新型トゥアレグのココがスゴイ:4輪操舵でコンパクトカー並みの小回りを実現
MotorFan / 2018年5月12日 9時50分
4輪操舵で前輪・後輪両方が転舵することで、トゥアレグはその重量級でありながら狭い街中などでもスムーズにマニューバーできるようになった。このシステムは狭い路地だけでなく、高速走行において一層向上した安定性をもたらす。
一見、不可能なことを実現したように思えてしまう。フォルクスワーゲンの新型トゥアレグはコンパクトカー並みにハンドリングしやすいとのことだ。最新の4輪操舵システムがこれを可能にする。
この4輪操舵システム(オプション装備)が重要な影響をもたらすのは37km/h以上のスピードで走行時と37km/h以下のふたつのシナリオに大きく分けられる。
<37km/h以下の速度域で走行時>
この速度域では、後輪が前輪とは逆側に切れるようになっている。つまり前輪が左を向けば、電子的に制御された後輪が右を向くようになっている。これにより車両の操縦性が向上する。
具体的には、トゥアレグの転回半径は12.19mから11.19mまで削減できる。これは狭い駐車場などでは大きな変化だ。更に、これはトレーラーなどのけん引時においても大きく操作性が向上する。
ここで4輪操舵システムに加えて登場するのは最新のトレーラーアシストシステムだ。これはトレーラーけん引での取り回しをほぼ自動で行うシステムだ。このふたつのシステムによって、どんなに狭い場所でもトレーラーの移動やけん引も簡単にできる。
<37km/h以上の速度域での走行>
37km/h以上の速度で走行する際、後輪は前輪と同じ方向に切れる。これにより、特に高速道路などの高速度で走行する際の安定性が向上する。また、短い車線変更や緊急時の回避行動などでも運動性が高まる。
これらの4輪操舵機能とエアサスペンションが選べるパッケージには他に走行時の路面の状況に合わせて減衰力を最適化するアダプティブサスペンションや車高調整、電子ダンピング制御なども含まれている。これらの豪華なパッケージにより従来ではこのセグメントでは想像もできなかったような機動性が実現できた。
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