来たるべき水素社会のために。オーストラリアから日本へ。褐炭から製造された水素のサプライチェーン構築の実証事業に着手
MotorFan / 2018年4月12日 18時35分
川崎重工業、電源開発株式会社、岩谷産業、丸紅は、豪州企業のAGLEnergyLimited(CEO:AndrewVesey、以下AGL)とともに5社でコンソーシアムを組み、豪州政府の資金支援が決定したことを受け、豪州・ビクトリア州ラトローブバレーの褐炭から製造された水素を液化し、日本へ輸送する国際的なサプライチェーン(HydrogenEnergySupplyChain(HESC)Project)構築の実証事業に取り組む。
豪州政府の補助金を受けて、水素ガス精製、液化水素製造、陸上輸送および積み出しのパイロット実証と、水素サプライチェーンの商用化に関する検討を行なう。実証設備の建設は、2019年から順次開始予定だ。最初の水素製造および輸送試験は、2020年から2021年の間に実施する予定だ。
輸送機器製造や各種産業用プラント建設の実績を有する川崎重工は、この実証において、日本における水素のトップサプライヤーである岩谷産業とともに、液化水素積荷基地の建設および運用評価を担当する。クリーンコール技術に実績のある日本最大の卸電力会社であるJパワーは、褐炭をガス化し、製造された水素ガスの精製設備を担当する。また、国際的なエネルギー流通のノウハウと実績を持つ丸紅は、それぞれの実証を基に将来の商用サプライチェーン構築に向けた具体的な道筋の構築を行なう。さらに、豪州を代表する大手総合エネルギー企業であるAGLは、褐炭の供給とガス精製設備の建設地を提供する。
この実証部分外は、すでに国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より補助金を受けており、川崎重工、Jパワー、岩谷産業、シェルジャパン株式会社で「技術研究組合CO2フリー水素サプライチェーン推進機構(HySTRA)」を設立し、実証事業の活動が開始されている。
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