市光工業、HDライティングとカメラモニターシステムに注目![人とくるまのテクノロジー展2018横浜]
MotorFan / 2018年5月23日 11時55分
ヴァレオグループの市光工業は、人とくるまのテクノロジー展2018横浜で「HDライティングユニット」「カメラモニターシステム」などを展示した。
今回市光工業が出展したのは、高輝度の光源と電子デバイスによって実現した「HDライティングユニット」のプロトタイプだ。現在、自動車のヘッドライトは、いわゆるスマートライティングを呼ばれる世代に進化し、単に前方を明るく照らすだけではなくなっている。市光工業が開発するHDライティングユニットは、光の制御に電子デバイスを用いることでピクセル単位で光をコントロールする技術だ。
ロービームでは路面に線や記号、数字などを照射することでドライバーにナビ情報、レーンガイドアシスト、速度表示などを表示する。ヘッドライトを使って路面描画することで、ドライバーと歩行者のコミュニケーションが可能になる。
ハイビームでは、照射パターンを高解像度化して視認性を同等に保ちながら対向車・先行車のドライバーの幻惑を防止する。
いよいよ近づくミラーレス時代。カメラモニターシステム
注目したいのが、「カメラモニターシステム」だ。従来のルームミラー(リヤビューミラー)、ドアミラー(サイドビューミラー)をカメラとディスプレイに置き換えた次世代の後方視認システムだ。
ルームミラー置換えカメラモニターシステム(クラス1)は、すでに市販車にも採用が進んでいるデバイスだ。今回市光工業が出展した新型プロトタイプは、液晶シャッターでモニターモードとミラーモード(通常のミラーと同様)を切り替える。この液晶シャッターは、後方からのヘッドランプの光がミラーに入り込んだ際に、自動的にまぶしさを軽減する自動防眩機能も備えている。
ドアミラー置き換えカメラモニターシステム(クラス2)は、カメラの小型化により空力性能、視界の改善、デザイン性の向上を図った。また、画像解析によって周辺状況を検出し、車線変更しようとするドライバーに対して必要に応じて注意喚起を行なったり、走行シーンに合わせて映像の画角を変化させることができる。これは現在のミラーではできない機能である。
展示してあったプロトタイプは、左側は従来型ミラーとカメラを組み合わせたハイブリッドタイプで、右側がカメラのみとなっていた。ハイブリッドタイプは、法規がまだ改定されていない中国市場などに向けたものだ。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
前後フルHD録画機能付きデジタルバックミラー発売 KEIYOから2万9800円で
ITmedia Mobile / 2024年9月6日 19時4分
-
ルームミラーに付いている「謎のポッチ」何に使う? 実は「後続車の“爆光”」対策ってマジ!? 意外と「知らない」機能とは
くるまのニュース / 2024年8月27日 14時50分
-
縦型モニターで死角をカバー!『ジムニー』専用のデジタルサイドミラーが発売
レスポンス / 2024年8月22日 19時30分
-
6.25インチ液晶タッチパネル採用、スズキ ジムニー&シエラ専用のデジタルサイドミラー
ASCII.jp / 2024年8月21日 11時45分
-
スズキ ジムニー&シエラ(JB64/JB74)専用の広い視野角の縦型モニターで死角をカバーできるデジタルサイドミラーを発売
@Press / 2024年8月21日 9時30分
ランキング
-
1「結局、水筒にスポーツドリンクを入れるのはNGなの?」「炭酸飲料は?」 水筒に入れていいもの/いけないものを企業が解説
Fav-Log by ITmedia / 2024年9月18日 18時48分
-
2サンガリアの飲料に「金属片」混入か…… 4商品24万本を自主回収 「心よりお詫び」
ねとらぼ / 2024年9月18日 18時58分
-
3急なゲリラ豪雨でも大丈夫!ダイソーアイテムでバッグのびしょ濡れ回避
女子SPA! / 2024年9月18日 15時45分
-
4"時代遅れ"の「ファミレス」とくに厳しい店の正体 ガスト等の安い店より、中価格帯のほうがキツい?
東洋経済オンライン / 2024年9月18日 10時0分
-
5「実は人種差別が1番酷い国」とは? 人気YouTuberが明かすリアルな体験「日本のネットは本当に酷い」
オールアバウト / 2024年9月17日 20時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください