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全長×全幅:4599×1881mm。キャデラックからもコンパクトSUVが登場。キャデラック XT4

MotorFan / 2018年3月28日 21時50分

全長×全幅:4599×1881mm。キャデラックからもコンパクトSUVが登場。キャデラック XT4

キャデラックは、マンハッタンのキャデラックハウスで、次世代のラグジュアリーカー購買層に向けて、新型コンパクトSUV「キャデラック XT4」を発表した。日本導入時期は未定。


キャデラックは最も成長率の高いラグジュアリーSUVのセグメントに向けて、独自のコンパクトSUVスペースフレーム構造の開発をベースに、表現力豊かなデザインと絶対的なドライビングパフォーマンス、ゆとりに満ちたキャビン、最新テクノロジーを投入したニューモデルを発表した。


キャデラックのヨハン・ダ・ネイシン社長は、
「新登場の『キャデラック XT4』を投入することにより、当社は成功を収めてきたSUVラインアップの拡充を図ると共に、これまでに踏み出したことのないセグメントに参入します。この『XT4』はキャデラックの拡大戦略と製品価値をより高めていくためのスタートとなる1台であり、これを皮切りに、2021年まで半年ごとにニューモデルの情報を発信していく予定です」
と、述べた。

「XT4」のシンプルで彫刻的なラインは、力強いプロポーションとアグレッシブな存在感を際立たせる。インテリアはキャデラックならではの美しさを漂わせ、テクノロジーと魅力的なスタイリングを、細やかに芸術的に融合させている。洗練された雰囲気のキャビンのリヤシートはセグメント最大級のスペースを確保した。


XT4のパワートレーンは、新開発の2.0ℓ直4ターボと9速ATを搭載する。このエンジンは、アクティブ・フューエル・マネジメント(気筒休止)などの新しいテクノロジーを採用している。
XT4には、グローバルに展開する新たな「Y」トリム戦略も初めて採用している。個性的な「プレミアムラグジュアリー」モデルと「スポーツ」モデルには、装備をさらに充実し、それぞれのモデルに合わせて用意されたコンテンツとスタイリングによって、顧客の多様な嗜好に対応する。この新しいトリム戦略は、2019年からフラッグシップセダンの新型「CT6」より展開する予定だ。

意匠をこらしたスタイル

「XT4」のデザインは、ターゲットとなる顧客層と同世代である若手デザイナーチームが指揮を執った。彼らがデザインした大胆なSUVは、キャデラックのラインアップのなかでも極めて完成度の高い造形で、デザイナーチームの基本ビジョンに限りなく近いエクステリアとインテリアを実現させた。
エクステリア・デザイン担当マネージャー、テレーズ・ピナッツォは、
「『XT4』は、堂々として落ち着きに満ちた絶大な存在感を放っています。キャデラックのDNAを感じさせつつ、ターゲット層である若者に訴えかける迫力を備えています」
と、コメントした。
すべてのモデルのフロントとリヤのライトに、最先端のLEDテクノロジーを採用した。フロントには、ロービームとハイビーム、デイタイムランニングライト用のLED式ライトブレードを装備。キャデラック独特の縦型のL字型ライトが水平方向に伸びて、XT4のワイドなボディと存在感溢れるルックスを強調している。


大胆で洗練されたゆとりに満ちたキャビン

新型XT4のキャビンは、エクステリア・デザインを反映し、大胆さと力強さが伝わる若々しくスポーティな仕上がりとした。伸びやかな曲線とゆるやかなカーブを描くラインが、室内のゆったりとした感覚をさらに強め、落ち着いた雰囲気を生み出している。
インテリアのパーツは洗練されたモダンなデザインで統一している。次世代型のワイヤレス充電器やイオナイザー空気清浄機など、直感的な操作を可能にするテクノロジーが随所に採用した。
インテリア・デザイン担当マネージャー、フィリップ・クセラは、

「私たちは『XT4』のインテリアを開発するにあたってキャデラックの本質を追求しました。かつてないほどシンプルかつ大胆でスポーティなニュアンスをもつSUVを生み出すことができたのです」
と、述べた。

この新型「XT4」は、コンパクトラグジュアリーSUVながら並外れた室内空間を確保しており、特にリヤシートのゆとりは際立っている。その広さはセグメントでもトップクラスで、レッグルームは39.5インチ(1004 mm)。ラゲッジスペースの容積も、シートを倒すと48.9立方フィート(1,385ℓ)まで拡大します。

