空からの目にも注意!? 2018年度スピード取り締まりの傾向と対策! 追尾編【交通取締情報】
MotorFan / 2018年5月10日 16時15分
速度取り締り検挙数の大半を占めるのがネズミ捕り(非定置式速度取締)とパトカーや白バイによる追尾だ(固定式オービスは数%)。まず、ネズミ捕りの方は新型可搬式オービスの導入などで取り締り効率のアップが図られているが、追尾の方もフェアレディZやカスタムマークXなどが交通機動隊のパトカーに採用され、さらにヘリコプターによる空からのパトロールも本気度を増している。警察が一丸となって2020年までに交通事故死者数を2500人に減らすという目標を達成すべく動いているだけに、スピード違反のみならず、事故につながりやすい交通違反の取り締まりが、今後も強化されていくことは間違いない。
☆パトカー編 注意散漫運転は禁物!
■空飛ぶパトカー(?)
静岡県警が新東名高速の110km/h制限試行区間で、ヘリコプターとパトカーのタッグにより交通違反の摘発を行っていることは当サイトで既に報告したが、この4/27、今度は群馬県警も県内の高速道路でヘリコプターによる交通取り締まりをスタートさせた。
その取り締まり方法は静岡県と同じく、ヘリコプターが空から交通違反車を発見し地上で待機しているパトカーが該当者を追尾し、検挙あるいは指導を行うというもの。関越自動車道、北関東道、上信越道がその対象となった。
今後、このヘリとパトカーの連携取り締まりが全国的に波及していく可能性は十分あり。ただし、取り締まられる方にとっては追尾となんら変わらないので、従来通り、後方確認を忘れずに!
■レーザー式ユニット搭載パトカー
レーダー式速度計測システムを搭載したパトカーは、北海道に多く出没しているが、数年前から計測システムをレーザー式に換えたレーザーパト(200系クラウン)が出現。国道脇の空き地などに隠れ、走行車を狙っているようだ。
ちなみに、前からでも後ろからでも計測可能。レーダー探知機が効かないからやっかいだ。ただし、レーパと同様、かなり距離のある車内から窓越しの視認になるので誤認の可能性が大きい。交通量の少ないエリア向きといえるので、単独走行時は特に注意!
◆NEWS TOPICS 栃木県警がR35GT-Rを広報車として導入!
おっとびっくり、栃木県警がどうやらR35GT-Rをパトカーとして導入するらしい。まっ、いわゆるスポーティカーのパトカー導入はさして珍しいことではないし、R32~34のGT-Rパトなら、全国各地でよく見かけるし、つい最近も警視庁がトムスによってカスタムチューンされた130系マークXを15台購入し、管内の交通機動隊に配備するなど、警察のスポーツカー好きはなにも今に始まったことではない。
とはいえ、R35GT-Rの導入は全国初なはず。R35といえば同じGT-RであるR32~34に比べて車格は明らかに上。価格も1000万円を遥かに上回り(R32~34は一部特別仕様を除けば1000万円以下)、もはやスーパーカーと言っていい。警察もおいそれと手が出せるクルマではない。ところが、なんと最高価格車である「GT-R NISMO」(新車本体価格1850万円)を購入したというからビックリ、なのだ。
ただし、その費用は警察の予算ではなく、県民からの寄付金で賄われている。たぶん、地元のライオンズクラブやロータリークラブなどの類の社会奉仕団体からの寄付によるものだろう。さすがに諸費用込で2000万円は超えるクルマだけに、交通取り締まりではなく、交通安全をアピールする広報車として活用されるというのもうなづける話だ。
だから運用が変わらない限りこのR35GT-R NISMOに追いかけられることはないと思うが、果たしてこのスーパースポーツを白黒パンダ色に塗り替えちゃうのか、デビューが待ち遠しいね。
☆覆面パトカー編 高性能車導入で機動力アップ! 観察力が回避の決め手だ!
