日本特殊陶業:簡易・選択型コンパクトマルチガス測定器(NCEM)の販売を開始
MotorFan / 2018年4月3日 15時30分
日本特殊陶業は、簡易・選択型コンパクトマルチガス計測システム(NCEM)の販売を開始した。
近年、世界各地域で排気ガス規制が厳しくなる中、路上走行時における排気ガスの計測が求められている。特に欧州地域においてはRDE(Real Driving Emissions)規制が2017年9月に導入され、実走行中に排気ガス内の物質を測定することができる機器へのニーズが高まっている。
日本特殊陶業は、このニーズを先取りしつつOEM向け排気ガスセンサを最大限活用、車両開発や評価、市場における排気ガス調査用途等をターゲットにコンパクトマルチガス計測器(NCEM)を開発した。
NCEMは、幅広い用途での使用が可能な小型軽量排気ガス計測システム。OEMセンサとして実績のあるNOx(窒素酸化物)、O2(酸素濃度)測定の他、ディフュージョンチャージャー型原理方式に同社最新のセンシング技術を組み合わせたPM(煤の質量濃度)およびPN(煤の粒子数)の測定も可能だ。また、センサを直接排気管に取り付けることからリアルタイムかつ応答性に優れている。
今後は、顧客のニーズに応え、測定パラメータやデータ分析機能の拡充など逐次アップデートをしていく。
①軽量でコンパクト
・既存の認証用PEMS(Portable Emissions Measurement System:車載式排出ガス測定システム)と比較して約1/3の重量
*標準仕様時:12.5kg(メインユニット+PM/PNモジュール+NOxモジュール +AFRモジュール)
・小型車両にも搭載でき、エンジン負荷に影響しない
・一人でも持ち運びが可能
②簡単操作
・液晶画面(タッチパネル)による簡単操作
・ケーブル着脱が容易
④顧客のニーズに合わせた活用
・エンジンベンチ試験、シャーシダイナモ試験、実走行試験で使用可能
・現在8スロットあるモジュールは選択式で、目的に合わせて自由にカスタマイズ可能
・さらに対応できるセンサやモジュールを増やしていく予定で、今後はより多様な計測が可能になる
センサを排気管に直挿することで、対象物質の濃度変化を遅延なく測定。
路面の代わりにダイナモメーターを連結したローラーに駆動輪を載せて実車走行試験を行う際に使用。
コンパクトかつ簡単にセッティングすることが可能なため、後部座席に搭載して計測することも可能。
⑤アフターケア
・販売後も、顧客のさまざまなトラブルの対処、交換部品の供給を行うグローバルサービス体制を構築
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