ノバルス: 乾電池型IoTデバイス「MaBeee」がビーコンモデルを発表
MotorFan / 2018年6月12日 12時15分
ノバルスは、2018年6月12日、乾電池型IoTデバイス「MaBeee」について、ビーコン(Beacon)に対応した「MaBeee ビーコンモデル」を発表する。
この「MaBeee ビーコンモデル」は、身の回りの乾電池を利用した製品をビーコン化する。これによりビーコン受信機に近接したときに自動的に何らかの情報を伝達したりなどのアクションを起こすことが可能になる。
「MaBeeeビーコンモデル」の特徴は、単3電池形状のMaBeeeに単4乾電池を装着して利用する形状のため、安価な電池を利用でき、また容易に電池交換が可能であること、加えて身の回りの乾電池を利用した製品の乾電池ボックスに装着して利用(*1)することで、乾電池製品自体をビーコン発信機として利用することができる点などがある。
*1:乾電池製品を使用せず、「MaBeeeビーコンモデル」単体でもビーコン端末として利用可能
本機能は、以下の用途などで用いられることを想定している。
・店頭販促/導線管理:単にビーコン端末を設置するのではなく、人感センサーなど電池を利用した製品へ組み込んだビーコン利用に
・紛失防止:懐中電灯、カメラ、ハンディポータブルラジオなどあらゆる乾電池を利用する個人所有物の紛失防止に
・その他、従来のビーコン端末と同様の使い方も可能なため、子供の見守りでの位置情報補正や、輸送物管理、さらには入退室管理など幅広い用途を想定
すでに本製品において、様々なビーコンプラットフォームを持つ企業とのコラボレーションに向けた営業を開始しており、そういったビジネスパートナー向けに、ビーコン設定用アプリやセキュリティを強化したラインナップも同時に開発する。
また、USB給電モデルなど、引き続きビーコンラインナップの強化を進め、幅広い顧客ニーズへの対応を進めていく。
さらに今後は、乾電池形状だけでなくビーコンモジュールの提供や、既存のMaBeeeで持つ「モニタリングモデル」や「コントロールモデル」との複合モデル、プログラミング教育にビーコンを用いたセンサーへの反応の連動など、市場にある数多くのセンサーを用い、ビーコンとセンサーを複合化した使い方などのニーズの発掘にも取り組んでいく。
ノバルスでは、本製品や乾電池型IoT「MaBeee」にて乾電池の出力をコントロールする現行モデルの他、2018年5月上旬に量産出荷を開始した乾電池の利用状態をクラウド上でモニタリングできる「モニタリングモデル」など、乾電池型IoTデバイスにおいてさらなるラインナップを追加するとともに、同製品搭載技術を用いた組込開発用「IoTモジュール」など法人市場でニーズの高いIoT製品のプロトタイプの開発から量産化までフルサポートで提供することで、世界中のものづくりを行う企業のIoT化を推進する。
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