"ハイブリッド”ではなく"e-BOXER” 10kWのモーターをどう使うかが新型フォレスター e-BOXERのキモ

MotorFan / 2018年7月15日 13時25分

"ハイブリッド”ではなく"e-BOXER” 10kWのモーターをどう使うかが新型フォレスター e-BOXERのキモ

新型フォレスターのパワートレーンは、2.5ℓ水平対向4気筒のFB25と2.0ℓ水平対向4気筒のFB20+電気モーターのe-BOXER(マイルドハイブリッド)の2種類。e-BOXERと2.5ℓエンジン車の価格差も7万円程度とあまりないから、パワートレーン選びで迷う人も多いだろう。ここでは、e-BOXERについて詳しく解説しよう。

e-BOXERのシステム構成図

 新型フォレスターのAdvanceグレードが搭載するのは、2.0ℓ水平対向4気筒NAエンジンにモーターを加えたマイルドハイブリッド・パワーユニットだ。これをスバルはe-BOXERと称している。同じシステムを中国市場ではintelligent BOXERと呼んでいる。

 ベースとなるエンジンは、直噴化したFB20型2.0ℓ水平対向4気筒DOHC。余談だが、スバルの国内向けの2.0ℓエンジンは、直噴化が終わった。1.6ℓ(インプレッサ)と2.5ℓ(B4など)にPFI仕様(ポート噴射)が残っているが、こちらも遠くない将来に直噴化されるのだろう。

 e-BOXER用のFB20には、スターターモーターに加えてISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)がつく。通常の始動はスターターが行ない、アイドルストップやEV走行からのエンジン始動は、ISGが行なう。セルスターターのようなギヤの噛み合いがないのに加え、高い回転数が使えるから、静かかつ滑らかに再始動できる。こちらは、12V駆動で、サプライヤーは三菱電機だ。


三菱電機製のISG。ISGは振動・騒音にも有効だ。

 FB25ともっとも違うのはEGRシステムだ。FB25が3番気筒からの排気を貫流させるのに対して、FB20は、1-4番気筒の排気管が酒豪してから取り出して吸気に戻すシステムをとる。こうすることで、排気の脈動による影響を受けにくくしている。

専用設計されたエキゾーストマニフォールドと高効率EGRクーラー。EGRガスの取り出し位置を従来の3番シリンダーからエキマニの集合部へ変更することで、圧損を低減しつつ、インテークマニフォールドのEGR突き出し先端位置も変更。EGRガスがより均一に分配されるように改良した。

この部分がEGRクーラー。

BOSCH製のインテークマニフォールド

ひっくり返すとこうなっている。

右に見える銀色の部分にEGRのパイプが接続されEGRクーラーを通って温度の下がった排気が吸気に貫流される。

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