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ジャガーF-PACEの最強モデル「SVR」がニューヨークモーターショーで世界初公開!

MotorFan / 2018年4月20日 16時5分

ジャガーF-PACEの最強モデル「SVR」がニューヨークモーターショーで世界初公開!

イギリスのジャガー・ランドローバーは3月27日、ジャガーの高級ミドルラージSUV「F-PACE(エフペイス)」に超高性能モデル「SVR」を設定。その実車を世界初公開した。

ジャガーF-PACE SVR

スペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が手がけた「F-PACE SVR」には、550ps・680Nmを発生する5.0L V8スーパーチャージドガソリンエンジンを搭載。

また、「F-PACE」としては初となる「リア・エレクトロニック・アクティブ・ディファレンシャル(EAD)」を搭載したほか、トルクオンデマンド式AWDシステム「インテリジェント・ドライブライン・ダイナミクス(IDD)」の制御を、EADの装着に合わせて変更した。

スプリングはフロントが30%、リヤが10%硬められるとともに、フロントよりリヤが25mm幅広い21インチ軽量アルミホイールを標準装備。オプションの22インチホイールは、フロントで2.4kg、リヤで1.7kg軽量化し、一回り大きくなった395mmの2ピースフロントブレーキディスクと396mmのリヤ2ピースブレーキディスクとの組み合わせで、より多くの空気を送り込める設計としている。

オプションの22インチアルミホイール

さらに「アダプティブ・ダイナミクス・サスペンション」やEPS、「ダイナミック・ドライビング・モード」用のソフトウェアもSVR専用にチューニング。これにより、最高速度283km/h、0-100km/h加速4.3秒を実現した。

「ダイナミック・ドライビング・モード」設定変更画面

ジャガーF-PACE SVR

エクステリアもその高性能に見合ったものにアレンジされており、一回り大きくなったフロントのエアインテークとサイドフェンダーベントが、ホイールアーチ内の減圧を図るとともに揚力を減らし冷却性能をアップ。さらに、独自のホイールアーチエクステンションと低めのボディモールディングを装着したほか、ボンネットには放熱ベントを設けている。

ジャガーF-PACE SVR

新デザインのリヤバンパーには「バリアブル・バルブ・アクティブ・エキゾースト・システム」のクアッド・テールパイプにサイドストレーキ、専用のスポイラーを接合した。このエキゾーストシステムは心地良いサウンドを奏でるとともに排気効率をアップ。さらに6kgの軽量化も果たしている。

ジャガーF-PACE SVRの前後シート

フロントシートには側面のサポートを強化した「スリムライン・スポーツシート」を採用。ダイヤモンドキルト・シートにエンボス加工の‘SVR’ロゴを配している。この重厚感のあるシート形状は、後部座席のデザインにも反映された。

ジャガーF-PACE SVRの運転席まわり

一方で「PACE」ファミリーの特徴である実用性と多用途性を維持しており、後席格納時でも650Lのラゲッジスペースを確保。また、最大8つのデバイスを4GのWi-Fiに接続でき、10インチのタッチスクリーンと12.3インチのHDインストルメントクラスターを備えた「Touch Pro」インフォテインメント・システムを搭載している。

インテリアのテーマカラーは4種類で、「F-PACE SVR」の高性能を強く印象付けるレッド(ジェットステッチ)、ライトオイスター(ジェットステッチ)、シエナタン(ジェットステッチ)、ジェット(ライトオイスターステッチ)から選択することが可能だ。

日本仕様の価格・導入時期は未定。

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