あえてスクエアとしたスバル・ボクサーエンジン──FA series
MotorFan / 2018年8月12日 9時0分
■FA20 DIT シリンダー配列 水平対向4気筒 排気量 1998cc 内径×行程 86.0mm×86.0mm 圧縮比 10.6 最高出力 221kW/5600rpm 最大トルク 400Nm/2000-4800rpm 給気方式 ターボチャージャー カム配置 DOHC ブロック材 アルミ合金 吸気弁/排気弁数 2/2 バルブ駆動方式 ロッカーアーム 燃料噴射方式 DI VVT/VVL In-Ex/×
■FA20
シリンダー配列 水平対向4気筒
排気量 1998cc
内径×行程 86.0mm×86.0mm
圧縮比 12.5
最高出力 152kW/7000rpm
最大トルク 212Nm/6400-6800rpm
給気方式 NA
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI+PFI
VVT/VVL In-Ex/×
トヨタと共同開発したFRスポーツカー・86/BRZの専用エンジンとも言えるパワーユニットがFA20だ。高出力と良好な高回転域のフィーリングを実現するためにボア×ストロークをあえて86.0×86.0mmのスクエアとした。薄型オイルパンの採用や、吸気系の寸法をミリ単位で詰めるなどの工夫により、FB20より軽量に仕上げられている。燃料噴射方式は、直噴とポート噴射を併用するトヨタのD-4Sを採用。水平対向エンジンに適用するための開発はスバル自身が行なっている。
一方のFA20DITは、スバル初の直噴ターボ・ガソリンエンジンだ。FAという型式名を持つが、クランクシャフト以外は自然吸気版のFA20との共通要素はほとんどない。EJターボの後継としてFBシリーズをベースにターボ版の開発が進められていた途中で、FA20のプロジェクトが浮上し、ボア×ストロークの適合性からFBの84.0×90.0mmではなく、86.0×86.0mmを採用したためFA20になったというのが真相。こちらは、D-4Sではなく直噴。ターボはツインスクロールタイプだ。
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