いすゞ:新規開発「軽量トラック」を新興国市場に投入
MotorFan / 2018年4月30日 19時25分
いすゞ自動車は、インドネシアにおいてキャブオーバー型軽量トラック(GVW 3.0t)「TRAGA」(インドネシア向けペットネーム)を新規投入し、4月23日より発売を開始した。
いすゞは、世界各国の顧客のニーズにあった商品・サービスを提供するため、グローバルものづくり体制の構築を進めてきた。今回発売する「TRAGA」は、日本と新興国向けトラック開発統括会社であるIsuzu Global CV Engineering Center (IGCE) が共同で開発を進め、インドネシアの生産拠点であるP.T. Isuzu Astra Motor Indonesia (IAMI) で製造する、新興国向け戦略商品。
「TRAGA」は、いすゞが新たに開発した本格軽量トラックとなり、ピックアップトラック「D-MAX」をベースにいすゞが培ってきた商用車の技術を採用し、「積載効率」「小回り性」「省燃費」の最大化を図り、顧客の利便性を追求した。
«新型TRAGAの特徴»
1. 開発の狙い: 新興国で伸張する軽量キャブオーバー型トラックセグメント(GVW2.5~3.0t)を着実に取り込み、商品ラインナップの拡充を図ると共に、商用車事業を支えるエントリーカーとして位置づける。
2. 車型構成: キャブシャシ、平ボディ付きの2車型を展開
3. エンジン: 4JA1(80PS/19.5kgm)
4. 寸法: 全長4,520mm×全幅1,705mm
5. 主な特長: 最新解析技術を駆使した、本セグメントの使い勝手に最適な、新規開発の強靭かつ軽量な構造のキャブ(Nシリーズをベース)、フレーム(D-MAXをベース)を採用。
他車型で実績があり、市場で高い耐久信頼性を得ている4JA1エンジン、MUAトランスミッションを搭載。
インドネシアは世界の商用車市場の中でも特に市場規模が大きく、中長期的にも大きな成長が見込まれており、中でもGVW3.0 tの市場が伸張している。まずは、インドネシア市場に参入し、順次他新興国への展開を検討していく。いすゞは、今後もこれまでに構築したグローバル拠点を活用し、世界各市場への最適商品の提供を進めていく。
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