ホンダN-VANはFFベース、6速MTもある! 全車4ナンバー、ボディタイプは3種類
MotorFan / 2018年6月2日 17時35分
本田技研工業(ホンダ)は6月1日、4月20日に公開した今夏発表予定の新型軽バン「N-VAN」(エヌバン)の先行情報サイトを更新。その内外装とともに、グレード構成やパッケージの詳細も明らかになった。
![ホンダN-VAN Gホンダセンシング。ボディカラーはルナシルバーメタリック](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381399_201806021237070000001.jpg)
商用バンらしいベーシックなスタイルに、荷室高1365mmのハイルーフを組み合わせた標準仕様は、「Gホンダセンシング」「Lホンダセンシング」の2グレード。いずれもNAエンジンのみの設定だが、駆動方式はFFと4WD、トランスミッションはダイレクトな操作感の6速MTと、「今までにない静粛性やスムーズな走りを実現」したというCVTから選択できる。
![ホンダN-VAN Gホンダセンシング。ボディカラーはタフタホワイト2](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381401_201806021237310000001.jpg)
ボディカラーは、ビジネスユースでは圧倒的に需要が高い「タフタホワイト2」と「ルナシルバーメタリック」の2色に絞られており、この2色は標準仕様専用色となっている。
![ホンダN-VAN +STYLE FUNホンダセンシング。ボディカラーはプレミアムイエローパール2](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381403_201806021237500000001.jpg)
「+STYLE FUN」は、N-BOX標準仕様と共通イメージの円形に光るフルLEDヘッドライトと、2トーンのフルホイールキャップが大きな特徴。こちらもハイルーフのみの設定で、グレードは「+STYLE FUNホンダセンシング」「+STYLE FUN・ターボ ホンダセンシング」の2種類。駆動方式はNA、「より力強い走りを追求した」というターボともFFと4WDから選べるが、ターボはトランスミッションがCVTのみとなる。
ボディカラーは「+STYLE FUN」専用の「プレミアムイエローパール2」のほか、後述の「+STYLE COOL」と共通の「プレミアムホワイトパール2」「シャイニンググレーメタリック」「クリスタルブラックパール」「ブリリアントスポーティブルーメタリック」「プレミアムピンクパール」「ガーデングリーンメタリック」の計6色と合わせた全7色が設定される。
![ホンダN-VAN +STYLE COOLホンダセンシング。ボディカラーはプレミアムベルベットパープルパール](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381405_201806021238180000001.jpg)
唯一のロールーフ(荷室高1260mm)となる「+STYLE COOL」は、メッキグリルやルーフスポイラーで押し出し感を強めたエアロ仕様。エンジン・トランスミッション・駆動方式のバリエーションは「+STYLE FUN」と同じで、グレードは「+STYLE COOLホンダセンシング」「+STYLE COOL・ターボ ホンダセンシング」の2種類だ。
ボディカラーは「+STYLE COOL」専用の「プレミアムベルベットパープルパール」のほか、後述の「+STYLE COOL」と共通の6色と合わせた全7色が設定される。
なお、この3タイプはいずれも、4ナンバーの軽貨物自動車に分類されるため、5ナンバーの軽乗用車に対し自動車税が、自家用では10800円から5000円に、営業用では6900円から3800円へと大幅に安くなる。一方で車検の有効期間は、初回が軽乗用車の3年間から2年間になるものの、2回目以降は軽乗用車と同じ2年間(4ナンバー普通貨物車は1年間)となるのも見逃せないポイントだろう。
![ホンダN-VAN Gホンダセンシング FF・CVT車のインパネ](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381407_201806021238390000001.jpg)
新たに公開されたCVT車のインパネは、タフなつくりの棚を思わせる助手席側の収納や、「キズや汚れが目立ちにくくきれいな状態を長く保つ」というタフでシンプルな作りに。メーターはN-BOXがステアリングの外側上部から見るモダンな設計・デザインになっているのに対し、N-VANはごく一般的な内側から覗く設計で、ホンダ車らしからぬクラシカルなデザインが与えられている。
なお、シフトレバーから下に、CVT車では明らかに不要と思えるほどパネルが大きく伸びているのは気になる所。これは6速MTのシフトリンケージを収めるスペースである可能性が高い。だとすれば、日本のホンダではEP3型シビック・タイプR以来のインパネシフトMTとなり、そのシフトフィールには大いに期待できるというものだ。
![ホンダN-VAN Gホンダセンシング FF・CVT車の助手席側および荷室開口部寸法](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381409_201806021239210000001.jpg)
そして、後席に加え助手席もフラットに収納できるダイブダウン機能と、軽バン初の助手席側ピラーレスボディを採用するN-VANの要であるパッケージングの詳細も明らかに。後席と助手席を格納した際の最大スペース長は2635mm、Bピラーレスの助手席側前後ドアを開けた時の開口部幅は1580mmに達している。
N-VAN先行公開イベントで聞かれたビジネスユーザーの感想としても、これまでルーフの上に載せる必要があった大型の脚立も室内に積める旨の声があり、これまでの軽バンでは室内に入らなかった大きな荷物やツールも運べるほどのキャパシティがありそうだ。
なお、2名乗車時の法規上の最大積載量は350kg(「+STYLE FUN」「+STYLE COOL」4WD車は300kg)。ハイルーフの標準仕様と「+STYLE FUN」では、長さ×幅×高さ=380×310×280mmの段ボール箱は71個、447×364×315mmのビールケースは40個積めるだけの容積があるという。
![ホンダセンシングの作動イメージ](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381411_201806021239570000001.jpg)
また、6速MT車も含む全車に標準装備(レスオプション設定もあり)される、ミリ波レーダーと単眼カメラによる予防安全技術「ホンダセンシング」の機能も公開した。
衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能路外逸脱抑制機能は、全車に搭載。
さらに、オートハイビームが「+STYLE FUN」「+STYLE COOL」の全車、ACC(アダプティブクルーズコントロール)とLKAS(車線維持支援システム)、後方誤発進抑制機能がCVT車の全車に実装される。
![ホンダN-VANのディーラーオプション。(1)はルーフキャリア](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381413_201806021241010000001.jpg)
![(2)はスチールインテリアパネル、(3)はインパネマット、(4)は簡易テーブル、(5)はフロアカーペットマット(プレミアムタイプ)、(6)はシートカバー(プロテクション)、(7)はルーフコンソール](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381413_201806021241010000002.jpg)
ホンダアクセスのディーラーオプションも、現時点で13種類の製品を公開。「業種や働き方に合わせて選べ、組み合わせ次第で自分だけの荷室にアレンジできる」というから、このほかにもまだまだ数多くのアイテムが用意されているはずだ。
![(8)はセパレートカーテン、(9)はラゲッジアシストポール、(10)はリアアンダーミラー、(11)はテールゲートバー、(12)はユーティリティーフック(ノブタイプ)、(13)はラゲッジマット(TPOタイプ)](https://motor-fan.jp/images/articles/10004406/big_381414_201806021241370000001.jpg)
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