ネオスポーツカフェ「CB125R」3月9日(金)発売【ホンダ】
MotorFan / 2018年3月9日 10時35分
ホンダが、新世代CBシリーズのエントリーモデルとして原付二種のスポーツモデル「CB125R」を、3月9日(金)に発売することを発表した。
CB125Rは、「 “SPORTS ROADSTER” Prologue バイク本来の乗る楽しさを」を開発コンセプトに、運動性能の最大化を目指し、上質な走りの手応えを感じる乗り味を徹底的に追求したモデル。
パワーユニットは、水冷・4ストローク・OHC・単気筒とし、吸排気系の最適化とPGM-FI(電子制御燃料噴射装置)の精緻な制御により、幅広い回転数からのスロットル操作に対し、リニアな出力特性を実現している。
車体は、高張力鋼管と鋼板で構成された新設計のスチールフレームを採用し、各部位の剛性を最適化しながら、軽量な車体パッケージングと高い運動性能を両立。
足周りは、路面追従性を追求した倒立フロントフォークと、より安定した減衰力を発揮する分離加圧式リアサスペンションユニットを採用し、高張力鋼板製のスイングアームと組み合わせることで、乗り心地と軽快感のあるハンドリングに大きく寄与している。これに加えて、IMU※1付ABS※2(アンチロック・ブレーキ・システム)も標準装備する。
スタイリングは、新世代CBシリーズに共通する凝縮感のある、先鋭的かつクラスレスなスタイル。全ての灯火器には高輝度で被視認性に配慮したLEDを採用している。フルデジタル液晶メーターを装備し所有感を高めるとともに、ライディング時の安心感にも寄与する、ギヤポジションインジケーターが採用されている。
カラーバリエーションは、精悍な「ブラック」、高質で鮮やかな「キャンディークロモスフィアレッド」、軽快な「パールメタロイドホワイト」の3色を設定。
※1 IMU(Inertial Measurement Unit)は、車体の角速度、加速度を検出し、これを車体姿勢の推定データとして活用。車体姿勢はホンダ独自のアルゴリズムで推定。急制動時の後輪浮き上がりを効果的に抑制します
※2 ABSは、ライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナーなどの手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます
■CB125Rの主な特徴■
■市街地での使い勝手を考慮した出力特性を発揮するパワーユニット
市街地での発進や加速に重点を置いた出力特性を発揮し、ライダーの操作に対しリニアなレスポンスを感じさせる125cc水冷単気筒エンジンを採用。
前後に長いエアクリーナー形状とすることで、吸気の流れをストレート化し、吸気抵抗を低減。マフラーは排気効率と歯切れの良いサウンドを響かせる2室構造のショートマフラーを採用。
■軽快で上質な操縦性を感じさせる車体
高剛性かつ靭性に富む高張力鋼管と鋼板で構成された新設計のフレームを採用。ピボットプレート部を新構造とすることで、メインフレーム部での後輪荷重の入力を受けにくい構成に。
また、フレームのねじれ剛性に影響するメインパイプとヘッドパイプの接合部の剛性を最適化することで、安定感のあるハンドリングを実現させた。
■上質な走りの手応えを提供する足回り
・フロントサスペンション
大径Φ41mmの倒立フロントフォークを採用し、前輪のバネ下重量低減と路面追従性を追求。新設計のフレームとの剛性バランスを確保するため、フロント懸架系も併せて専用設計とし、これらに新世代CBシリーズ共通のデザインとした、軽量アルミホイールにラジアルタイヤを組み合わせている。
・リアサスペンション
ダンパー室内のオイルとガスが混ざることを防止する、分離加圧式リアサスペンションユニットを採用。この構造によりエア噛みを防止できるため、車体取り付け角に自由度を持たせたることが可能となり、マスの集中による運動性能の向上に寄与。また、チューブ内のシリンダーを廃止し、よりピストンバルブを大径とすることで、応答性と軽量化の向上を図っている。
・スイングアーム
路面追従性を追求するために、軽量高剛性で柔軟性を持たせた高張力鋼板製のスイングアームを新設計。
また、マフラーとのクリアランスを確保できるガルアーム形状とした左右非対称形状でありながら、それぞれに最適な板厚を組み合わせることで左右の剛性バランスが確保されている。
●販売計画台数(国内・年間)
CB125R:合計 1,200台
●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
CB125R:448,200円(消費税抜本体価格 415,000円)
*価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は除く
■主要諸元■
通称名:CB125R
車名・型式:ホンダ・2BJ-JC79
全長×全幅×全高 (mm):2,040×820×1,055
軸距 (mm):1,345
最低地上高 (mm):141
シート高 (mm):815
車両重量 (kg):127
乗車定員 (人):2
最小回転半径 (m):2.3
エンジン型式・種類:JC79E・水冷4ストロークOHC単気筒
総排気量 (cm3):124
内径×行程 (mm):58.0×47.2
圧縮比 :11.0
最高出力 (kW[PS]/rpm):9.8[13]/10,000
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm):10[1.0]/8,000
燃料消費率※3(km/L):国土交通省届出値 定地燃費値※4(km/h)
53.0(60)<2名乗車時>
:WMTCモード値(クラス)※5 47.2(クラス1)<1名乗車時>
燃料供給装置形式:電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式 :セルフ式
点火装置形式 :フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式 :圧送飛沫併用式
燃料タンク容量 (L):10
クラッチ形式 :湿式多板コイルスプリング式
変速機形式:常時噛合式6段リターン
変速比:1速3.454、2速 1.941、3速 1.450、4速 1.173、5速 1.041、6速 0.923
減速比:1次/2次 3.350/3.133
キャスター角(度)/トレール量(mm):24°12´/90
タイヤ:前 110/70R17M/C 54H 後 150/60R17M/C 66H
ブレーキ形式:前 油圧式ディスク 後 油圧式ディスク
懸架方式 :前 テレスコピック式(倒立サス) 後 スイングアーム式
フレーム形式:ダイヤモンド
■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd. ■製造国/タイ ■輸入事業者/本田技研工業株式会社
※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※4 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
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