーがスポーツカーらしい迫力を演出しています。
自然吸気(NA)の5.0L V8エンジンを搭載し、最高出力354kW(481馬力)、最大トルク535N・mを発揮。力強くレスポンスの良い走りが楽しめます。
RC Fにも「レクサスセーフティシステム+」が標準装備されています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4710×1845×1390mm |
---|---|
WLTCモード燃費 |
8.5km/L |
【第7位】RZ
新車価格:820万円〜880万円
レクサス RZは、ブランド初の電気自動車(EV)SUVで、洗練されたデザインや異形の「ステアバイワイヤ」などの先進技術が特徴です。また、“F”シリーズのパフォーマンスモデルもラインアップされており、走行性能にも注力しています。外観は、EVならではのフロントグリルを省いたすっきりとしたフェイスラインや、空力性能を追求した滑らかなボディが目を引きます。
前後に搭載された電気モーターによる4WDが、スムーズで力強い加速を実現し、快適な走行をサポートします。
RZにも「レクサスセーフティシステム+」が標準装備されており、「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や「アドバンスドパーク」などの先進的な運転支援機能が、快適で安全なドライブを楽しめます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
4805×1895×1635mm |
---|---|
WLTCモード(一充電走行距離) |
494〜599km |
トヨタの歴代高級車3選
トヨタは長年にわたり、数多くの高級車を世に送り出してきました。
ここでは、過去に販売されていた高級車3モデルを厳選してご紹介します。
いずれもそれぞれの時代において最先端の技術と匠の技を結集した、トヨタが誇る伝統の高級車ばかりです。
セルシオ
トヨタ セルシオは1989年から2006年まで販売されたトヨタの高級セダンで、レクサス LSの前身にあたるモデルです。 初代はエアサスペンション採用で注目され、2代目で進化を続け、3代目ではハイブリッド技術や先進安全装備が搭載されました。2006年のレクサスブランド導入に伴い、セルシオはLSに統合され、生産終了となりました。
メガクルーザー
トヨタ メガクルーザーは、1996~2001年に限定生産された軍用車両ベースの大型SUVです。全長5m超の大きなボディに6人乗り、750kgまで積載が可能で、4.1L ディーゼルエンジンやフルタイム4WDを搭載。圧倒的な走破性で救助車や未開地で活躍しました。
現在も希少性とユニークさからコレクターに人気があります。
2000GT
2000GTは1967年に登場した日本初の高級スーパーカーで、流麗なデザインや先進的なポップアップヘッドライトが特徴です。2.0L直列6気筒エンジンにより、最高速度220km/hなど当時世界トップクラスの性能を実現。
生産台数約300台と希少で、映画『007は二度死ぬ』に登場した影響もあり、現在でも高価で取引されています。
トヨタ高級車の位置づけ
トヨタの高級車は、日本の自動車市場において確固たる地位を築いています。ここでは、トヨタの高級車の特徴や強み等から日本における位置づけをご紹介します。
積み上げられたブランドの信頼性と耐久性が強み
トヨタの高級車は、日本市場での確固たる地位を築いており、ブランドの信頼性や耐久性を武器に世界的に高い評価を得ています。
その背景には、トヨタ独自の「カイゼン(KAIZEN)」があり、業務効率化や品質向上を徹底して実現している点が挙げられます。
さらに、過酷な環境でも耐久性を発揮し、10年以上使用しても故障が少ないという実績が、多くの地域での支持に繋がっています。
高級車モデルが幅広く展開されている
トヨタの高級車は、様々なボディタイプのモデルが幅広く展開されているのが特徴です。
例えばセダン(クラウン、レクサス LS)、ミニバン(アルファード、ヴェルファイア)、SUV(ランドクルーザー、ハリアー)、スポーツモデル(クラウンスポーツ、レクサス LC)など、多様なニーズに応える幅広いモデル展開がトヨタ高級車の強みです。
世界中に多くの顧客を抱えるトヨタだからこそ、多様なニーズに応えるモデルが充実しているのだと言えるでしょう。
環境性能も重視
トヨタの高級車は環境性能にも力を入れており、ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車、電気自動車と、多様なエンジンタイプが用意されています。
以下はトヨタ車の主なエンジンタイプの種類とその代表車種の一覧です。
トヨタ車のエンジンタイプの種類
トヨタの高級車は環境性能と高級感を両立させることで、時代のニーズに応える先進性も持ち合わせた高級車として評価されていると言えるでしょう。
高級感とコストパフォーマンスを両立
トヨタの高級車は、輸入車と同等の性能を備えつつ、価格は比較的抑えられている点が魅力です。
大量生産や部品の共通化、生産拠点の多様化により、コスト削減を実現しています。
トヨタの価格設定が実現可能な背景には、大量生産によってコストが抑えられる仕組みがあります。
世界的に人気を誇るトヨタ車の生産台数は非常に多いため、効率よく共通化を図ることでコストが抑えられます。
また世界中の工場で生産しているため、輸入コストや関税によるコスト増への対策も万全です。
トヨタの高級車ブランド「レクサス」とは?
