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グッドイヤー:路上走行を想定したインテリジェントタイヤのプロトタイプを発表

MotorFan / 2018年3月15日 14時40分

グッドイヤー:路上走行を想定したインテリジェントタイヤのプロトタイプを発表

ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(グッドイヤー)は、2018年のジュネーブ国際モーターショーにおいて、インテリジェントタイヤのプロトタイプを展示した。これは、タイヤ、センサー、クラウドベースのアルゴリズムを含む完全なタイヤ情報システムで、フリート・オペレーターは、モバイルアプリを使ってリアルタイムで共有できるようになる。

「シェアードモビリティが普及し続ける中、車1台あたりの走行距離が今後数年で大幅に増加することが見込まれます。シェアードモビリティ事業者にとって、タイヤサービスの問題を積極的に管理することは、消費者体験とビジネスモデルの両方にとって重要です 」と、グッドイヤーEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)の社長、クリス・デラニー(Chris Delaney)氏は述べている。

グッドイヤーのインテリジェントタイヤのプロトタイプは、継続的な接続とリアルタイムのデータ共有を可能にし、より安全でコスト効率の高い、そして最大の稼働時間を実現させるタイヤ使用を実現する。

グッドイヤーのインテリジェントタイヤのセンサーは、車両およびサードパーティーの情報とともに、グッドイヤーの独自アルゴリズムにリアルタイムデータを提供する。このアルゴリズムにより、摩耗、温度、圧力を含むタイヤのIDと状態に関する情報が継続的に更新され、フリート・オペレーターと共有される。

「タイヤの性能と摩耗情報は、タイヤの寿命、燃費、性能特性を向上させるためのメンテナンスを必要とするときにリアルタイム信号を発信します。このような先を見越したメンテナンスにより、フリート・オペレーターは、タイヤ関連および潜在的なサービス問題を正確に特定し、 事前に解決することができます 」(クリス・デラニー氏)

シェアードモビリティ市場は、消費者のコスト削減と利便性向上の需要を踏まえて成長を続けている。2015年には、シェアードモビリティによる走行距離が全体の走行距離の4%を占めた。この数値は2030年までに25%を超えると予測されている。

「モビリティの形態が進化し続けるにつれて、消費者やフリート・オペレーターのニーズも変わってきます。グッドイヤーは、消費者やフリート・オペレーターが必要とする製品、サービス、経験を先取りして提供していきます 」(クリス・デラニー氏)


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