200万円台中盤で買える! カローラスポーツとインプレッサスポーツ TNGAとSGP ダウンサイジングターボとBOXER
MotorFan / 2018年7月15日 23時15分
カローラスポーツがデビューしたことで、活気づいているのが、Cセグのスポーツハッチバックモデルだ。輸入車まで入れたら、VWゴルフ、プジョー308、アウディA3などのライバルがひしめくが、国産、そして200万円台で買える、となれば、カローラスポーツとインプレッサが直接ライバルとなるだろう。
![スバル・インプレッサスポーツ](https://motor-fan.jp/images/articles/10004857/big_473466_201807152304090000001.jpg)
カローラスポーツは、1.2ℓ直4直噴ターボ搭載のGグレードの4WD。インプレッサスポーツは、2.0ℓの2.0i-S EyeSightを選んだ。こちらも4WDである。インプレッサは、4ドアセダン版のG4があるが、ここではハッチバック対決ということで、インプレッサスポーツで比較してみる。
まずは、ボディサイズから。1790mmという全幅を得たカローラスポーツは、ワイドで短いボディスタイルだ。これに対してインプレッサスポーツは、やや細長いスタイルをとる。これは「スポーツワゴン的」な要素を持つインプレッサの出自ゆえだろう。
だから、室内スペースは、インプレッサスポーツの方が広い。
カローラスポーツが、室内長×室内幅×室内高:1795×1510×1155mm
に対して、
インプレッサは、
室内長×室内幅×室内高:2085×1520×1200mm
となる。
カローラスポーツ G 全長×全幅×全高:4375×1790×1490mm ホイールベース:2640mm
インプレッサスポーツ 全長×全幅×全高:4460×1775×1480mm ホイールベース:2670mm
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10004857/big_473471_201807152305550000001.jpg)
両車の成り立ちを見てみよう。それぞれ、トヨタ、スバルの新プラットフォームである、TNGA(Toyota New Global Platform)とSGP(Subaru Global Platform)をベースに開発されている。
カローラスポーツは、TNGAのGA-Cプラットフォームを採用したモデルの3モデル目(プリウス、C-HRに続いて)、インプレッサは、SGPの最初のモデルである。カローラスポーツは、GA-Cの3モデル目だけあって、新しいプラットフォームの良さを存分に引き出している印象だ。インプレッサは、SGPの最初のモデルだけあって、最新のフォレスター(インプレッサ、XVに続いて3モデル目)の方が、SGPのポテンシャルを生かせている印象だが、インプレッサも基本性能は高い。
![インプレッサは、SGPの最初のモデルだ。](https://motor-fan.jp/images/articles/10004857/big_473473_201807152307330000001.jpg)
エンジン:1.2ℓ直4DOHCターボ(8NR-FTS型)
排気量:1196cc
ボア×ストローク:71.5×74.5mm
圧縮比:10.0
最高出力:116ps(85kW)/5200-5600rpm
最大トルク:185Nm/1500-4000rpm
![スバルの2.0ℓ水平対向4気筒FB20エンジン。直噴の自然吸気エンジンだ。](https://motor-fan.jp/images/articles/10004857/big_473477_201807152309220000001.jpg)
エンジン:2.0ℓ水平対向4気筒DOHC(FB20型)
排気量:1995cc
ボア×ストローク:84.0×90.0mm
圧縮比:12.5
最高出力:154ps(113kW)/6000rpm
最大トルク:196Nm/4000rpm
両車で大きく違うのがパワーユニットだ。
カローラスポーツは、世界を席巻したトレンド、過給ダウンサイジングのトヨタ版、1.2ℓ直4直噴ターボ。インプレッサは、スバルのアイデンティティである水平対向4気筒エンジンを積む。1.6ℓ版も設定するが、スポーツハッチバックとなれば、2.0ℓのFB20を選ぶことになる。
エンジンは、過給とはいえ1.2ℓのカローラスポーツより2.0ℓのインプレッサスポーツに分がある。自然吸気の水平対向エンジンならではスムーズなフィールを楽しめるのがインプレッサスポーツの長所だ。車重をパワー(ps)とトルクで割った数値でも、
カローラスポーツ
ウェイト/パワーレシオ:11.81
ウェイト/トルクレシオ:7.41
インプレッサスポーツ
ウェイト/パワーレシオ:9.09
ウェイト/トルクレシオ:7.14
となり、やはりインプレッサスポーツの方が良好な数値となる。
![インプレッサスポーツのトランスミッションはご存知リニアトロニックCVT](https://motor-fan.jp/images/articles/10004857/big_473480_201807152314050000001.jpg)
トランスミッションは、カローラスポーツがベルト式、インプレッサがチェーン式(そして縦置き)であるが、両車CVT。どちらも疑似マニュアルモード(カローラスポーツが10速、インプレッサが7速)を持つ。
カローラスポーツは、8月発売で、新開発の6速MT(iMT)が登場する。FFモデルのみの設定だが、比較的コンパクトなサイズのハッチバックをMTで乗れるというのはうれしい。数値以上の「意のまま感=スポーツ性)が得られるだろう。登場が楽しみだ。
最後は燃費。
カローラスポーツ=JC08モード燃費:17.2km/ℓ
インプレッサスポーツ=JC08モード燃費:15.8km/ℓ
で、ここは10%ほどカラーラスポーツにアドバンテージがある。
カローラスポーツ G
全長×全幅×全高:4375×1790×1490mm ホイールベース:2640mm
ミラーtoミラー:2080mm
室内長×室内幅×室内高:1795×1520×1155mm
車両重量:1370kg
エンジン:1.2ℓ直4DOHCターボ(8NR-FTS型)
排気量:1196cc
ボア×ストローク:71.5×74.5mm
圧縮比:10.0
最高出力:116ps(85kW)/5200-5600rpm
最大トルク:185Nm/1500-4000rpm
ウェイト/パワーレシオ:11.81
ウェイト/トルクレシオ:7.41
トランスミッション:ベルト式CVT
ギヤ比:2.480〜0.396
レシオカバレッジ:6.26
駆動方式;AWD
サスペンション:Fストラット/Rダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ:205/55R16
JC08モード燃費:17.2km/ℓ
燃料タンク容量:50ℓ(レギュラー)
車両本体価格:245万1600円
![](https://motor-fan.jp/images/articles/10004857/big_473486_201807152316420000001.jpg)
インプレッサスポーツ2.0i-S EyeSight
全長×全幅×全高:4460×1775×1480mm ホイールベース:2670mm
ミラーtoミラー:2030mm
室内長×室内幅×室内高:2085×1520×1200mm
車両重量:1400kg
エンジン:2.0ℓ水平対向4気筒DOHC(FB20型)
排気量:1995cc
ボア×ストローク:84.0×90.0mm
圧縮比:12.5
最高出力:154ps(113kW)/6000rpm
最大トルク:196Nm/4000rpm
ウェイト/パワーレシオ:9.09
ウェイト/トルクレシオ:7.14
トランスミッション:チェーン式CVT
ギヤ比:3.600〜0.512
レシオカバレッジ:7.03
駆動方式;AWD
サスペンション:Fストラット/Rダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ:225/40R18
JC08モード燃費:15.8km/ℓ
燃料タンク容量:50ℓ(レギュラー)
車両本体価格:261万3600円
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