コンチネンタルとオスラム:自動車向けインテリジェントライトの合弁会社設立契約書に調印
MotorFan / 2018年4月6日 16時30分
コンチネンタルとオスラムは、合弁会社オスラム・コンチネンタル(Osram Continental GmbH)の設立に向けた交渉を終えた。合弁会社への出資比率は両社それぞれ50パーセント。ライト、ライティングコントロール、エレクトロニクスにおける両社のノウハウの統合を目指し、必要な承認手続きを経て、2018年第3四半期以降に事業を開始する予定だ。CEOにはオスラムのダーク・リンツメアー氏(Dirk Linzmeier)、CFOにはコンチネンタルのハラルド・レナー氏(Harald Renner)がそれぞれ選出された。
「コンチネンタルは、自動車ライティング市場における技術革新を積極的に推進し、さらに革新的でインテリジェントなライティングソリューションを開発したいと考えています。コンチネンタルのソフトウェアとエレクトロニクスにおけるノウハウと、オスラムの自動車ライティング技術のノウハウを組み合わせる合弁会社設立により、この考えを具現化する条件が整います。こうして、私たちはお客様に自動車ライティング市場における無比の事業ポートフォリオを提供することができるようになります」とコンチネンタルのボディ & セキュリティ事業部を統括するアンドレアス・ヴォルフ氏(Andreas Wolf)は述べている。
「デジタル化の動きは、自動車用ライティングに新たな可能性を創出しており、私たちがコンチネンタルとともに取り組む機会も増えています。自動車業界との緊密な連携のもと、照明、センサー技術、エレクトロニクスを単一のアプリケーションにシームレスに統合し、両社が力を合わせると、よりイノベーションを推進しやすくなります。これにより、照明とセンサー技術の単一モジュールへの統合や、ドライバーや他の道路利用者と車両位置周辺の間での照明ベースの通信など、新しくインテリジェントなライティング機能を進化させることができます」とオスラムのスペシャルティライティング事業部のCEO、ハンス=ヨアヒム・シュヴァーベ氏(Hans-Joachim Schwabe)は説明している。
オスラム・コンチネンタルは、ドイツ・ミュンヘンに拠点を構えるが、各地域の顧客との開発サイクルを迅速化するため、グローバルに事業展開する。製品ポートフォリオには、フロントおよびリア・ヘッドライト用のLEDモジュール、レーザーモジュール、ライト・コントロール・ユニットなどの半導体ベースのライティングモジュールがある。
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