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可変容量ターボチャージャを使用するポルシェのフラットシックスターボ

MotorFan / 2018年7月14日 0時25分

可変容量ターボチャージャを使用するポルシェのフラットシックスターボ

■MDH シリンダー配列 水平対向6気筒 排気量 3800cc 内径×行程 102.0mm×77.5mm 圧縮比 9.0 最高出力 515kW/7000rpm 最大トルク 750Nm/2500-4500rpm 給気方式 ターボチャージャー カム配置 DOHC ブロック材 アルミ合金 吸気弁/排気弁数 2/2 バルブ駆動方式 直接駆動 燃料噴射方式 DI VVT/VVL In/○

【MDH】
 911ターボSの3.8ℓ水平対向ツインターボをベースに「公道走行も可能」なスポーツモデルとして生み出されたGT2 RS。VTGターボチャージャー(可変ジオメトリーターボ)を2基掛けして絞り出す最高出力515kW(700ps)/最大トルク750Nmは、ストリートモデルの911史上最強のスペックとなる。大径故に圧縮空気を大量に燃焼室に送り込めるVTGターボチャージャーは、高回転域での短いガス交換サイクルによってエネルギーの変換効率を高め、並行して専用ピストンが圧縮比を0.5低減。また、エアフローを最適化するエクスパンションインテークシステムが混合気の温度を下げ、混合気の点火性能を最適化する。

DAB

■DAB
シリンダー配列 水平対向6気筒
排気量 3800cc
内径×行程 102.0mm×77.5mm
圧縮比 9.8
最高出力 397kW/6400rpm
最大トルク 660Nm/1950-5000rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 直接駆動
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL In/○

【DAB/DBC】
 水冷第一世代のM96/M97型が911カレラやカレラSに載せられていた時代、そのターボ過給版911はそれと違う構造のブロックを使っていた。それは空冷時代と同じクランクケース部で直にメインベアリングを挟み込む構造で、こういう措置を採らなければターボ過給によって一挙に増大する馬力やトルクに耐えられなかったのだ。その特別措置は997系の911ターボのときまで続く。
 しかし、現行世代の991系911ターボの前期型に積まれたMA170型では、直噴化が成されると同時にブロックも自然吸気カレラのものを使うように変わった。そして現行991系911ターボでもまた、そのMA170型の発展形となる、自然吸気カレラのブロックを使用。バンク毎に1基ずつ装着されるターボは、997系911ターボ前期のM97型のときから可変ジオメトリーとなり、現行でもそれを踏襲している。

排気が高温になるガソリンエンジンでは採用が難しいVTGターボを、惜しみなく高価な耐熱材料を投入することで連綿と使い続ける。

多板クラッチ制御式4WDシステム・PTMや、磁性体に電流を印加してフルードの粘性を変化させるダイナミックエンジンマウント等で、シャシー性能も高性能エンジンに合わせ込む。

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