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スバリストなら一度は住みたい!? 「群馬県太田市スバル町」

MotorFan / 2018年8月27日 11時55分

スバリストなら一度は住みたい!? 「群馬県太田市スバル町」

群馬県にはスバルそのまんまの町名が存在します。その名も「スバル町」。場所はスバル発祥の地、太田市です。

 スバルの本社は東京・恵比寿に存在しますが、スバルのお膝元といえば群馬県太田市。なぜ太田市がお膝元かというと、スバルの前身である中島飛行機が太田市に本社を構えていたからです。これは中島飛行機の創始者である中島知久平の出身地だったことに由来します。中島飛行機は世界でも有数の航空機メーカーとして、群馬県内はもちろん、三鷹など各地に工場・研究所を数多く持っていましたが、戦後紆余曲折を経て富士重工業として再出発。その際、太田工場もスバル360の生産拠点として稼働することになり、戦後も富士重工業の中心的な存在であり続けたのです。

群馬製作所本工場正門より。左は2016年に完成した西本館。正面は、かつて昭和天皇も行幸された中島飛行機本館だった建物。
正門前の交差点は、その名も「(株)SUBARU前」。当たり前ですが、ちゃんと社名変更に対応しています。
本工場の入り口には、1960年10月に開所した富士重工業群馬製作所の銘板が今も掲げられている。その上にはスバル町1-1の住所表示が。

 太田工場はスバル360の生産を始めるにあたり、群馬製作所本工場と名前を変更し現在ではレヴォーグ、インプレッサ、XV、WRX、BRZを生産し、まさにスバルの中心工場なのですが、その群馬製作所本工場の敷地がスバル町にあたります。ですので、スバル町の居住者というのはいません。太田市のホームページでは町別人口及び世帯数も紹介されていますが、そこにはスバル町は居住者がいないので掲載していない、と印されています。ですので、残念ながら「オレ、スバル町に住んでるんだぜ!」という自慢はちょっとできなさそうです。

スバル町の案内図。南面のカギ状になっている敷地は、一般住宅をさけているため。このように工場そのものが、スバル町1という土地なのだ。
案内図の横には「太田市 スバル町1」の表示板。

住むのはムリでも…

 しかし、スバル町に住むことは無理ですが、本籍を移すというワザがあります。本籍は実際に住んでいるところとは関係なく、日本国内ならどこにでも設定していいのです。なので、東京都千代田区千代田1番に本籍を置いている人も数千人単位に及ぶのだとか。であるならば、スバル町に本籍を置くのもアリかも!? ただ、現在は免許証に本籍地の記載が行われなくなったため、オフ会などで簡単に自慢できなくなってしまいました。そのためにわざわざ戸籍謄本を取り寄せて見せびらかすのも……ねぇ? まぁある意味自己満足の極地ではありますが、我こそは、というアバンギャルドなスバリストさん。本籍スバル町なんてどうですか!?

街を歩けばスバルだらけ。やっぱり太田市はスバルのお膝元だ!

 スバルのお膝元、太田市。やはり街中を走るクルマのスバル率も高いのです。インプレッサやレヴォーグなどのメイン車種はもちろんのこと、現在ではOEMとなっている軽自動車もバンバン太田市内を走っています。シフォン(タントのOEM)、ステラ(ムーヴのOEM)、プレオプラス(ミラ イースのOEM)、ディアスワゴン(ハイゼットワゴンのOEM)などなど、まるで太田市内まるごと走るスバルショールームのような様相を呈しています。失礼ながら筆者はここに来て初めてジャスティ(ルーミー/タンク、トールのOEM)が走る姿を見ました……。スバリストなら感動必至ではないでしょうか。ぜひ一度太田市にお越しあれ!

太田駅前にある太田市美術館 図書館にはスバル360が展示されていました。
スバル360の後ろにはラビットスクーターが、どちらもスバルを語る上で外せない重要車種です。
駅前レンタカーの店先にはステラのレンタカーが
太田駅で現行インプレッサG4のタクシーに遭遇! 日本でもココだけなんじゃないでしょうか。

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