約20年ぶりの直6にターボ+電動スーパーチャージャー+ISG+48Vをプラス! メルセデス・ベンツSクラス「S450」日本上陸
MotorFan / 2018年3月13日 16時20分
メルセデス・ベンツ日本は3月1日、フラッグシップサルーン「Sクラス」に新グレード「S450」、これに装備を充実させた「S450エクスクルーシブ」、約13センチ全長を伸ばした「S450ロング」を追加。同日より注文受付を開始した。納車は4月頃(S450ロングは夏頃)より開始予定。
今回追加された各グレードには、メルセデス・ベンツにとって約20年ぶりの直6エンジンとなる、新開発のM256型3.0L直噴シングルターボエンジンに電動スーパーチャージャー、そしてISG(Integrated Starter Generator)、48V電気システムを搭載。
電化を前提にして設計された初めてのパワーユニットとなるM256型は、直列エンジンの採用によりエンジン左右のスペースに補器類を配置可能になったうえ、従来はエンジン回転を動力源としていたエアコン、ウォーターポンプなども電動化されたため、エンジン前部のベルト駆動装置が不要となり、よりコンパクトなエンジンとなった。
また、エンジン近接型の触媒を採用し、より効率的な排出ガス処理を可能に。さらに、12mmオフセットされたエンジンや、シリンダーウォールにスチールカーボン材を溶射コーティングする「ナノスライド」摩擦低減加工を施すことで、フリクションロスを低減している。
電動スーパーチャージャーは、排気によるターボチャージャーが効果を出しづらい低回転域で過給を行うことによりターボラグを解消。その結果、最高出力は367ps/5500-6000rpm、最大トルクは51.0kgm/1600-4000rpmと、「S400」に搭載されている276M30型3.0L V6直噴ツインターボエンジンと全く同一のスペックをエンジン単体で確保している。
ISGは、エンジンとトランスミッションの間に配置された16kW・250Nmの電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。
この電気モーターと48V電気システムは、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、容量約1kWhのリチウムイオンバッテリーに充電する。エンジン低回転時にはその電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現した。
また、この48Vまで高められた電気システムにより、動力補助に十分な出力を得ることができる一方、60Vを下回る電圧によって、専用の乗員保護機構を不要とした。
さらに、スターターが従来より高出力な電気モーターとなることで、エンジン始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタートの快適性を向上させている。
なお、2秒以下のエンジン停止は、アイドリングストップをしない時よりも燃料消費量を増加させることから、ドライバーの走行データやレーダーセンサーからの情報をもとに、エンジンが2秒以上停止しないと予測した場合には、あえてエンジンを停止しない機能を採用。
さらに、アイドリング時には電気モーターの充電電流を調整することで、エンジン回転数を520rpmという低回転で安定的に保つことを可能にし、効率性、快適性および静粛性を高めている。
いずれも9速ATと組み合わされ、駆動方式はFRのみ。ハンドル位置は左右から選べ、価格は「S450」が11,470,000円、「S450エクスクルーシブ」が13,630,000円、「S450ロング」が14,730,000円。
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