レクサスはトヨタ自動車が展開する高級車ブランドです。1989年にアメリカで誕生し、現在では世界中で展開されています。
ここでは、レクサスの特徴について詳しくご紹介しましょう。
アメリカや欧州の高級車ブランドに対抗して展開
レクサスは1989年、アメリカ市場でメルセデス・ベンツやBMWといった欧州ブランドに対抗するために誕生した高級車ブランドです。
当時トヨタは「信頼性の高い実用的な大衆車」というイメージが強く、競争力に限界があったため、レクサスの第一号モデルとしてLSが投入されました。
LSは静粛性や乗り心地において高い評価を受け、レクサスブランド自体も大きな成功を収めることとなりました。
トヨタ自動車の中ではプレミアムセグメントの位置づけ
レクサスはトヨタのプレミアムブランドとして位置づけられ、独自のデザイン哲学や高級装備が採用されています。例えば、象徴的な「スピンドルグリル」のデザインや、より高度な技術や装備を搭載したモデルが多いことも特徴です。
カスタマーサービスにもこだわる
レクサスは車両の品質だけでなく、カスタマーサービスにもこだわっています。
レクサスは専用の高級ショールームや有能なセールススタッフを完備することで、販売からアフターサービスまで「レクサスオーナー」という特別な体験そのものを売りにしています。
この戦略は顧客満足度の向上に繋がり、ブランドの価値を高める原動力の一つとなっています。
日本でも購入できるがエリア限定モデルもある
レクサスは世界市場を視野に入れたブランドであるため、日本では購入できないエリア限定モデルもあります。
例えばTX(大型SUV)は日本では購入できません。
こうした車両を日本で購入したい場合は、並行輸入業者を通じた購入が必要です。
トヨタ高級車を中古で選ぶ時の注意点
トヨタの高級車を中古車で購入したい人も多いでしょう。
実は中古車でトヨタの高級車を選ぶ時、新車とは異なる注意点が3つあります。
トヨタ高級車を中古で選ぶときの注意点
一つずつ解説します。
走行距離や状態を確認する
中古車選びでまず重要なのは、走行距離と車の状態をしっかりチェックすることです。
走行距離の目安
年間1万km程度が一般的とされ、これを大きく超える車や極端に少ない車は注意が必要です。特に少なすぎる場合は、長期間放置されていた可能性があるため、状態を慎重に確認しましょう。
試乗して状態を確認
また、実際に試乗して車の状態を確認することも重要です。
特にエンジンに異音や振動がないか、オイルや冷却水に漏れがないかなど、走行することでしか確認できないポイントもしっかりチェックしましょう。
トランスミッションに変速ショックがないことや、サスペンションやブレーキの効き具合や違和感のチェックも大切です。
修復歴や水没車などを選ばないようにする
中古車を選ぶ時に避けたいのが、修復歴や水没歴のある車です。
修復歴のリスク
修復歴とは、車のフレーム部分が事故で損傷し修理された履歴のことです。
修復歴があると見た目に問題がなくても、走行中に不具合が発生する可能性が高まります。
水没車の危険性
水没車は、特に電装系のトラブルを引き起こしやすいため要注意です。
電子制御が多い高級車では、こうした問題が修理費用の増加につながりやすくなります。
信頼できる販売店で購入し、整備記録簿(メンテナンスノート)がしっかり残っている車を選ぶのが安心です。
古すぎる車種は修理費を多めに見積もる
クラシックモデルや古い車種を購入する場合は、修理費がかさむ可能性があることを考慮しましょう。
部品の供給リスク
古い車種では、部品の供給が終了している場合があり、修理部品の入手が困難または高額になることがあります。
特殊な整備技術が必要
一部の車種では、一般的な整備工場で対応できず、専門店に依頼する必要があるケースも。これにより工賃が高くなることがあります。
購入前に維持費や修理費用の目安を調べておくと安心です。
まとめ
トヨタおよびレクサスの高級車は、品質、耐久性、環境性能を兼ね備えた日本を代表する車種です。
多様なモデル展開により、あらゆるニーズに応えつつ、優れたコストパフォーマンスを実現しています。
また燃料電池車や電気自動車など環境性能にも優れており、時代のニーズに応えるブランドとしても人気です。
トヨタ・レクサス両ブランドとも幅広いモデルラインアップを誇るため、これらのブランドから愛車を選ぶことで理想の一台を見つけることができるでしょう。
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