「8ナンバーでおやぢ色のクラウンかセドリック」という覆面パトカーの常識(?)が、すっかり通用しなくなった今日この頃。未だにボディカラーは白とかシルバーが多いものの、ふつーのクルマに混じっちゃえば見分けがつかないことこの上ない。車種もクラウン、レガシイ、レクサス、スカイラインetc.と千差万別だし、警視庁のマークXのように純正チューンドカーまで登場したとあってはもうお手上げだ。
お世話にならないようにするための秘訣は、いわゆる観察力。それなりに飛ばしている時は前後左右に気を配り以下の注意事項を意識して欲しい。
1.前席に制服&ヘルメットの男2人が座っていないか。
2.高速道路やバイパスのICやPAからの流入路に不審なクルマ(スポーティセダン)が止まっていないか。
3.走行している地域のナンバーが付いているかどうか(基本的に警察には縄張りがあり管轄地域以外で取り締まりをすることはない)。
他にもいろいろあるが、この3つを抑えておけばとりあえず安心だ。とにかく、怪しいと思ったら減速してクルマを観察すること、これが肝心です。
☆白バイ編 視覚と勘を研ぎ澄ませ!
一時、受傷事故の可能性が高いということで、白バイによる高速道路での取り締まりは自粛されていたようだが、最近は首都高や東名高速でパトロールしているのを頻繁に見かけるようになった。
白バイの1番怖いところは、パトカーに比べて遙かに小さく目立たないということと持ち前の加速力。それこそ隠れる場所はいっぱいあるし、機動力の高さから、狙われたらまず100%逃げ切れないということ(逃げ切っちゃだめ!)。
注意ポイントは交差点や高速道路のインターチェンジ、合流地点等はパトカーと同じだが、さらに側道や電柱の陰等、身を潜める場所があるポイントなどにも気を配りたい。反対車線にいてもUターンしてくる場合もある。観察力と第六勘を磨くしかない。
とりあえず目を付けられないように、上記の注意ポイントを通過するときは必ず減速すること。これだけではかなりのリスクヘッジになるはずです!
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「道路脇のカメラ」なんの意味? 警察が「ニセモノのオービス」を設置! 本物じゃないの? でも抑止力抜群? SNSでは「バラしたら意味ない」の声も! 青森県に初導入
くるまのニュース / 2024年12月19日 12時5分
-
驚愕のパトカー大集結! レクサス、GT-RにNSX、フェアレディZ…いったい何が!? ゆるくない「ガチキャラ」まで
乗りものニュース / 2024年12月10日 17時42分
-
「後ろにいたらビビる!」 1700万円超えの「レクサスパトカー」出動! GT-RやNSXも!? 栃木県警の「交通安全出発式」開催へ
くるまのニュース / 2024年12月8日 20時10分
-
「彼女の家に早く行きたくて…」“迷惑男3人組”が恋人に逢うため「60キロ超過」で逮捕! ガチ恋男たちが「ナンバー外してスピード違反」 どうやって検挙? 元警察官が解説
くるまのニュース / 2024年11月28日 12時0分
-
旅行中に「オービス」が反応し、自宅から「100キロ以上」離れた警察署から「出頭依頼」が来ました。遠くて行けない場合はどうすればよいのでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年11月25日 10時0分
ランキング
-
1賛否の声も。ガストで話題の「アサイー」が食べられる?SNSで話題に。
東京バーゲンマニア / 2024年12月23日 19時8分
-
2M-1創設者がバッテリィズに泣きそうになった理由 理論派が目立ってきたM-1に2人が与えたこと
東洋経済オンライン / 2024年12月23日 18時38分
-
317万603組…「離婚した夫婦の88.3%」は要注意、別れてから2年後に「取り返しがつかなくなること」【弁護士が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年12月23日 14時15分
-
4お育ちのよい人はハンドバッグをどこに置くかご存じ?知らないと「地味に恥をかく」テーブルマナー
OTONA SALONE / 2024年12月22日 19時0分
-
5ラブホテルに何度も「1人で来る」女性客…男性従業員だけが“困惑していた”ワケ
日刊SPA! / 2024年12月22日 15時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください