ついにup!にGTIが登場！13年振りにGTIが3車種同時ラインナップ！

MotorFan / 2018年6月8日 1時40分

フォルクスワーゲンの最コンパクト、up!についにGTIが誕生した。ポロGTIも新型に生まれ変わり、これで日本のフォルクスワーゲンは13年振りにGTIが3車種揃うことになった。

　フォルクスワーゲンの高性能の証といえばGTIだ。今までGTIが設定されていなかったup!にGTIが初登場、そして新型ポロにもGTIが登場。これでup!、ポロ、そしてゴルフと3モデルのGTIが揃うことになった。日本でGTI3車種が揃うのは実に13年振りだ。
　600台限定で発売されるup! GTIは1.0TSIエンジンを搭載。直列3気筒ターボから116ps/5000-5500rpm、200Nm/2000-3500rpmを発揮する。数字自体は大したことないが、何しろ車両重量はわずか1000kgだから最高速度は196km/h、0-100km/h加速は8.8秒で駆け抜ける。トランスミッションが6速MTというのも、走り好きにはたまらないだろう。フォルクスワーゲン車としては初めてガソリンエンジン用粒子フィルターを装着しており、粒子の排出量が最大95%も削減されるという環境性能の高さも誇っている。

　性能だけでなくルックスも鮮烈だ。ハニカムパターンのグリルに入れられた赤いストライプにより、ひと目でこのクルマがGTIであることがわかる。専用デザインのバンパーに専用デザインの17インチアルミホイール、そしてフロントの15インチブレーキに装着されたレッドキャリパーはルックスだけでなく強烈なストッピングパワーを発揮する。スポーツサスペンションによって10mm低められた車高もダイナミックさを演出する。
　　リヤまわりは大型のルーフスポイラーとテールゲートの赤いストライプが目を惹く。マットブラック仕上げのディフューザーやめっきされたマフラーなどもGTIだけの特別装備だ。

　インテリアを見てみれば、GTI伝統のチェック柄シートにすぐ気づくだろう。他にもロゴ入りドアシルパネルや専用シフトノブ、GTIロゴ入りステアリングホイール、ブラック仕上げのルーフとピラー、ピクセルレッドのダッシュパネル、エアベントやメーターのクロームアクセントなど、スペシャルな装備が満載だ。

ポロGTIは200ps/320Nmを達成

　新型ポロGTIは2.0L直4ターボから200ps/4400-6000rpm、320Nm/1500-4400rpmをマーク。これは先代よりも21ps/120Nmの大幅なアップだ。これにより新型ポロGTIは最高速度235km/h、0-100km/h加速6.7秒を実現している。トランスミッションは6速DSGでXDSディファレンシャルロックシステムも装備されており、ハードな走りでも確実なトラクションを確保する。またスポーツセレクトサスペンションによりドライバーは「ノーマル」「スポーツ」など走行モードを選択することが可能。それによってステアリング、エンジン特性、ギヤボックスの制御プログラムも変更される。

　インテリアはベルベットレッドのダッシュパネル、チェック柄シート、革巻きのスポーツステアリングなどがスポーティな雰囲気を演出。随所にクロームのアクセントをあしらうことで質感も非常に高まっている。もちろんエクステリアは赤いストライプ入りのグリル、17インチアルミホイールやレッドブレーキキャリパーなどが奢られている。

6速MTのゴルフGTIが手に入るチャンス！

　そしてゴルフには特別仕様車のゴルフGTI Dynamicが登場した。これはゴルフGTIをベースに純正インフォテインメントシステム「Discover Pro」やモバイルオンラインサービス、デジタルメータークラスター、アダプティブシャシーコントロール「DCC」、225/40R18サイズのタイヤ&ホイールなどの特別装備を施したものだ。注目は100台限定で6速MTが用意されること。気になる人はすぐに問い合わせた方がいいだろう。