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ドイツのエンジン屋・BMWが仕立てた新世代4気筒モジュラーエンジン:B48

MotorFan / 2018年6月22日 0時0分

ドイツのエンジン屋・BMWが仕立てた新世代4気筒モジュラーエンジン:B48

■B48 シリンダー配列 直列4気筒 排気量 1988cc 内径×行程 82.0mm×94.6mm 圧縮比 11.0 最高出力 135kW/5000rpm 最大トルク 270Nm/1350-4600rpm 給気方式 ターボチャージャー カム配置 DOHC ブロック材 アルミ合金 吸気弁/排気弁数 2/2 バルブ駆動方式 ロッカーアーム 燃料噴射方式 DI VVT/VVL In-Ex/○

 3/4/6気筒のガソリンとディーゼルをブロックや周辺技術まで共用するというBMWの新モジュラーエンジンシリーズ。このB48型2.0ℓ直列4気筒エンジンは、その中核をなすガソリンエンジンだ。おそらく、BMW車のなかでもっとも量販されるエンジンが、このB48だろう。

 従来のN20型よりロングストロークになったが、BMWが「TwinPower Turbo Technology」と呼ぶ、ツインスクロール・ターボ、燃料筒内直接噴射、可変バルブタイミング&リフトであるバルブトロニック、ダブルV A N O Sなど、BMWのガソリンエンジン技術のすべてを搭載している特徴は前型N20と同じ。

 B48もB38と同様に縦置き(B48B型)と横置き(B48A型)がある(もちろん、6気筒版のB58には横置き用はない)。ベーシックな320iが搭載するB48は135kW/270Nm。330iは、圧縮比を11.0から10.2へ下げ、過給圧を上げることで185kW/350Nmのパワースペックになる。かつて3シリーズの代名詞だった直列6気筒エンジンは、トップグレードの340iのみが搭載する。


ターボチャージャーは、ツインスクロールタイプ。直列4気筒エンジンの排気干渉を避けるためにエキゾーストマニフォールドからタービンハウジングへの流路が2分割(1/4番気筒と2/3番気筒)されているのがわかる。

BMWが先鞭をつけたノンスロットリング機構(可変リフト機構)であるバルブトロニックは新モジュラーエンジン・シリーズ全モデルに搭載。すべて直噴過給エンジンで、ついにBMWの乗用車からNAは消えることになった。

B48は縦置きのB48Bと横置きのB48A型がある。写真は横置きとなったX1に搭載されたB48Aエンジン。

下部にオイルポンプを駆動するギヤとチェーンが見える。シリンダーヘッドにはBMW得意のノンストットリング技術、バルブトロニックが採用されている。

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