日本精工:「高機能円すいころハブユニット軸受」を開発
MotorFan / 2018年3月28日 12時0分
日本精工は、ピックアップトラックや大型SUV、商用車などの自動車向けに「高機能円すいころハブユニット軸受」を開発した。本製品は、ユニット化と低フリクション技術の適用により、自動車の信頼性向上・燃費低減に貢献する。本製品の売上として、2023年に50億円を目指す。
ハブユニット軸受とは、タイヤ/ホイールに取り付ける部品と車体へ取り付ける部品を一体化したユニット軸受のこと。円すいころハブユニット軸受は、同サイズの玉軸受と比較して長寿命であり、高剛性であるため、ピックアップトラックや大型SUV、商用車に多く採用されている。
しかし、第3世代(ハブシャフト一体)まで広く実用化されている玉軸受に比べて、円すいころ軸受の多くは、生産上の制約から、単列2個使い、または、第1~第2世代までの採用にとどまっている。このため、カーメーカーや市場でのハブ軸受交換時にハブシャフトを組付ける必要があり、圧入不具合や締結力過不足が、異音などの市場不具合につながる可能性がある。この背景から第2.5世代(ハブシャフト組付け)、第3世代のニーズが高まっている。
また、各国の環境規制、燃費基準が強化され、燃費改善の取り組みが乗用車以外にも拡がっており、円すいころハブユニット軸受のフリクション低減は重要な課題だ。

1. ユニット化による信頼性向上
現行の第2世代円すいころハブユニット軸受に対し、予めハブシャフトを組付けた第2.5世代を開発した。さらに、ハブシャフトと内輪を一体化した第3世代も開発中。NSKがハブシャフト組付けと予圧管理を実施することで、ハブシャフト圧入時の不具合や締結力過不足といった不適切な組付けを防止し、市場での信頼性向上に貢献する。

2. 低フリクション技術の適用
乗用車向けの玉軸受で培ってきたグリースやシール、高密封性キャップといった低フリクション技術の適用で、第2世代との比較で約20~35%のフリクション低減を実現した。また、第3世代は、さらに約10%のフリクション低減が可能。
本製品は、ピックアップトラックや大型SUV、商用車向けのハブ軸受として、ユニット化と低フリクション技術の適用により、自動車の信頼性向上・燃費低減に貢献する。
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