西菱電機:LoRaWANを活用した農業IoTでトマト栽培環境を数値化
MotorFan / 2018年9月26日 19時35分
西菱電機は、兵庫県伊丹市内の若手農家で構成される伊丹市農業青年研究会と2018年4月から2018年8月までの期間においてトマトの施設栽培におけるLoRaWANを活用した農業IoTの実証実験を実施した。
「LoRaWAN」とは、低消費電力、長距離通信を特徴とするLPWA(Low Power Wide Area)通信方式の一つで、無線局免許が不要となる920MHz帯を利用する無線通信規格。LoRaWANの名称はSemtech Corporationの商標。
■背景
伊丹市農業青年研究会が伊丹市から受託した「農業情報技術(IoT)活用モデル事業委託業務」に基づいて、2017年10月から2018年3月まで、LoRaWAN対応の環境センサーを活用した栽培環境の「見える化」に関する実証実験を行い、2018年4月から2018年8月まで、伊丹市で注力するビニールハウスの完熟トマト栽培で検証を行った。いずれの実証実験も「Seiryo Business Platform(SBP)」が提供する農業IoTを活用したもの。
■成果
LoRaWAN対応の環境センサーを設置した伊丹市内ビニールハウスの栽培環境の数値化によって、これまで経験に依存していた水やり回数を1週間に8時間削減し、空き時間をミニトマトの出荷販売に充てることで収益増につながった。また、ビニールハウス内の温度や土壌温度の数値化によって、温度抑制用マルチや消毒の有効性が数値で確認でき、投資すべき資材が明確になるなどの施設栽培の改善につながった。
■今後の活用と展開
実験に参加した農家の中には「市民農園のお客様から今年は味が良い」といった嬉しい声を頂くこともできたとのことで、継続的にIoTを活用することにより農作物の品質向上にも期待が寄せられている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
高知大ベンチャー、AIで農業の生産性向上 独自モデル開発、生産から輸送まで負担軽減
共同通信 / 2025年1月3日 7時1分
-
センスウェイ、ASPIC クラウドアワード2024にて2部門同時受賞
PR TIMES / 2024年12月20日 16時45分
-
アークエッジ・スペース、共同研究の革新的エネルギー技術実証衛星「DENDEN-01」との通信に成功、運用開始
PR TIMES / 2024年12月20日 11時15分
-
持続可能な農業の新たな形 使用済みとなったココカラピート(ヤシガラ培土)を果樹栽培へと活かす、再利用事例を公開
PR TIMES / 2024年12月18日 20時15分
-
Nozomi Networks, Nozomi Guardian Air の日本市場での販売開始を発表
PR TIMES / 2024年12月16日 12時15分
ランキング
-
1「楽天ポイント」を最高にお得に貯める方法。“1ポイント=1円”以上の価値になるテクニックもあった!
女子SPA! / 2025年1月11日 15時46分
-
2寝るときの暖房は何℃が正解? オフタイマーは何時間で設定すべき? 【家電のプロが解説】
オールアバウト / 2025年1月12日 21時25分
-
3【話題】実は多い…「無口すぎる夫」に悩む妻たち SNS「話したい」相次ぐも、夫は「別に無言でも…」「話すことある?」
オトナンサー / 2025年1月12日 22時10分
-
4特殊清掃員が明かす「冬のお風呂で突然死」の壮絶現場。“ヒートショックのリスクが高い家”には共通点が
日刊SPA! / 2025年1月12日 15時54分
-
5映画「はたらく細胞」が"和歌山"で撮影されたナゼ ロケ地の人工島に「驚くような光景」が広がっていた
東洋経済オンライン / 2025年1月12日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください