初代のデザインに回帰!? ヤマハ・シグナスXがモデルチェンジ【125ccスクーター】
MotorFan / 2018年10月4日 13時55分
ホンダ・PCXやスズキ・アドレスシリーズとともに、125ccクラスの街乗り用スクーターとして人気を誇るヤマハ・シグナスXがモデルチェンジ。11月9日から発売される。329,400円。
ヤマハ・シグナスX……329,400円
手ごろなサイズ感とコストパフォーマンスに優れる125㏄クラスのスクーターは、今や生活に欠かせない存在だ。この“二種スク”を代表する一台が、ご存じ『シグナスX』である。日常の足としてのみならず、国内外問わずアフターパーツも豊富にリリースされていて、カスタムシーンでも大いに賑わっている。デビューしたのは2003年でその歴史は16年にも及び、ヤマハの筆頭モデルとして周知されている。余談だが、シグナスブランド自体は1982年の180㏄モデルが初出だ。
さて、そんなシグナスXが3年ぶりに5度目となるフルモデルチェンジを果たした。ここでは気になる変更点をチェックしていこう。まずは外観のデザインについて。主にフロントフェイスとリヤスポイラーが従来(4型)と大きく異なり、スポイラーはセパレートされてよりスポーティにアレンジされている。
フロント周りはヘッドライトが歴代で最もコンパクトに。モデルチェンジ毎に縦に伸びてきたデザインから打って変わってシェイプされている。全体のフォルムは4型のスパルタンなイメージそのままに、ヘッドライト周りはどことなく初代(1型)のシンプルなディテールを彷彿とさせる形状だ。
このヘッドライトは3灯式で、ロービーム時は左右が点灯し、ハイビームにするとセンターが追加で点灯される。今まではポジションランプのみLEDだったが、今回からヘッドライトを含めて全てLEDに! 夜間走行時の安全性が格段にアップされている。なお、テールユニットは従来通り、LEDテールランプ&ストップランプを採用し、デザインが変更されている。
フルデジタルメーターで機能を一層強化
もう一つのニュースは、メーターがフルデジタル仕様になったこと!! 歴代モデルは、速度計または回転計のいずれかが指針式のメーターを採用していたが、今回はバーグラフのタコメーターとデジタル表記のスピードメーターが、ひとつの液晶モニターに内蔵されている。その他、燃料残量や時間なども同時に表示。前モデル同様にブルーバックライトだから情報を瞬時に把握できるのもポイントだ。
12V DCジャックの採用でスマホを充電できる
最後は、インナーポケットの右上部分に追加された12VのDCジャックだ。USBソケットを使用することで、ナビと連動させたり、出先でもスマホの充電が行える。特に通勤・通学で使用されることが多いスクーターでは、後付けでDCジャックを装着するユーザーも多いことから、標準で備えられているのは嬉しい限り。これらの機能を充実させた影響もあってか、車体価格は従来モデルよりも10,800円高くなっている。
車体サイズについては、全長1890×全幅690×全高1115㎜と、先代の4型から全長が5㎜短くなり、全高が5㎜アップ。なおシート高(775㎜)、ホイールベース(1305㎜)に変更はない。車重は119kgとなり、約1kg重くなっている。
その他、諸言や写真を見比べた限り、エンジンの形式や最高出力、燃費、燃料タンク容量(6.5ℓ)、トランク容量(29ℓ)、ブレーキユニット、タイヤサイズなどに変更点は見当たらず、中身に関してはほぼそのままの可能性が高い。とは言っても、4型の時点ですでに熟成の域に達しており、そのパフォーマンスは申し分なし! 発売は11月9日なので首を長くして待とう!
主要諸元
型式:28J-SED8J
全長×全幅×全高(mm):1890×690×1120
軸間距離:1305㎜
シート高:775㎜
車両重量:119kg
燃費(WMTCモード値):37.3km/L
エンジン:空冷4ストロークSOHC4バルブ
最高出力:9.8ps/7500rpm
最大トルク:1.0kgf・m/6000rpm
始動方式:セルフ式
燃料タンク容量:6.5ℓ
タイヤサイズ:前110/70-12・後120/70-12
ブレーキ:前後ディスク
車体価格:329,400円
ディテールカット
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