EVから電力系統へ電気を供給 V2G(Vehicle to Grid)技術の実証実験がスタートする
MotorFan / 2018年5月31日 12時35分
九州電力、一般財団法人 電力中央研究所、日産自動車、三菱自動車工業、三菱電機の5社は、電気自動車(EV)を電力需給の調整に活用するため、EVから電力系統へ電気を供給するV2G(Vehicle to Grid)技術の実証試験を開始する。
V2G(Vehicle to Grid)技術は、EVの普及に欠かせない
V2G(Vehicle to Grid)技術は、EVの普及に欠かせない技術として注目を集めている。EVのバッテリーに蓄電されている電気エネルギーを、スマートグリッドと呼ばれる次世代電力網に送ることを言う。スマートグリッドにEVを接続することで、EVの電力をほかの場所でも使えるようにする。EVを乗り物としてだけでなく、電力の需給バランスを助けるインフラとして活用する考えだ。
今回の実証実験も、通常のEVへの充電に加え、EVに蓄電された電力を電力系統に放電することにより、電力の需給調整への活用の可能性を検証するものだ。V2Gは、急速に導入が拡大している太陽光発電等の再生可能エネルギーに対する新たな調整力としての活用が期待されており、低炭素社会の実現に繋がる取り組みとして、5社は、この実証試験を実施する。
【実証試験の概要】
1. 実証内容
◦ V2G機能を有する充放電ステーションの構築及び機能検証
◦ V2Gシステム(充放電制御量の指令や実績受信等)の構築及び機能検証
◦ EVの充放電制御量に関するポテンシャル評価、検証 など
2. 実証期間
◦ 平成30年6月~
3. その他
◦ 本実証試験の一部については、経済産業省資源エネルギー庁の「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」の補助金を受けている。(執行団体:一般社団法人 環境共創イニシアチブ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
レジル、VPP構築に向けてAIを活用した一括受電マンション併設型蓄電池の統合制御を2024年12月より開始
PR TIMES / 2024年12月25日 10時45分
-
「日欧の蓄電池事業とNKESの展望」と題して、(株)日本総合研究所 段野 孝一郎氏/日本工営エナジーソリューションズ(株) 小川 隆行氏によるセミナーを2025年1月27日(月)に開催!!
PR TIMES / 2024年12月18日 16時15分
-
蓄電池の世界先進企業Lightergy社と国内事業展開に関する基本合意書を締結 電力の安定供給を通じたカーボンニュートラルとレジリエントな社会の実現を目指す
PR TIMES / 2024年12月10日 11時15分
-
新型「ルノー 5」にカーシェアで乗れる、欧州初、V2G対応のEVシェアリング開始
レスポンス / 2024年12月1日 15時0分
-
VPP事業を展開するShizen Connect社との資本業務提携について
PR TIMES / 2024年11月29日 15時45分
ランキング
-
1トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
2「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
-
3ユニクロが「名作コラボ」を復刻、コスパは抜群なのに“ちょっと残念”だった理由
日刊SPA! / 2024年12月25日 8時54分
-
4フォロワー数38万人の“おにぎりのプロ”がつくる「ごちそうおにぎり」が斬新でおいしそう!
女子SPA! / 2024年12月26日 8時45分
-
5サウナの「異様な流行」の裏で進む"老人の排除" 公共空間から2千円払える人々の娯楽の場に変化?
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 8時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください