次期スズキ・ジムニーが搭載するエンジンは? トランスミッションは?R06Aエンジン
MotorFan / 2018年6月3日 12時5分
間もなくフルモデルチェンジと噂されているスズキ・ジムニー。詳細は明らかになっていないが、搭載するエンジンは、現行のK6A型から0.66ℓ直列3気筒のR06Aエンジンに変更になるだろう。R06A型とはどんなエンジンなのだろうか?
R06Aエンジンとはどんなエンジンか?
現行ジムニーが搭載するK6Aエンジンは、1994年登場の古参ユニットだが、間もなく登場する新型ジムニーには、現在のスズキの軽の主力ユニットであるR06A型が搭載されるだろう。R06A型は2010年に登場したエンジンで、K6A型から一変してロングストローク化されている。
ボア×ストローク
K6A型:68.0×60.4mm S/B比=0.888
R06A型:64.0×68.2mm S/B比=1.066
となる。S/B比とはストロークをボア径で割った数値だ。
K6A型と比べるとロングストローク化されたと言っても、最新のホンダS07B型のボア×ストローク:60.0×77.6mm S/B比1.293と比べると常識的な数値である。
R06A型(T/C)
エンジン形式:直列3気筒DOHCターボ
エンジン型式:R06A
排気量:658cc
ボア×ストローク:64.0×68.2mm
圧縮比:9.1
最高出力:47kW(64ps)/6000rpm
最大トルク:95Nm/3000rpm
過給:ターボチャージャー(インタークーラー付)
燃料供給:PFI(ポート噴射)
可変バルブタイミング:In
カム駆動方式:ダイレクト
シリンダーブロック:アルミ合金製
圧縮比もNAで11.0、ターボで9.1とK6Aから高圧縮比化された。
エンジンブロックを強化し、ディープスカートを採用。骨格を鍛えたうえで、ピストン、コンロッドを大幅に軽量化。クランクジャーナルも狭幅化した。高剛性と軽量化の結果、エンジンの不快な音を低減している。
バルブ駆動方式は、もちろんDOHC4バルブで、カム駆動はロッカーアームではなくダイレクト。自然吸気仕様は吸排気にVVT(可変バルブタイミング機構)が付く。ジムニーが搭載するだろう過給仕様は吸気側にVVTが付く。
次期ジムニーもフレーム構造+直結式4WDを採用するとなるとエンジンは従来通り縦置きレイアウトを採る。R06Aターボを縦置きとしているのは、エブリイワゴンだ。
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