新型クラウンはニュルブルクリンクで鍛えたことを謳う必要があったのか?
MotorFan / 2018年10月9日 12時55分
15代目となる新型クラウンは、ニュルで鍛えたという走行性能が話題となっている。だが、国内専用車のクラウンが“ニュルで鍛える”ことを謳うのはそれほど重要なことなのだろうか? PHOTO◎市 健治(ICHI Kenji)
今年6月に15代目となる新型クラウンがデビューした。6ライトのスポーティなフォルム、最新のトヨタの使いやすいインフォテインメントシステム、定評のあるTNGAプラットフォームの採用など、気合いの入ったフルモデルチェンジである。実際、受注も好評で、発売から約1カ月で月販目標台数の約7倍となる3万台の受注を受けたという。依然、日本ではクラウン人気が根強いことを証明した形だ。
そんな売れっ子の新型クラウンだが、個人的に気になる点がひとつある。それは、“ニュルブルクリンク北コースで走りを鍛えた”と喧伝していることだ。ニュル北コースといえば言わずもがなポルシェやGT-R、シビックタイプRなどのスポーツカーの開発でも使われた世界一過酷なドイツのサーキットである。上記ようなの圧倒的な性能を求められるスポーツカーであれば、積極的にニュルで鍛えたことを宣伝する必要性はわかるが、果たして国内専用車のクラウンがニュルでの鍛錬を売りにする必要性があるのだろうか?
もちろんニュルで走りを鍛えることは、ドイツ勢のライバルと戦うために必須だったのだろう。走りの性能が上がるのはユーザーメリットにもなる。
だが、クラウンのユーザーはニュルで走りを鍛えたということを重要視するだろうか? そこはしれっと隠して、「新型クラウンの走りってすごいよね」と購入したオーナーが感じたり口コミで広がったほうが自然体な気がしてならない。同じトヨタのC-HRもニュルで鍛えたそうだが、クラウンしかり、ユーザー側とメーカーの間にやや乖離があるように思えるのは気のせいだろうか?
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「4WDでこんなに曲がるクルマってあるんだ」 開発陣が語る『GRヤリス M コンセプト』誕生の裏側とニュルの厳しさ…東京オートサロン2025
レスポンス / 2025年1月12日 9時30分
-
TOYOTA GAZOO Racingが原点回帰!東京オートサロン2025へ「ニュルブルクリンクでのクルマづくり」をメインテーマとしたブースを出展
バイクのニュース / 2025年1月10日 19時10分
-
トヨタが「超凄いヤリス」世界初公開! 2Lエンジン&ミッドシップ採用!? 可変ウイング仕様も登場!? ニュル参戦やGR86進化、ランクルなどドドッとオートサロンで発表
くるまのニュース / 2025年1月10日 9時50分
-
スポーツカーに未来はあるのか “走りの刺激”を伝え続ける方法
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月20日 6時10分
-
「これならアメ車欲しいかも」米国車初のニュル7分切り、『マスタングGTD』の進化にSNS興奮!
レスポンス / 2024年12月18日 20時0分
ランキング
-
1一人で暮らす老いた親の「ヒートショック」を防ぐ対策法は?【介護の不安は解消できる】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月13日 9時26分
-
2オフィスの窓から飛び降りて、障がいを負った33歳女性が語った「壮絶半生」と「今、伝えたいこと」
日刊SPA! / 2025年1月13日 8時53分
-
3豆腐を洗おうとした女性、彼氏に阻止されムカッ 「なぜ洗おうと思った?」「私は洗う」ネットは意見が真っ二つ
まいどなニュース / 2025年1月13日 11時30分
-
4無印良品の「極小カミソリ」の使い勝手が最高。ポーチにひとつ忍ばせておきたいワケ
女子SPA! / 2025年1月13日 15時46分
-
5本格的な冷え込み…怖いのは「湿度の低下」「水分不足」 基礎疾患を持つ人は特に注意を 医師が語る
よろず~ニュース / 2025年1月13日 13時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください