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群雄割拠のコンパクトSUV、日本では買えないモデル、ヒュンダイ・ツーソン CX-5、RAV4、フォレスターのライバル

MotorFan / 2018年4月3日 12時25分

群雄割拠のコンパクトSUV、日本では買えないモデル、ヒュンダイ・ツーソン CX-5、RAV4、フォレスターのライバル

ヒュンダイは、ニューヨーク国際モーターショーで、コンパクトSUVの新型ツーソンを世界初公開した。2015年以来、イギリスやヨーロッパを中心にヒュンダイのベストセラーとなっていたモデルだ。ヨーロッパでデザイン・製造を予定しているこのコンパクトSUVは一新されたデザイン、改良されたパワートレーン、そして先進的で利便性が向上した機能を追加し、よりニーズに応えた形で登場する。

全長×全幅×全高:4475×1850×1646mm(ルーフレール含まず) ホイールベース:2670mm

世界的に人気の高いコンパクトSUVカテゴリーで、日本では販売されていないモデルもある。ヒュンダイ・ツーソンもそのひとつだ。ボディサイズは、全長×全幅×全高:4475×1850×1646mmだから、まさに、北米、欧州ではマツダCX-5、トヨタRAV4、スバル・フォレスター、三菱エクリプスクロスなどのライバルになるモデルだ。



ヒュンダイ モーター ヨーロッパのアンドレアス・クリストフ・ホフマン氏(Andreas-Christoph Hofmann)は
「新型のツーソンはフレッシュな外見と、より向上したドライビングエクスペリエンスが特徴だ。この大幅アップデートでツーソンは引き続きベストセラーモデルとして我々のカスタマーにとって魅力的なクルマとしてあり続けるだろう」
とコメントした。

カスケーディンググリルと一新されたフルLEDヘッドライト、新たなホイールデザインなどが新型ツーソンのエクステリアを飾る。新たなリヤテールライトを使用し、リヤバンパーとマフラーは再設計された。車内空間の快適性の向上、最先端のエルゴノミクスを取り入れたインテリアデザインと最新のパワートレーンを採用している。

改良されたパワートレーンで向上したパフォーマンス


新型ツーソンのパワートレーンは2種類のディーゼルエンジンと2種類のガソリンエンジンから選べる。どれも小型化し、二酸化炭素排出量を削減できるように改良されている。
最も出力が高いのは2.0ℓディーゼルエンジンで137kW/186psの出力を有し、4輪駆動・6速MTまたは8速ATの2種類が選べる。1.6ℓディーゼルエンジンではスタンダードの85kW/115ps出力またはハイパワーバージョンの98 kW/ 133 ps出力のエンジンから選べる。ハイパワーバージョンでは7速DCT形式で、前輪または4輪の駆動形式が選べる。DCTは一般的なオートマチックトランスミッションと比べて燃費もよく、二酸化炭素排出量の削減も期待されている。

新型ツーソンはガソリンエンジンもパワートレーンに選択可能だ。
欧州市場では、97 kW/ 132psの出力の1.6ℓGDI形式エンジンは6速のマニュアルトランスミッションと組み合わされる。一方、130 kW/ 177psの出力を持つ1.6ℓ T-GDIはパワーとパフォーマンスの両方を持ち合わせている。トランスミッションは6速MTと7速DCTの二種類が選べ、駆動形式もFFと4WDから選べる。どのパワートレーン形式も最新のユーロ6c排ガス規制をクリアしている。
北米市場では、2.0ℓ直4ガソリン直噴NAエンジン+6速ATと2.4ℓ直4ガソリン直噴エンジンを設定している。


新型ツーソンにはKrellプレミアムサウンドシステム、ワイアレスQIモバイルチャージャー、7インチ型インフォーメーションスクリーンをはじめ、Apple CarPlay、Android Auto、そしてBluetooth機能など快適な運転をもたらすコンポーネントが詰まっている。効率的かつ快適な車旅のために、3Dマップやリアルタイムナビゲーションが可能な8インチディスプレイも選べる。また、座席近辺にはUSBポートも備わっており、車内でスマートフォンなどの充電が可能になっている。


最新のヒュンダイSmartSenseアクティブセーフティ技術はヨーロッパの高い安全水準を満たしており、新型ツーソンにも搭載されている。自動緊急ブレーキ(AEB)、車線保持アシスト(LKA)、ドライバー注意警告(DAW)、そして制限速度表示機能(SLIF)などをはじめ、車両後退時に周囲を見渡せる360°のビューモニター(SVM)などを搭載している。ハイビームアシスト(HBA)や雨検知ワイパーなどでどんな環境でも良好な視界を確保し、先進スマートクルーズコントロール(ASCC)機能で前の車との車間距離を一定に保つことで安全なドライブが可能になる。

ニューヨークでの世界初公開を遂げた新型ツーソンは近いうちにヨーロッパでも披露される。販売開始は今年の夏以降の予定だ。

Hyundai Tucson 2.0ℓ(北米仕様)

全長×全幅×全高:4475×1850×1646mm(ルーフレール含まず)
ホイールベース:2670mm
サスペンション:Fマクファーソンストラット Rマルチリンク
エンジン
エンジン形式:2.0ℓ直列4気筒DOHC
エンジン型式:Nu 2.0
ボア×ストローク:81.0×97.0mm
圧縮比:11.5
最高出力:164ps/6200rpm
最大トルク:205Nm/4000rpm

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