フルモデルチェンジした新型フォルツァ、発売は7月に!
MotorFan / 2018年5月11日 12時10分
Hondaは、軽量・コンパクトな新設計のフレームに、力強い出力特性と優れた燃費性能を両立した、水冷・4ストローク・OHC・4バルブ・単気筒250ccエンジンを搭載する軽二輪スクーター「フォルツァ」をフルモデルチェンジし、7月20日(金)に発売する。 PHOTO●箱崎太輔(HAKOZAKI Daisuke)/Honda
フォルツァは、精悍なスタイリングとスポーティーな運動性能が魅力のシティーコミューターとして2000年に初代モデルを発売して以来、幅広い層のお客様に支持されているモデル。
今回、“安心・快適な高速走行性能のさらなる進化に、街中での扱いやすい軽快さをプラス”を開発のキーワードに定め、さらに総合性能の向上が図られた。
スタイリングは、歴代フォルツァのイメージを受け継ぎながら、より軽快感と先進性を強調するデザインに一新。上質で存在感のあるスタイリングを実現。
車体は、高速域での快適な走行と、低速域の小回りの効く軽快な走りの両立を目指し、軽量・コンパクトで剛性を最適化した新設計のフレームや、走行状況や好みに合わせて調整が可能な電動式可動スクリーンを採用。足周りには、従来モデルに対しサイズアップを図った新デザインのアルミ製ホイールと、ブレーキング時の安心感を高めるABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を装備する。
エンジンは、より低速域での扱いやすさに優れた出力特性とするとともに、低フリクション技術を各所に採用することで、優れた燃費性能を両立。
また、Hondaのスクーターとして初めてHonda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)を採用したほか、フルフェイスヘルメットを2個積載できるラゲッジスペースや、より便利にエンジン始動ができるHonda SMART Keyシステムを採用するなど、シティーコミューターとしての充実した装備と優れた利便性を実現している。
主な特徴
●軽快感と先進性を追求した、上質で存在感のあるスタイリング
歴代フォルツァのスタイリングイメージを受け継ぎながら、都会的でスタイリッシュなデザインを進化させ、軽快感と先進性をより強調するデザインに一新。フロント回りは俊敏さと上質感を表現したスタイリングに、省エネルギーで長寿命なLEDヘッドライトを組み合わせることで存在感のあるアイデンティティーを際立たせている。リヤ回りは、後端部に配置され奥行きのあるデザインを施したLEDテールランプに向かって、ダイナミックに流れるデザインとすることで軽快感を表現している。
カラーリングは、スマートでモダンな雰囲気を表現した「パールホライゾンホワイト」、アグレッシブで力強い印象の「マットガンパウダーブラックメタリック」、精悍さと輝きのある上質感を表現した「アステロイドブラックメタリック」の3種類を設定。
●高速域でのさらなる快適性と低速域での軽快性を両立した車体・足周り
高速域での快適な走行と、低速域で小回りの効く軽快な走りを実現するために、従来モデルのフォルツァ SiのABSタイプに比べ、車両重量は10kgの軽量化を図るとともに、ホイールベースは35mm短縮しています。新設計のフレームは、フレーム各部を構成するパイプ径や肉厚、接合位置を最適化することで剛性の最適化と軽量化を実現。また、フロア内部のラジエーターとバッテリーの搭載位置を見直すことでマスの集中化とコンパクト化を図り、軽快感のあるハンドリングを実現している。
足周りには、従来モデルに対しそれぞれ1インチサイズアップを図ったフロント15インチ、リヤ14インチの新デザインアルミ製ホイールに、ワイド化したタイヤを組み合わせることで優れた走破性を追求。また、ブレーキング時の安心感を高めるABSを標準装備する。
●扱いやすい出力特性と優れた環境性能を両立したエンジン
吸気効率の向上を追求し熟成を図ったエンジンは、より低速での扱いやすさに優れた出力特性とするとともに、低・中速域での余裕のあるトルク特性にすることで、発進時から巡航速度域まで優れた動力性能を実現。
環境性能に寄与する低フリクション技術として、オフセットシリンダーやローラーロッカーアームを採用。また、ピストンスカート部に施したコーティングと、ピストン外周全面に油膜保持性を高める粗条痕を施すことでピストン摺動に伴うフリクションを低減している。
●シティーコミューターとしての充実した装備と優れた利便性
Hondaのスクーターとして初めてHonda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)を採用。トルクコントロールがONの状態と、トルクコントロールを必要としないOFFの状態が選択可能。後輪のスリップを検知した際に燃料噴射量を制御し、エンジントルクを最適化することで後輪の駆動力を抑制して状況に応じた走行に寄与。
140mmの可動範囲で、無段階で調整可能な電動式可動スクリーンを採用。
フロント部左側のインナーボックス内に、携帯端末などの充電に便利なアクセサリーソケットを装備。(12V2A)
より便利にエンジン始動ができるHonda SMART Keyシステムを採用。スマートキーを携帯して車両に接近することで、衣類のポケットなどからスマートキー自体を取り出すことなく、メインスイッチノブの解施錠を可能とし利便性を高めた。
●販売計画台数(国内・年間) 3,000台
●メーカー希望小売価格(消費税8%込み) フォルツァ 646,920円(消費税抜き本体価格 599,000円)
■主要諸元■
通称名 フォルツァ
車名・型式 ホンダ・2BK-MF13
全長×全幅×全高 (mm) 2,140×750×1,355
軸距 (mm) 1,510
最低地上高 (mm) 145
シート高 (mm) 780
車両重量 (kg) 184
乗車定員 (人) 2
最小回転半径 (m) 2.4
エンジン型式・種類 MF13E・水冷 4ストローク OHC 4バルブ 単気筒
総排気量 (cm3) 248
内径×行程 (mm) 68.0×68.5
圧縮比 10.2
最高出力 (kW[PS]/rpm) 17[23]/7,500
最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm) 24[2.4]/6,250
燃料消費率(km/L) 国土交通省届出値 定地燃費値(km/h) 41.0(60)〈2名乗車時〉
WMTCモード値(クラス)33.3(2-2)〈1名乗車時〉
燃料供給装置形式 電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式 セルフ式
点火装置形式 フルトランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量 (L) 11
変速機形式 無段変速式(Vマチック)
タイヤ 前 120/70-15M/C 56P 後 140/70-14M/C 62P
ブレーキ形式 前 油圧式ディスク 後 油圧式ディスク
懸架方式 前 テレスコピック式 後 ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン
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