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水陸両用電動バギー! ヒュンダイ・カイト: イタリアの名門デザインスクール、IEDと共同開発のコンセプト

MotorFan / 2018年4月13日 9時15分

水陸両用電動バギー! ヒュンダイ・カイト: イタリアの名門デザインスクール、IEDと共同開発のコンセプト

現代自動車はイタリアの名門デザインスクール、Istituto Europeo di Design(IED)とコラボレーションした作品が、2018ジュネーブモーターショーにて発表されたHyundai Kiteだ。未来的なフォルムのツーシーターバギーは、シングルシータージェットスキーにもなり、15人のIED Transportation Designコースの修士課程学生の手によってHyundai Design Centre Europeと共同でデザインされた。



デザインの未来

現代自動車がIEDと共同開発を行なうのはこれで2度目。前回は2014年で、超軽量スポーツカーPassoCortoが生まれた。このようなパートナーシップを通じて、ヒュンダイは若いデザイナーの育成に貢献すると同時に洞察やインスピレーションを受けている。
「デザイン性はヨーロッパでヒュンダイの車が選ばれる最大の理由です。成功のカギは現代のライフスタイルに合わせて我々のデザインを常に進化させていることです」
とHyundai Design Centre EuropeのチーフデザイナーのThomas Burke氏は言う。
「ヨーロッパで未来のクルマをデザインする若き才能の育成に貢献できることを嬉しく思います。Hyundai Kiteは格別のパートナーシップの賜物です」Hyundai Kiteの狙いは独特の手法・造形により色褪せない価値を表現することだ。



ヨーロッパの現代自動車にとってデザインは重要な役割を果たす。ヨーロッパで売られる車種の85%は現地で設計・試験・生産されている。結果として現代自動車はヨーロッパ経済におけるキープレイヤーとなっている。ヨーロッパにおける現代自動車は20万5000人もの雇用を生んでいる。IEDのような地元の機関とのコラボは価値のある結果を生み、現代自動車の地域への貢献をより強いものとしている。
「ここ15年で、ジュネーブモーターショーの来場客はIEDの提案するデザインチャレンジと考えをよく見られてきました。国際的なネットワークでこのような重要な場に参加する原動力とは、若者に自由に才能を発揮させ、重要なパートナーの指揮のもとそれを整理して、新たなビジョンや有能で将来有望なデザイナーを育てるということです」

Hyundai Kite: 二重のモビリティソリューション


Hyundai Kiteはドア、屋根、窓を持たない水陸両用車だ。全長3745mm、全高1455mmのモノコックシャシーからなる。ボディー表面は織り交ざるようにツイストや交差が連なる。デザイナーの狙いは、車内外の間の境界を取りのぞくことで機能的で楽しいクルマを作り上げるということだ。曲線は浮遊・自由を表現し、水辺での休暇を連想させる。
陸上・水上ともに電気駆動であり、4つのブラシレスインホイールモーターと水上を走るためのジェットタービンを装備する。スマホを通じて乗客はクルマの機能にアクセスし、直感的な操作感を提供する。


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