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究極のNAマシン!ポルシェ911GT3RSがさらに進化! [ジュネーブ・モーターショー2018]

MotorFan / 2018年3月8日 9時35分

究極のNAマシン!ポルシェ911GT3RSがさらに進化! [ジュネーブ・モーターショー2018]

サーキット直系の911GT3RSがさらに進化して登場。991Ⅱ型となるこのクルマは従来より20psアップの520psをマーク。NA空冷6気筒の最後の砦となったGT3RS、どんなリニューアルを果たしたのかを見てみましょう。

ポルシェNAマシンの最高峰、GT3RSがさらなる進化を果たしてジュネーブ・モーターショーでデビューしました。一見すると従来のGT3RSと変わりないように見えるエクステリアですが、よくみるとボンネットにふたつのNACAダクトが追加されているのがわかります。さらにフロントまわりではポルシェクレストがステッカー製となっているのも特徴。少しでも軽量化を目指したことの現れでしょう。


排気量4ℓのフラット6エンジンは、従来のGT3RSを20ps上回る520psを発揮。これはポルシェNAエンジン史上最もパワフルな数字です。吸排気系の見直しやECUの変更などでこの数字を実現したそうです。レブリミットは9000rpmというから、ターボ全盛のハイパフォーマンスエンジンの中にあって恐ろしいほどの高回転型だと言えます。トルクは10Nmアップの470Nm。このパワーアップに併せてサスペンションの設定も全面的に刷新され、フロントのスプリングレートは従来型GT3の2倍、リヤは同じく40%ほど高められているそうです。


先ほどのエンブレムにもあるようにさらなる軽量化も図られています。リヤシートは省かれていて、インナードアハンドルはストラップ製に、ルーフはマグネシウム製、フロントシートはカーボン製。ボンネットとフロントフェンダーは従来通りカーボン製となっています。これらにより新型GT3RSの重量は1430kgを実現。0-100km/h加速は3.2秒、最高速度は310km/hとなっています。



ブレーキはフロント6ピストン、リヤ4ピストンでホイールはフロント265/35ZR20、リヤ325/30ZR21インチのセンターロックを装着。このワイドなタイヤを収めるフェンダーは大きく膨らんでおり、全幅は1880mmとなっています。



スーパースポーツマシンにもダウンサイズの流れがトレンドとなっており、今やNAでここまでハイパワーなエンジンは非常に貴重な存在となりました。ぜひともGT3だけはいつまでもNAの気持ちよさを死守してほしいものですね。価格は未定ですが、通常のGT3でも2115万円ですから、おそらく2500万円は超えてきそうですね。

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