自動車内装材として需要拡大中の「トーレペフ」、増産体制を構築
MotorFan / 2018年5月7日 14時35分
東レは、ポリオレフィン発泡体「トーレペフ」の生産能力増強を決定。滋賀事業場(滋賀県大津市)に年産約2000トンの生産設備を増設し、2019年10月の稼働開始を目指す。今回の増設により、海外も合わせた東レグループにおける「トーレペフ」年産能力は1万3000トンに達する見込み。
「トーレペフ」は、軽量、断熱性、緩衝性、成形性、非吸水性等の特徴を有したポリオレフィン発泡体を用いる東レの製品。東レ独自の発泡方法による品質安定性と成形加工性の良さにより、電子機器部品、家電製品の断熱材、住宅・土木用のクッション材など様々な用途に採用されているが、特に近年では自動車内装用途が急激に拡大している。
今日の自動車産業において、内装材として使用される柔軟なポリオレフィン発泡体は、その質感から快適性向上につながるとして需要が拡大しており、特に米国の自動車メーカー各社は内装材高級化を車種差別化の戦略として重視しているため、ドアパネルやインストルメントパネル材料などのソフトタッチ内装材用として「トーレペフ」の採用が増加している。
この内装の高級化・ソフト化のトレンドは、日本・中国市場にも展開され、搭載車種・部位の増加に加え、今後中国における自動車生産台数の増加が見込まれるSUV系車種では、米国市場と類似した内装の高級化が進み、発泡体搭載車種の増加が見込まれる。
東レは、日本と米国子会社Toray Plastics(America), Inc.(本社:米国ロードアイランド州、以下「TPA」)の2拠点で「トーレペフ」を製造、販売しており、日米連携しながら事業を運営。TPAでは既に生産設備増強を完了し、2018年2月から稼働している。
今回の生産能力増強はアジア圏での自動車内装用途の需要拡大、また国内各用途の旺盛な需要への対応を目的とし、日本での早期の生産能力拡充によって日本や中国を含むアジア市場への安定的な供給の責任を果たすとともに一層の事業拡大を図っていく。
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