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”バイクイベントのMC”ってどんな仕事? ワークショップ「松下塾」、 第二回目も盛況!

MotorFan / 2018年8月21日 15時45分

”バイクイベントのMC”ってどんな仕事? ワークショップ「松下塾」、 第二回目も盛況!

2018年8月1日(水) 、神奈川県鎌倉市にてバイク系イベント司会、レースアナウンス・実況・コメンテーターといった、 “モーターサイクルに関わるMC” に興味のある方を対象としたワークショップの第二回目が開講された。前回記事への反響を多数ありがとうございました! 続く今回も主催目線でのイベントレポートをお届けさせていただきます。 PHOTO●中山 利尚(Nakayama_PHO) REPORT●多聞恵美(TAMON Megumi) 

 モーターサイクル関連のMC(※) 養成・職業としてのバイク系MC周知を目的としたワークショップ「松下塾」。6月に始動した第一回目に続き、第二回講義が8月1日(水)に開催された。
 このプロジェクトの発起人は和田鉄平(MCシモ)と多聞恵美(タモン)、共に現役MCの2人。そして、みし奈昌俊さん、ピエール北川さんがゲスト講師陣として名を連ねている。


※MC=master of ceremoneiesの略称。司会、番組進行役、コンサートの演奏の合間に演奏者が話をすること・またはその時間。


 会場は前回と同じく、神奈川県鎌倉市のトリプルカフェ。アンティークマグやバイクモチーフのイラストなどがセンス良く飾られた店内はフォトジェニックでいて居心地の良い空間。そして美味しくてコスパの良い食事が提供されることでも人気が高い。オープンから3年超、確実にファンを増やし続けているライダーズカフェだ。 

塾生さんからのリクエストにお応えする形で今回は初の夜開催となった。店内の灯りがこぼれる駐輪スペース(2輪のみ)も格好良い。 写真左>シモ・和田鉄平 写真右>タモン・多聞恵美。今回は発起人のこの2名による実技集中講座となった。

 奇しくも開催日は鈴鹿8時間耐久ロードレース・鈴鹿8耐開催直後のタイミング、講師シモはその鈴鹿でMCを担った一人でもある。そういった経緯もあって開講の挨拶に続き、急遽シモの鈴鹿8耐レポートから第二回松下塾はスタートすることに。今年の鈴鹿8耐は台風による影響が大きかった大会でもある。決勝レースの展開から、台風によってもたらされていた舞台裏のエピソードまで、現場を知る者ならではの視点から解説された。

 そして前回同様に参加者による“15秒自己紹介” 。15秒は短いようで長く、けれどきちんと言うべきワードを自分の中で整理出来ていないととても短い時間である。自分で言うのもなんだが、なかなか良くできたウォーミングアップだと思う。
 人前で・マイクを使って・話をする。きっと社会人生活を行っていく中ではそう珍しい時間ではないかもしれないが、いざ仕事とは全く関係のない“自分のことを語る”となると、案外に難しいものである。

 タモンの講義枠の中にはバイク系MCの分類を知っていただく基礎知識講座を毎回設けており、それに併せ、独自に作成した適正チェックシートで “自分がバイク系MCになるとしたらどのジャンルだろう”と、自分のやりたいこと・得意なことの方向性を今一度考える時間がある。
 松下塾は「バイク系MCに興味がある方」ならどなたでも大歓迎のワークショップだ。だからといって参加者さんが必ずしもプロを目指す方だけではないのも承知の上。MCの道に進まなかったとしても、自分自身の適性を見つめることはなにかと有用なことのはず、と思っている。


 少し話が前後するが、前回は「講師陣がどのような思いで普段マイクを預かっているか」を塾生の皆さんに聞いていただく趣旨が強かった。それは、まずは講師陣の個々の背景やバイク系MCという業種のことを知って頂きたいという思いも強かったし、更にはどのような方々に集まっていただけるかが未知数だった、という部分も大きかった。事実、ゲスト講師として参加下さった みし奈先生もご自身の講義の冒頭に「今日は何も話す事を考えずに来ました。いらっしゃった皆さんのお顔を見てから決めようと思ったからです」と始められた部分にも尽きるかと思う。

 今回みし奈先生は、あいにく不参加となってしまったのだが、初回の塾生の皆さんの様子から“滑舌練習”の提案を早々に示して下さっていた。その方法は「初見での音読」である。早口言葉にする必要はなく、「テキストは何でも良いのです」と。あくまで「初見でいかに文章を読み取って声に出来るか」が大事だという。みし奈先生のアドバイスのもと実践した“初見での原稿読み” に加え、口の開き方に重点を置いた発声練習なども行い、タモンの担当時間である前半 “実践編” は修了。

 ディナータイムをはさみ、後半・講師シモの担当する“言葉で行うコミュニケーション” の座学へと講義は進む。

“15秒自己紹介”は挙手制で順番を決める。いつ、どの順番で挑戦するかを考えるのもひとつの実地練習でもある。自己紹介後に気になったポイントなどを講師陣からアドバイス。写真はバイク業界でも活躍中の声優・難波佑香さん。

 講師シモはバイク系MCの中でもきっと異端児だ。現場での経験と自主勉強のみでイベント・レーシングアナウンスのテクニックを磨き、昨年度より晴れて鈴鹿8耐のオフィシャルアナウンサーに名を連ねるようになった。そんな彼は様々な自主企画の催しなども手がけているのだが、更に別の一面として学校や企業を対象としたセミナー講師としても活躍している。今回の講義は、そのセミナーでも好評を得ている“言葉で行うコミュニケーション”を題材に行われた。
 先に答えを言ってしまえば「なるほど、MCならではの言葉の捉え方は、一般の企業や社会人にとっても役立つのだな」と納得できるもので、それは同じMCの私にとっても “喋りの本質”を見つめる時間にもなり有意義な内容だった。
彼独自のノウハウを織り交ぜながら、実践する為のコツも少し披露されたところで…うまい具合に(?)時間切れとなり次回講義へと持ち越しとなった。

 というように、やはり回を重ねて参加いただいた方には相応に余すところなく学んで頂けるよう、次回以降にも1回目、2回目を踏まえた上のコンテンツを。そしてもちろん単発のご参加でも楽しみつつ学んでいただけるようにと思案中。皆さんのご来塾をお待ちしています。

シモ担当の“言葉で行うコミュニケーション”の講義中。話して聞かせながら、時に塾生の皆さんに問いかけながら進行する。講師は参加者の真剣な眼差しに応えるべくより頑張れるのだ。
 18:00~19:00で行われたタモン講義と20:00~21:00のシモ講義の合間はディナーの時間。タモンもシモもこの時間は各塾生さんとのお話しタイム。この場に集って下さった皆さんは前回も今回も流石コミュニケーション力が高く、自然と会話が広がっている様子が嬉しい。
トリプルカフェ特製【松下塾ディナープレート】毎回お任せながら目にも美味しいボリュームのある料理を提供いただけて有り難い限り。参考迄に、今回は大人一般価格でディナープレート+2ドリンク(アルコールok)8500円だった。U29割、一般早割なども設定も。次回価格はSNSなどでの発表を参照。

次回【第三回 松下塾】は10月25日(木)開催予定!

松下塾オフィシャルSNSにて随時更新予定です。
詳細は追ってのご案内となります。
今後も約二ヶ月に一度ペースでの開講を予定しています。
ぜひチェックを宜しくお願いします!

お申し込み・お問い合わせは主催(株)ワックアモールまで。
TEL:045-443-5800 MAIL:asahina_simo@ybb.ne.jp

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