ZMPは無人宅配ロボット「キャリロデリバリー」やADAS開発用新型ステレオカメラ「ロボビジョン3」を初公開! [人とくるまのテクノロジー展2018横浜]
MotorFan / 2018年5月23日 11時0分
自動車技術会主催の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2018横浜」が5月23~25日の3日間、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催されている。開幕前の23日早朝、プレスブリーフィングツアーで展示内容をいち早く披露した5社のうち、ZMPを紹介する。
ZMPは2001年、BtoC向け二足歩行ロボットを取り扱う会社として創業されたが、2007年頃よりBtoBのADAS(自動運転支援システム)先行開発ツール・サービスが中心となり、現在もこちらの事業の方が広く知られている。だがZMPとしては「自動運転はone of themで、自律移動が事業の中心」だという。
そこでZMPは、自動運転をリアルワールドのサービスへ結実させる取り組みを進めている。そのひとつが、昨年10月に発表したラストワンマイル無人宅配サービス「キャリロデリバリー」だ。
「キャリロデリバリー」は、360度認識を可能にするレーザーレーダーおよびカメラと、6km/hでの走行が可能な6輪タイヤとモーター、2km程度の荷物を積載できるボックスが一体となった宅配ロボット。
現在は「銀のさら」との提携による宅配寿司デリバリーなど実証実験を行なっており、今後は「カテゴリー区分の明確化に向けた政府へのロビー活動も含め、サービスの事業化を進めていく」計画。
また、ADAS開発用の新たなステレオカメラ「ロボビジョン3」を初公開。最大測定距離150m、水平視野角100度のレンズとソニー製車載向け高感度CMOSイメージセンサー・IMX390を採用しており、「トンネル出口での白飛びとLED信号機でのフリッカーをいずれもハードウェアで抑制した」という。
そのほか、ひとり乗りEVのトヨタ・コムスをベースにLiDARなどを搭載したADAS開発用プラットフォーム「ロボカーMV」なども展示。走行データを容易に取得・利用することで、短時間かつ低コストでADAS関連製品を開発できることをアピールしていた。
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