XT4の車両構造の開発にも携わったキャデラックのエクステリア・デザイン担当ディレクター、ジム・フレミングは、
「XT4のエクステリアは、リヤの同乗者にとっての快適性や機能性を損なうことなく、総体的にダイナミックでスポーティなエクステリアを実現することを念頭に置いて開発されました。きわめてスタイルと快適性のバランスが取れた1台で、週末のお気に入りのスキー場へのドライブなどの長距離走行も苦になりませんし、スキー用具を積めるだけの十分な広さのラゲッジスペースも確保されています」
と説明している。





直感的操作を可能にした最新テクノロジー

XT4には、キャデラックの最先端のインフォテイメント・インターフェースである最新型キャデラック・ユーザー・エクスペリエンスを搭載し、快適な接続環境を提供する。
キャデラック・ユーザー・エクスペリエンスは、スマートフォンのような直感的なインターフェース、優れたレスポンスとダイナミックなプラットフォームで新しいロータリー・コントローラーでも操作できる。

卓越したドライビング・ダイナミクス

新型「キャデラック XT4」の唯一無二のスポーティな外観は、圧倒的な俊敏性によって裏打ちされている。キャデラックならではの洗練と優れたレスポンスはそのままに、すでに高い評価を得ているスポーツセダンに由来する若々しいエッジを備えている。
最初に注目すべきは、キャデラックのまったく新しい2.0ℓターボ・エンジンだ。この最先端の効率性に優れたリッター当たり100馬力を超える直列4気筒エンジンは、業界初となるトライパワーシステムを採用している。

このシステムは、大小2通りのバルブリフトとアクティブ・フューエル・マネージメント(気筒休止)を含んだ3つの作動モードで、パフォーマンスと効率性を最適化するように設計されている。
エンジンには、直噴システム、アクティブ・サーマル・マネジメント、オートスタート/ストップ機能に加え、低回転域で大きなトルクを発生できるツイン・スクロール・ターボ・チャージャーも採用した。
最高出力は237 hp(177kw)、最大トルクは258 lb-ft(350 Nm)を発生。
新しいエンジンには、9速オートマチック・トランスミッションを組み合わており、高速走行時に30mpg(キャデラック推定)の燃費性能達成に貢献している。また、車両には、直感的な操作でシフトチェンジを可能にする、次世代型の電子制御式のエレクトロニック・プレシジョン・シフトも備わっている。

XT4のパワーをそのまま路面に伝えるべく、フロントのストラット・サスペンションとリヤの5リンク・インディペンデント・サスペンションにチューニングを施し、上質な乗り心地とレスポンスのバランスを図った。標準装備のドライバーモードセレクターで、走行モードや路面状況に応じて、この車両特性を選択することが可能だ。

ドライバーは、ツインクラッチ方式のAWDシステムを利用し、必要に応じて後輪への駆動力の伝達を完全に遮断できるため、パワートレインのフリクションを低減することが可能だ。

「XT4 スポーツ」のアクティブ・スポーツ・サスペンションにはCDC(コンティニュアス・ダンピング・コントロール)が備わっており、電子センサーでリアルタイムに路面状態をモニターして2ミリ秒ごとに減衰力を調節することで、ドライビング・ダイナミクスと制御性を大きく向上させる。

「XT4」は、従来の真空倍力式ブレーキングシステムに代わって、電動油圧式ブレーキ機能を採用した初めてのキャデラックモデルでもある。これにより、燃費性能が向上するだけでなく、エンジンルーム内の占有スペースを抑えられた。

キャデラック XT4」緒元(北米モデル)※数値はUS仕様参考値
モデルラインアップ:LUXURY/PREMIUM LUXURY/SPORT
ステアリング:左
全長×全幅×全高:4,599×1,881×1,627mm
ホイールベース:2,779mm
車両重量:1,660kg
乗員定数:5名
エンジン種類/形式:2.0L 直列4気筒DOHC(ターボチャージャー付)
最高出力:177Kw(237 hp)/5,000rpm (米国自動車技術会認定)
最大トルク:350N・m(258lb.-ft.)/1,500~4,000rpm (米国自動車技術会認定)
駆動方式:AWD(ツインクラッチ方式)
トランスミッション:9速オートマチック

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