NAVER LABSとHERE:3D屋内地図自動作成テクノロジーで協業
MotorFan / 2018年4月13日 17時30分
地図と位置情報サービスを提供するHEREは、韓国最大手のインターネットサービス企業NAVER Corporation傘下の環境知能会社であるNAVER LABSと、屋内地図自動作成テクノロジーにおける協業に関する仮契約を締結した。
NAVER Corporationはコミュニケーション・アプリ「LINE」の開発元であるLINE社の親会社として、日本でも広く認知されている。今回の協業は、HEREのOpen Location PlatformとNAVER LABSのScalable & Semantic Indoor Mapping(SSIM)テクノロジー、自律ロボット、そしてAIによる画像認識機能を組み合わせることで、空港や駅など屋内環境の3D地図を作成、管理、公開することを目的としている。このような3D地図は、複雑な建物内の隅々まで利用者を案内して乗り継ぎをサポートしたり、物流の効率化を図るなど、さまざまな用途に利用される。
両社はまず韓国でテストを行い、いずれはこのテクノロジーをグローバルに展開して屋内地図の作製を速やかに進めたい考え。
この協業の中心となるのは、2種類の自律ロボットだ。NAVER LABSの3D屋内地図作成ロボットである「M1」は、地図に使用する高精度データの取得を担う。M1は、レーザースキャナーと高性能カメラを装備し、周辺環境の正確な画像作成が可能。この地図を常に最新の状態に保つのが、同社の屋内サービスロボットである「AROUND」だ。さらに同社のAIベースの画像認識技術が空間を認識し、変化を自動的に検出してセマンティックマッピングを実行する。
HEREは、SSIMテクノロジーで拡張および更新する土台として同社が持つ屋内地図データへのアクセスを提供するほか、HERE Open Location Platformによって利用者に地図を提供する。
NAVER LABSの最高経営責任者(CEO)であるChang Song氏は次のように述べている。「NAVER LABSはHERE Technologiesとともに、SSIMテクノロジーを世界市場に投入できることを期待しています」
HEREの最高経営責任者(CEO)であるEdzard Overbeek氏は次のように述べている。「NAVER LABSとの協業は、屋内と屋外の両方で世界トップクラスの地図と位置情報サービスを提供するというHEREの戦略に基づくものです。当社は、屋内地図の作成に欠かせない高度なロボット工学への今回の投資に期待しており、将来はNAVERとのさらなる協力を推進したいと考えています」
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
パイオニア、二輪市場向けのコネクテッドソリューションをCES 2025に出展
PR TIMES / 2024年12月20日 11時45分
-
センシンロボティクス、ドローン・ロボットの自律化モジュールを活用したロボティクスR&D支援サービスを提供開始
PR TIMES / 2024年12月18日 11時15分
-
パイオニアとHERE、二輪車コネクテッドソリューションでグローバル協業
PR TIMES / 2024年12月9日 23時40分
-
株式会社ソニックス、HERE Technologiesとの協業により、地域観光向け二次交通課題解消ソフトウェアサービスの提供を開始
PR TIMES / 2024年12月3日 11時15分
-
ABEJA、ABEJA Platformにロボティクス・AIを実装 ~ ABEJA Platformにフィジカルなロボットへの連携技術を追加 ~
PR TIMES / 2024年11月22日 19時45分
ランキング
-
1iPhoneは「2年でダメになる」と聞きました。Appleは「3年」と言っているけど……どっちが正しい?
オールアバウト / 2024年12月21日 21時25分
-
27割超が正月の親戚付き合いが「面倒」 - 話したくない話題、1位は?
マイナビニュース / 2024年12月21日 12時10分
-
350代で「老後貧乏」を予感するのはどんなとき?今のうちにできる対策は?
オールアバウト / 2024年12月21日 21時20分
-
4【かつや】"ワンコイン"でカツ丼モーニング。全国16店舗限定のレア朝食がお得すぎる...。《編集部レポ》
東京バーゲンマニア / 2024年12月21日 18時6分
-
5家庭内別居の経験者が答えた「別居中のルール」…トップ回答は「費用面」「病気時サポート」超えの“生活習慣”だった
オトナンサー / 2024年12月21日 21時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください