1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

さすがに5人はキツかった。実証実験 マツダ CX-3 居住性はどうか? 後席の快適性は?

MotorFan / 2018年10月9日 18時55分

さすがに5人はキツかった。実証実験 マツダ CX-3 居住性はどうか? 後席の快適性は?

扱いやすいサイズ感とデザインで登場当初より人気を博す、マツダ CX-3。そのコンパクトさは街乗りにも適し、5月のビックマイナーチェンジから人気がさらに加速。そのBセグメントSUV・マツダ CX-3 に、184cm(♂)177cm(♂)164cm(♀)の3人が挑む。居住性は? 後席の乗り心地は?

 最近は、SUVが人気だ。アウトドアが趣味だ! という人だけでなく、家族や友人を乗せる普段使いのクルマとして選ぶ人が多く、街中でもSUVを目にする機会はとても多くなってきた。
 さて、そんなSUV、「カッコいいから乗りたいのだけど、大きさが……」と考えるかたは多いだろう。そんなかたには、BセグメントSUVがおすすめだ。
 身長184cm、177cmの男性と164cm女性の居住性チェッカー3名が、今回はBセグSUVで人気のマツダ CX-3 に乗り込んでみた。

 最初にサイズ感のおさらいをしてみよう。

美しいデザインも人気のひとつ。ところで、CX-5とはどれくらい大きさが違うのだろう?

 CX-3のボディサイズは
全長×全幅×全高:4275mm×1765mm×1550mm
ホイールベース:2570mm
 となっている。CX-5の
全長×全幅×全高:4545mm×1840mm×1690mm
ホイールベース:2700mm
 と比べると
全長は270mm、全幅は75mm、全高が140mmと全体的に小振りになり、より手軽なサイズ感となっている。それでは、実際に座ってみよう。

身長164cmの女性ドライバーが前後に座ると……後席の膝前は18cm!




 前後164cmくらいの乗員はOK。お母さんが運転、後席に子ども、という状態であれば、まったく問題がないと言えるだろう。

では、ドライバーが164cm のとき、後席は身長何センチくらいまでイケるか?

177cm 男性が座ると、膝前は12センチ。子どもが大きくなってもまだ大丈夫そう。

184cm 男性の膝前は7センチと、ちょっと厳しめ? 長距離は……無理ですかね。

 乗る距離にもよるが、ドライバーの身長が164cmくらいであれば、後席は175cm前後の身長まではオッケー。だが、居住性を考えると170cmくらいまでがベストかも。

身長177cm男性ドライバーが前後に座ると……後席膝前は7cm

前後に身長177cmの乗員は、さすがに厳しめですね。
お父さんが運転、子どもが後席であれば問題はなさそうだが……。

184cm 男性ドライバーが前後に……は座れません。残念ですが。

184cmの高身長だと、運転席でも少々みっちり感が。
想像はしていましたが、瞬間的に厳しいことがわかる。
運転席シートバックに脚がベタつき。残念。

 ドライバーが184cm 、後席にも184cm の男性だったら、という微妙にありえなさそうなシチュエーションも試してみた。無理です。残念ながら、ニークリアランス、なし。

 ただ、そんなことも滅多にないので、身長が164cm の女性が後部座席に座ったときの膝前も測ってみました。約12センチ。これは、アリです。身長177cm の男性も座ってみましたが、3センチとちょっと動いたらつかえる数値でしたので、やはり残念ながら移動するには適しませんね。

そんな3人、後席に乗ったらどうなる?

 身長184cm/177cm/164cmの3人の大人が後席に座るとどうなるか?
 この3人が後席に座るというのは、乗員サイズとしてはもっとも大きな組み合わせと言っていいだろう。CX-3の後席にその組み合わせが座るとどうだろう。
 実際に座ってみよう。

シュールすぎる光景なことはご容赦ください。

 乗ってみた。
 無理だった。
 肩が完全に被り、足元もかなり厳しい。とくにセンタートンネルがあるため、足を左右に流すが、どちらに流しても左右乗員から苦情が出ることは間違いないだろう。兄弟であれば、喧嘩の元だ。

 CX-3 はマックス4名の乗車が望ましいという結論に至った。
 
 では、居住性から少し脱線して……

リヤゲートの高さはこんな感じ

左から164cm、177cm、184cm。3人が立った状態

164cm でリヤゲートノブに手をかけた状態を写真を見ると、意外や開口高は、高め?

実際に後席に座って移動をする。乗り心地はどうだろう。


 ドライビングインプレッションなどは、他にたくさん出ているのでそちらを参考にしていただくとして、後席の乗り心地はどうだろうか。
 
 シートは革シート。常に思うが、ファブリックのほうが、確実に乗り心地は良いと思われる(そう言ってはいるが、私は革シート否定派ではない。念のため)。
 試乗は高速・一般道(悪路中心)で2時間ほど。

 後席に座る。コックピットやダッシュボードなど、デザインがステキなので、座った感じは良い。このサイズで高級感を感じられるのはうれしい。
 しかし……残念ながら後席の乗り心地は、悪い。突き上げ感はうまく吸収されているように感じるが、横にブレる感じが気になった。また非常に残念ながら……うるさい……。走行時にはいろんな音が入り混じり、前席との会話明瞭性もいまひとつだ。

 今年5月に大幅改良が施され、その乗り心地は格段に良くなったとも言われているし、このサイズ感から考えると、CX-3はかなり頑張っているということは重々承知しているのだが。CX-5の乗り心地がすばらしすぎるため、試乗時のハードルが高くなってしまった感も否めないのだが(ごめんなさい)。でも、もう少し後席居住性にも愛情を注いでほしいなぁ、と思ってしまいました。

 ちなみに、ドライバー+助手席の2名乗車だった場合は、問題はあまり感じられず。基本的に自分が乗るだけだったり、カップル・夫婦・友人同士など2名乗車で使うことが多いのなら、OKだ!
 ダメと言っているクセに勧めるの? これだからメディアは……って思うなかれ。勧めるにはれっきとした理由があるのだ。
 

なぜなら、CX-3はカッコいい!

 外装も内装もこのサイズのSUVのなかではダントツにカッコいい! オススメするには充分な理由です。はい。

↓ CX-3をイロイロ測った! こちらの記事もどうぞ ↓

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください