東芝インフラシステムズ:二次電池「SCiB」の次期新幹線車両「N700S」確認試験車への採用について
MotorFan / 2018年3月10日 16時45分
東芝インフラシステムズが開発したリチウムイオン二次電池「SCiB」が東海旅客鉄道の次期新幹線車両「N700S」の確認試験車の補助電源用バッテリーに採用された。「SCiB」の高速鉄道車両への適用は今回が初。
N700Sは、更なる安全性、安定性の向上と省エネルギー化に加え、徹底した装置の小型・軽量化を実現する車両であり、従来採用されていた鉛電池と比較し、大幅な小型・軽量化を実現できる東芝インフラシステムズの「SCiB」が、N700Sのより一層の小型・軽量化に加えて、長時間停電時における機能向上に貢献した。
さらに、同社とJR東海では「SCiB」を用いたバッテリー自走システムを共同開発しており、地震などによる長時間停電等においても、自力走行により安全な場所まで移動できることを目指して開発を進めている。「N700S」確認試験車では、バッテリー自走システムを用いた自力走行の検証を予定しており、異常時における乗客の安全性確保ならびにサービス向上に寄与する。
「SCiB」は、高い安全性、1万回以上の充放電が可能な長寿命、-30℃の環境下にも耐え得る低温度動作などの優れた特性があり、特に安全性においては、外圧が加えられて内部短絡が生じても異常発熱や発火を起こしにくい構造となっている為、今後高い安全性が必要とされる鉄道車両への適用が期待されている。
東芝インフラシステムズは「SCiB」を用いた電源・蓄電システムにより新しいソリューションを提案していくとともに、今後も先進的な鉄道車両用システムを国内外で展開し、安全性と利便性を両立した鉄道輸送の実現に貢献していく。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
N700S、台湾へ! 日本車両が台湾新幹線の新型車両を受注 日立を通じて納入へ
乗りものニュース / 2024年4月26日 18時42分
-
【東芝インフラシステムズ】JECA FAIR2024への出展について
Digital PR Platform / 2024年4月26日 14時28分
-
東海道新幹線の「個室」が100系以来、四半世紀ぶりに復活! 「どこに設けられる?」JR東海に聞いた
オールアバウト / 2024年4月19日 21時45分
-
東海道新幹線に「完全個室」が登場 1編成に2室導入し、26年度から運行予定
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月18日 12時0分
-
東海道新幹線に「完全個室タイプ」の座席導入へ 専用Wi-Fi付き 26年度中
ITmedia NEWS / 2024年4月17日 19時7分
ランキング
-
1年収は「130万円」と「140万円」のどちらが損ですか? 夫の扶養に入っていますが、実際の手取りはどのくらいになるでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年5月6日 4時30分
-
2外国人観光客向け「二重価格」は海外にも存在するが……在欧日本人が経験した「三重価格」の塩対応
オールアバウト / 2024年5月7日 18時30分
-
3「スナップえんどう」の筋取りが、お家にあるアレを使うだけで簡単キレイに!驚きのアイデアに「目からウロコ」「見ていて気持ち良いー!」
まいどなニュース / 2024年5月6日 15時45分
-
4クルマのホイール「アルミ」と「スチール」どっちがいい? 足元を支える“重要パーツ”のメリット・デメリットとは?
くるまのニュース / 2024年5月7日 17時40分
-
5自転車用ヘルメットは“適合マーク”付き製品を選んで 国民生活センターが呼び掛け
オトナンサー / 2024年5月7日 22時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください